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子どもの幸福度を下げてしまう親は存在する
子どものことを幸せにするのは、親の役目のひとつといえます。しかし、親の行動などによって、子どもが不幸になってしまうことが多々あるものです。どこのような行動が子どもの幸福度を下げてしまうのか、チェックしてみましょう。
子どもの幸福度を下げてしまう『親のNG行為』6選
子どもの幸福度を下げてしまう親の行動は、以下のものが挙げられます。
1.親が過干渉
子どものことを心配するあまり、過干渉になってしまうのはよくありません。
- なにをするにも口出しする
- どこに行くのか、なにをするのかなど、外出前に根掘り葉掘り聞きたがる
- 子どもが遊びに行くとき、絶対に親が同行する
子どもには、子どもの世界があります。
2.子どもを自分の言いなりにさせたがる
子どもは、自分の言うことをなんでも聞くためにいるのではありません。
- 子どもを脅し、主体性を奪う
- 言いなりにならなければ、不機嫌になったり泣いて大騒ぎする
- 子どもの意思や意見は無視
子どもが、自分で考えることをあきらめてしまうような育て方をしてしまうのはNG!
3.子どもの言うことを全否定する
子どもが話していることを信用しないのは、子どもの心の成長を邪魔する行為です。
- 子どもの話の上げ足を取り、小ばかにする
- なにを言っても全否定し、子どもの話に耳を傾けない
- 子どもが話し始めると、結論だけ言わせて、話を聞かない
子どもは、今日あった出来事を親に話すことで気持ちを整理している部分もあります。
4.子どもが泣いていると怒って突き放す
子どもが泣いている理由を知っておきながら、子どもを怒るのはよくありません。
- 親は自分を受け止めてくれないことを知り、悲しくなる
- 親から捨てられてしまうのではないかという不安に駆られる
- 自分が泣いたから親の機嫌が悪くなったんだと、自分を責める
子どもが泣いているということに背を向け、泣き止むよう強要するのは絶対NG!
5.ほかの子と比べる
子どもの個性を認めず、他者と比べるのはナンセンスな行為です。
- 自己肯定感を持つことができない
- 劣等感が強く、自分はダメな人間なんだと思い込んでしまう
- ほかの子への嫉妬などを募らせ、周囲との関係がぎくしゃくする
子どもを叱咤激励したいのであれば、他の方法を選びましょう。
6.体罰やネグレクトが日常的に行われている
体罰やネグレクトといったDV行為は、大人であっても心が荒む原因になります。
- 子どもが親の存在に常におびえ、顔色をうかがいながら生活している
- 体罰がばれないよう、外では明るくふるまわなければならない
- 劣悪な環境で、我慢ばかりの生活をしている
子どもの心身に多大な影響を与えてしまう、絶対にすべきではない行動です。
子どもの幸福度をアップさせる方法
子どもの幸福度をアップさせるためには、子どもの気持ちになって寄り添うことが重要です。
- 子どもの意見に耳を傾け、ひとりの人間として受け止めている…フラットな関係を築く
- 子どものミスを頭ごなしに責めず、どうしてこうなったのかを一緒に考えてあげる
- 子どもの個性を認め、その子にあった接し方をする
- 子どもを他者と比べず、のびのびと育てる
- 子どもの行動に制限ばかりかけず、ときに自由にさせる
自分が子どものころ、親からしてもらってうれしかったことやたのしかったことを、自分の子どもにもやってあげましょう。
まとめ
子どもの成長に、親とのかかわりは不可欠です。適切な関係を築き、子どもの幸福度を上げてあげましょう。