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「夜食を摂ると太る」は明確に証明されていない
昔から「夜遅くに食べ物を摂取すると太りやすくなる」と言われてきました。しかし、実はこの説は明確に証明されていないのです。
この説を肯定した論文と否定した論文は多数存在しますが、これらの論文を精査し研究した結果、食事の時間自体が太りやすさにつながるとは言えないという結論が出たのです。つまり、明確な証拠はない、ということです。
その理由として、この説は食べる時間ばかりに気を取られており、エネルギー摂取量を考慮していないことが挙げられています。
1日の摂取カロリーが消費カロリーを超えなければOK
夜食を摂ると太るという説は、夜に食べても消費カロリーが少ないため、摂取カロリーが消費カロリーを超えてしまうからと考えられています。
また、夜は日中よりも食欲が増す人が多いため、つい無意識のうちに食べ過ぎてしまうことで、カロリーオーバーしやすい点も影響しているでしょう。
つまり、1日の摂取カロリーと消費カロリーを計算し、1日の摂取カロリーが消費カロリーを超えなければ、夜に食べても肥満にはつながらないと考えられているのです。
夜食で食べたくなる食べ物ランキングトップ5
では、実際に多くの人が「夜食でこれが無性に食べたくなる!」という食べ物には、どのような食べ物が挙がっているのでしょうか。ここでは世間の調査結果をもとに、夜食で食べたくなる食べ物をランキング形式で紹介します。
第5位 チョコレート
「夜になると甘いものが食べたくなる」という人は多くいます。特に女性にこうした傾向が強く見られます。その中でも、甘いもの代表でもあり、手軽に摂取できるチョコレートを食べたくなるという人は多いです。
チョコレート菓子にも多くの商品がありますが、やはりつい摘んで食べられる小粒サイズの甘いチョコレートの人気が高いようです。
第4位 スナック菓子
「カロリーが高いのに…」という罪悪感を抱えながらも、ついつい夜中につまみたくなってしまうのがスナック菓子です。しょっぱいものや辛いもの、甘さが加わっているものなど多くの種類があるのも魅力的ですよね。
「テレビを見ながら食べたくなる」「お酒のつまみとして食べたくなる」といった意見が多く、手軽につまめるというのも1つの要因でしょう。
第3位 スイーツ
先ほどチョコレートが食べたくなる理由として「夜中になると無性に甘いものが食べたくなる」という人が多いと話しました。最近では、夜遅くまで開いているコンビニなどで手軽にスイーツを買えるようになっていることから、夜中にスイーツが食べたくなるという人も男女共に多いです。
ちょっとした和スイーツや、安いのに本格的な生チョコ、さらにケーキやプリンなどの本格派スイーツまで、ついつい甘いものを摂取したくて…と、仕事帰りなどにコンビニに寄ってしまう人は少なくありません。
第2位 アイス
お風呂上がりに暑さを和らげるためにとアイスを食べてしまうという意見も多いです。特に夏場はお風呂上がりに関係なく暑さが襲うため、つい冷凍庫にアイスを大量にストックしているというご家庭も少なくありません。
口の中がさっぱりする上、スッと口の中で溶けるためにあまり罪悪感を抱かなくて済むという点も、ついアイスを食べたくなってしまう要因でしょう。
第1位 ラーメン
堂々の第1位に輝いたのは、ラーメンでした!とにかくカロリーが高く、こってりとした夜食の代表格と言っても過言ではないラーメンは、男女共に「食べたくなる」という意見が多かった食べ物です。
夜中に家で本格派ラーメンを作るというよりは、ストックしていたカップ麺につい手を伸ばしてしまうという意見が多く見られました。
中には「お昼には絶対に食べたくならないのに、なぜか夜になると無性に食べたくなる」という声や、「夜中に食べると昼に食べるよりも美味しく感じる」という声もありました。
夜食で食べるものはカロリーや成分を考えて選ぼう
いかがでしたか。皆さんもつい賛同してしまうような夜食で食べたくなる食べ物があったのではないでしょうか。夜に食べる場合は、時間帯よりも、摂取カロリーが消費カロリーを大幅に超えないよう注意して選びましょう。