実はやってはいけない『手紙』における4つのタブー

手紙を書く手元

手紙を書くことは、非常によいことです。手紙でしか伝えることができないぬくもりや、距離の近さを感じることができます。しかし、手紙の書き方が身についていないとマナー違反な手紙を書いてしまうかもしれません。相手との関係が悪くなるのを防ぐためにも、手紙を書くときに守るべきマナーと注意すべきタブーを知っておきましょう。

手紙には好きなことを好きなだけ書いてよいわけではない

手紙を書く様子

手紙を書くとき、自分の気持ちだけを書き連ねてしまうのはNGマナー。親しい人が相手だとしても、タブーが目立つ手紙を送ると、相手が不快な思いをしてしまうかもしれません。どのような手紙がマナーに反しているのかを、チャックしてみましょう。

実はやってはいけない『手紙』における4つのタブー

制止する女性

手紙を書く上でやってはいけないことは、以下の通りです。

1.いきなり本題を書く

日常会話を友達とし始めるとき、挨拶をしてから話すものです。手紙だからといって、一方的な内容になってもよいわけではありません。本題だけを一気に書いてしまうと、いきなり話始めたような印象を持ち、相手が驚いてしまう可能性があります。

マナーが守れていないので、受け取る人によっては不快感を持つことがあるので注意しましょう。

2.末文を書かない

末文は、相手の健康などを祈る大切な部分です。抜け落ちていると、自分のことだけを相手に押し付けている印象を持たれてしまうかも。

文末の有無によって、受け取る人の心境が変わることもあります。自分のことだけでなく、相手のことを大切に思っているのであれば絶対に書いておくべきです。

3.結語が抜けている

一緒にいた友人などと別れて帰宅するとき、「またね」など一言かけるものです。手紙も結語で相手に「さようなら」「それでは」と伝えるのがマナー。

話したいことだけを書いて、感謝などもなく文章を締めてしまうと、親しみを持ちにくく身勝手な印象を持たれやすいので注意してください。

4.後付けを書かないまま終了している

後付けで書くべき内容は、以下の通りです。

  • 手紙を書いた日付
  • 自分の名前
  • 宛名

追伸を書く場合は、宛名から少し離した位置に、本文よりも小さめの字で書いてください。後付けがないと、手紙の締めくくりが悪く、受け取る相手によっては尻切れトンボのような印象を持ってしまうかもしれません。

5.癖のある字で手紙を書く

手紙を書くときの大前提として、誰が見ても読みやすい字を書くのが礼儀です。どんなに親しい人が相手であっても、読むのに時間がかかってしまうような癖の強い字で手紙を書いてしまうのはNG。

相手に失礼のない手紙の書き方

手紙と万年筆

相手に失礼にならない手紙の書き方は、決して難しいものではありません。

  • 最初に前づけと挨拶文を書く…「前略」と書いたら、挨拶文は省く。目上の人には「拝啓」と書き、挨拶は省かない。
  • 挨拶文を書いて、本文を書く…「て・に・お・は」を省かずに書く。自分の名前が行の最初に来たり、相手の名前が文末に来る文章は避ける。
  • 本文後、末文と結語、後付けを書く。

上記のことに加えて、誰が見ても読みやすいキレイでしっかりとした字を書くということが重要です。

まとめ

手紙の書き方をマスターして、大切な人に近況報告をしてみましょう。手紙だからこそ伝わるぬくもりを交換し合い、より身近に相手を感じられる機会を作ってみてください。

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