『冷やしてはいけない果物』5選!美味しく保存する方法・コツは?

桃とメロン

果物の多くは冷蔵庫で保存することで甘みが増したり、鮮度やみずみずしさを保てます。ところが種類によっては、冷蔵庫で冷やすことで美味しさが損なわれたりジューシーさが奪われることもあり、保存方法に迷う方も少なくないでしょう。『冷やしてはいけない果物』と美味しく保存する方法・コツについてご紹介します!

冷やさないほうがいい果物の特徴

スイカ、ブドウ、桃、メロン

果物だから何でも冷蔵庫で保存したほうが鮮度や美味しさを保てるわけでありません!スイカやぶどうなど、果物の多くは冷やすことで甘みも増し、美味しく食べることができます。一方で、冷やさないほうが美味しくなる果物も複数あるので、その果物に適した方法保存が求められます。

冷蔵庫で冷やさないほうがいい果物の特徴は以下の通りです。

  • 温暖な地域や南国のフルーツ:冷やし過ぎは低温障害を起こしやすい、食べる前に冷蔵庫で冷やす
  • 収穫後に追熟させるフルーツ:完熟前に収穫されているため常温保存で追熟させる、追熟したら冷蔵庫で保存する

『冷やしてはいけない果物』5選!

マンゴーとバナナ

ここからは冷やさないほうが美味しく食べられる果物とその保存方法を紹介します。

1.バナナ

バナナは暑い地域で育つため低温に弱く、冷蔵庫に入れると追熟が進みません。それだけでなく、低温障害で皮が黒く見た目も悪くなるため常温保存が基本です。

ですが、お好みの状態まで追熟したバナナを長持ちさせたいときは、冷蔵庫で冷やしてもOKです。食べるときは冷えた状態より常温に戻してからのほうが甘味が感じられます。

保存方法

  • バナナを包装袋から取り出し、直射日光の当たらない常温で風通しのよい場所で保存
  • バナナスタンドなどでつり下げて保存すると傷みにくく長持ちする
  • 長持ちさせたいバナナは1本1本切りはなし、新聞紙などに包んでビニール袋に入れてから野菜室で保存

2.メロン

メロンもバナナと同様、出荷時は完熟していない状態のため果肉が固い場合がほとんどです。食べごろになるまで追熟させる必要があるため、常温で置いておきましょう。

寒いところでは追熟が進まないので冷蔵庫には入れませんが、常温で熟しすぎると柔らかくなり、えぐみが出てきますので熟しすぎには気を付けてくださいね。

保存方法

  • 風通しよく直射日光が当たらないところでフルーツキャップをつけたまま保存
  • 完熟状態になったらすぐに冷蔵庫の野菜室で保存
  • そのまま野菜室に入れるのではなく保存袋などに入れる

3.桃

桃も常温で保存することで追熟され、より甘味が増します。冷蔵庫に入れて冷やすと特有のジューシーな本来の甘さが失われます。常温保存しておき、ヘタの周りが柔らかくなってきたら食べごろです。

保存方法

  • 風通しの良い冷暗所でフルーツキャップをつけたまま保存
  • フルーツキャップが無い場合は新聞紙やキッチンペーパーなどで包み乾燥から守る
  • 桃は冷気や乾燥に弱いためエアコンの風が当たらないように気を付けて保存する
  • 食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やす

4.マンゴー

マンゴーも収穫時は完熟状態でないため、追熟をしてから食べます。温暖な地方で栽培されているため、低温に弱く冷蔵庫に入れると表面が黒ずんできて、風味が悪くなる「低温障害」を起こしやすくなります。桃と同じよう、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすようにしましょう。

保存方法

  • 風通しの良い冷暗所でフルーツキャップをつけたまま保存
  • フルーツキャップが無い場合は新聞紙やキッチンペーパーなどで包み乾燥から守る
  • 完熟したマンゴーは、水で湿らせたペーバータオルでマンゴーを包み保存袋などに入れて野菜室で保存

5.ラフランス

初秋から冬にかけて出回るラフランスも完熟前は常温、完熟後は冷蔵で保存します。

保存方法

  • 完熟前は直射日光など冷暖房の風を避け、フルーツキャップをつけたまま保存
  • 冷暖房の風に当たらないような場所を選ぶ
  • 完熟したら保存袋に入れて野菜室で保存

追熟の進み過ぎには注意!

常温保存で追熟していると、熟し具合は果物によって違います。追熟が進み過ぎても、美味しさやジューシーさが失われるため、進み具合はチェックするようにします。また、冷暖房の部屋に置いておく場合は乾燥しやすいため、その点にも気を付けてくださいね!

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