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至る所で見かける「歩きスマホ禁止」の文字
スマホを多くの人が使用するようになってから、駅構内や歩道付近など、至る所で『歩きスマホ禁止』との注意書きが見受けられます。
数年前から歩きスマホは非常に危険である、他者を巻き込む危険性があるとして注意喚起されていますが、いろいろな場所で歩きスマホをしている人を見かけると、完全に注意喚起が浸透しているわけではないと考えさせられます。
歩きスマホによる事故で年間約40人ほど救急搬送されている
しかし、これだけ厳しく注意喚起されているため、それだけ歩きスマホが危険であることは広く知られているはずです。
実際、ここ数年間の歩きスマホに関わる救急搬送件数を見てみると、年間約40人ほどが搬送されていることがわかります。この数字は、一見少ないように見えますが、救急搬送のみの数字なので、実際、歩きスマホによる軽い怪我やトラブルはもっと多いと考えられます。
また、歩きスマホによって救急搬送された人の年齢層を見てみると、20代〜30代が最も多く、次いで40代〜50代が多いことがわかります。
歩きスマホが超危険な『5つの理由』
では、具体的に歩きスマホにはどのような危険性が潜んでいるのでしょうか。ここでは改めて歩きスマホがもたらす危険性について確認していきましょう。これを読んで、ぜひご家族にも歩きスマホの危険性を伝えてください。
1.視界が狭まり障害物や周囲の人を避けられない
歩きながらスマホを触っていると、ついスマホに意識が集中してしまい、視界が普段以上に狭まってしまいます。すると、いつもならば避けられる障害物や周囲の人にぶつかってしまうリスクが高まるのです。
柱や壁にぶつかるだけならば大きな事故につながりにくいですが、階段付近で周囲の人にぶつかると、その人を巻き込んで転げ落ちてしまう大事故につながる恐れもあります。
また、足の悪い高齢者や妊婦さん、ベビーカーなどにぶつかってしまうと、取り返しのつかない事故や大怪我につながる危険性もあるので、歩きスマホは他者を巻き込むリスクも非常に高いと理解しておきましょう。
2.スマホに夢中になりすぎて危険を回避できない
スマホを触っていると、つい他のことに意識が向かなくなるくらい夢中になってしまうことがあります。歩きながらスマホを触っているときも例外ではありません。
スマホに夢中になりすぎるあまり、階段を踏み外したり、目の前を横切る自転車に気づかず衝突してしまったりと、普段なら回避できる危険を避けることができなくなる恐れがあります。
歩いている最中にスマホをしていると、注意力が低下してしまうため、あらゆる危険に巻き込まれる恐れがあると改めて理解しておきましょう。
3.足元への注意力が低下して転倒につながる
平坦な道を歩いていても、歩きスマホによって足元への注意力が低下することで、ちょっとした段差や凹凸につまずき、転倒してしまう事故も発生しています。
アスファルトの道路や歩道などは、一見綺麗に整備されているように見えますが、意外とブロック同士の間に隙間が生じていたり、凹凸があったりします。
単なる転倒でも、体勢によっては大怪我につながる危険性もあるので、歩きスマホはどのような場所でも控えてください。
4.信号の切り替わりに気づかず道路に飛び出してしまう
歩きスマホをしていると、注意力が低下したり、スマホに夢中になりすぎて意識が周囲に向かなくなったりします。
横断歩道付近などで歩きスマホをしていると、信号の切り替わりに気付かず、歩行者側が赤信号になっているのに道路を横断しようとしてしまうという危険性も考えられます。
また、注意力が散漫していることで、足元がおぼつかなくなり、つい車道側へとふらっと体重移動させた際に交通事故に遭ってしまうというケースも報告されています。
このように道路付近で歩きスマホをしていると、さまざまな危険性が何通りも考えられるので、絶対にやめましょう。
5.ひったくりや痴漢被害に遭いやすくなる
公共交通機関や人通りの多い場所では、ひったくりや痴漢被害に遭いやすくなるという理由も、歩きスマホをやめるべき理由として挙がります。
歩きスマホをしている人は、注意力が低下しているため、ひったくりや痴漢から見ると、格好のターゲットになると言います。実際、ひったくりや痴漢をした人の供述の中には、「スマホに夢中になっているから」という文言が入ることも多々あるそうです。
こうした供述から見ても、歩きスマホは事故や怪我といった危険性だけでなく、他のトラブルに巻き込まれる危険性も高くなることがわかります。
歩きスマホは想像以上に危険!ながらスマホは今すぐやめて
いかがでしたか。改めて歩きスマホの危険性を確認すると、いろいろなトラブルや事故につながりやすいことがわかります。歩きスマホは思っている以上に危険です。歩きスマホはもちろん、ながらスマホも今日からやめましょう。