法事はいつまで続く?どこまでやるべきなの?

お墓

法事は、長い年月をかけて執り行われます。最長100年行われますが、一般家庭の場合百回忌を行うのは難しいですよね。かといって、早々に永代供養を行ってしまうのも考えものです。一般的にどれくらいまで法要を行うべきか、チェックしておきましょう。法事の執り行い方についても解説しているので、参考にしてみてください。

法事はいつまで続くの?

法事のイメージ

法事とは、故人を偲び供養する行事のことを指します。長い年月をかけて法事が行われることが多く、仏教徒であればなんらかの法事や法要に参加したことがあるという人が大半です。

  • 忌日法要…人が亡くなって100日の間に行う法要
  • 年忌法要…人が亡くなって100年の間で行う法要

いつまで年忌法要をするか悩むという人は、実際とても多いです。一般的には、どれくらいの年月法事や法要を行うべきなのでしょうか?

長く続く法事…いつまですべき?

考える喪服の女性

法事は、長い年月をかけて行います。どれくらいの年月法事をするのが一般的なのかをまとめました。

三十三回忌で永代供養に切り替える人が多い

三十三回忌で永代供養を行う理由は、以下の通りです。

  • 故人を知っている人が、少なくなった
  • 年忌を開催する遺族の年齢が上がってきて、心身への負担が大きいと感じやすくなった
  • 仏教の多くの宗派が、33年経過すれば極楽浄土へ行けるといわれているため

33年という時間は、小さな子どもだった人が結婚して新しい家族を築いているほどの長い年月です。大人の場合、33年もの年月を重ねると、青年期の人は壮年期に差し掛かるほどの年月が経過を指します。

法要を開催するのは、体力とお金がかかります。負担が大きくなりすぎない目安として三十三回忌で永代供養に切り替える人が多いのは、このような理由が挙げられるからです。

切りよく五十回忌までする人もいる

半世紀という節目まで法事を行い、永代供養に切り替える人もいます。

  • 生前お世話になった…強い恩義を感じているなど、特別な感情が強い
  • 自分が元気なうちは、できるだけ年忌を行いたいと思っていた…五十回忌のあとは百回忌なので、執り行うのが難しい
  • 法要をするのは、遺された人間のすべきことだと強く思っている

法事を行う年月の長さは、各家庭でばらつきがあります。五十回忌まで執り行うことは、決しておかしなことでも、悪いことでもありません。無理なく行える環境が整っているのであれば、長く先祖を供養しましょう。

法事の進め方

僧侶

法事を執り行うときは、以下のような手順で準備を進めます。

  • 法事の日時を取り決める…住職と相談し、決定する
  • 会食の有無を決める…会食する場合は、何年の法要なのかを相手に伝え、大体の会食参加人数に応じてお店の予約を取っておく
  • 招待する人への、招待状を作成
  • 会食会場の担当者と打ち合わせを行い、参加者の心身に負担が少ないよう配慮する
  • 返礼品を準備する…一律3,000~5,000円前後のものを用意
  • 僧侶へのお礼を準備しておく…3万円ほどが相場(御車代・ご膳料・お布施込)

法事は、参加する人数が多くなるほどお金がかかります。遺族のお金の事情や、故人の性格などを加味して、どんな人に声をかけて法事を行うか決定してくださいね。

まとめ

法事は長く続くものです。遺族が故人を偲ぶ人して、無理なく過ごせるよう配慮して法事を行いましょう。

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