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危険を察知したらすぐ離れて!あおり運転と判断する基準とは
社会問題として取り上げられることも増えているあおり運転はとても危険で、犯罪行為になります。気付かないうちに巻き込まれる可能性もありますので、あおり運転とはどのようなものなのか判断する基準を確認しておきましょう。
- 車間距離を詰める
- 無理な追い越し
- 幅寄せ
- 蛇行運転
- 反復したクラクション
- 対向車線からの逆走
- 低速運転(逆あおり運転)
- 高速道路などでの駐停車
- 必要のないハイビーム
- ものを投げる
- 車両を殴る
- 暴言を吐く
このような行為はあおり運転とみなされる可能性が極めて高いので、速やかに適切な対応を取るようにしましょう。
あおり運転を受けた時にすべき『5つの対応』
あおり運転は命に関わるとても危険な行為です。被害者側には動揺せず、あおり運転を増大させない行動が求められます。
- 道を譲る
- 人目の多い安全な場所に車を停める
- ドアや窓は絶対に開けずロックする
- 警察へ通報
- 証拠となる動画や写真を撮る
この5つの対応は身の安全を守るために忘れないようにしましょう。それぞれ詳しく解説します。
1.道を譲る
あおり運転の多くは、後ろからの車間詰めに始まることがほとんどです。もし後方から車間詰めされてきたら、速度を落としたり、路肩に止める、車線を変更するなどして、速やかに道を譲るようにしましょう。
また、高速道路では右側は追い越し車線となっています。右側の車線でノロノロ運転していると、後続車のドライバーの怒りや不快感を増大させ、あおられる可能性も高くなります。あおり運転に巻き込まれないためにも、追い越し車線を走り続けることはやめましょう。
2.安全な場所に車を停める
あおり運転に遭遇して、道を譲っているのにも関わらず執拗に嫌がらせを続けられた場合は、安全な場所に車を停めるようにします。怖いからとスピードを上げて逃げようとしたり、危険を知らせようとクラクションを鳴らすのもかえって危険な状況につながります。
安全な場所とは、一般道では営業中のお店の駐車場や人通りのある路肩、高速道路ではサービスエリアやパーキングエリアなどです。人目の多い場所で車を停めることがポイントです。
ですが、近くにそのような場所が見当たらない場合は、落ち着いて車を停車させても危険でない場所で停車してくださいね。
3.ドアや窓は絶対に開けずロックする
加害者によっては、車から降りてきてドアを開けようとしたり窓ガラスをたたいてくることもあります。脅迫してくるだけでなく、車から降ろそうと挑発してくることもあるでしょう。そのような時は、決してドアや窓を開けてはいけません。
全てロックをして、できるだけ反応しないようにします。車の窓ガラスは強化ガラスなので、簡単にすぐに割れることはないとのこと。ガラスが割られるからとドアを開けるのはかえって危険です。
4.警察へ通報
安全な場所に停車したら、速やかに警察に通報します。
- あおり運転をされた状況
- 停車中の場所
- 相手の車のナンバーと色、分かれば車種
証拠となる動画や写真などは、その後の捜査に役立ちますが、証拠があっても操作は難航することも多いとのこと。証拠をおさえる前にまずは警察へ通報しましょう。
5.証拠となる動画や写真を撮る
現在では録画できるドライブレコーダーを搭載している車も多いです。スマートフォンや携帯電話を所有している人もほとんどですよね。警察に通報したら、記録に残る動画や写真を撮っておきます。
- 相手の言動
- 相手の車のナンバー
どちらもその後の捜査に役立ちますので、落ち着いて対処しましょう。
巻き込まれないよう周囲の車の動きには注意しておく
同じ状況でも、あおり運転による事件や事故につながるケースとそうでないケースがあります。その違いは、巻き込まれる側の判断力も影響していることが指摘されています。
運転中は周囲の車の動きに注意を払い、車間詰めなど行われた際はすぐに道を譲るように心がけましょう。あおり運転をしてくる車から距離を置くための行動を早めに取ることで、重大な事故や事件に巻き込まれる可能性は低くなります。