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塩風呂が浄化に効果的な理由
塩風呂とは、塩を入れた浴槽に入浴し、それにより様々な効果を得るお風呂のことです。
その場やモノを浄化するために古くから用いられてきた塩は、神前のお供えやお葬式のあとのお清めに使われている他、相撲力士が土俵入りする際、場を浄めているために塩をまいています。
それと同じように、日本伝統の塩風呂に入浴することで浄化効果が期待できるとされています。では、その理由について紹介しましょう。
浄めの塩や盛り塩と同じく悪いものを跳ね返してくれる
塩には吸収作用があるため、体内にたまった毒素やマイナスエネルギーを浄化すると考えられています。浄めの塩や盛り塩と同じように悪い気を跳ね返して、良いエネルギーを高めてくれるでしょう。
塩風呂の一番の効果は邪気祓いや浄化作用です。負のエネルギーを感じる場所や人によって疲れを感じた時など、塩風呂に入ってエネルギーを蓄え、結界やバリアを張ることができます。
塩風呂のスピリチュアル効果
体に溜まっている邪気を落とすことで開運効果が期待できます。
定期的に塩風呂に入ることで邪気がなくなれば運気もアップしやすくなるため、良い出会いに恵まれたり臨時収入があったりとラッキーなことが起こることも。
塩風呂自体に運気アップの効果はありませんが、邪気が浄化されるとそこに引き寄せられるように良い運気が入ってくるのでしょう。
結果、運気を上げたい人や、最近悪いことばかり起こるという方は開運や運気アップに繋がる塩風呂を試してみてはいかがでしょうか。
塩風呂は美容や健康などにも影響を与える
塩風呂は普通のお風呂よりも「発汗作用」が高まります。塩分濃度の高いお風呂に浸かると、浸透圧の影響によって体内の余分な水分が外に押し出されやすくなります。
そうすると、毛穴の汚れや老廃物などが排出されるので、肌の代謝も良くなりすべすべ肌に近付くことができます。同時に「温感効果」も高まるため、肌の血行を良くして新陳代謝を活発にしてくれるでしょう。
血流が促進されると筋肉の凝りがほぐれ、肩こりや腰痛を和らげてくれます。おまけに基礎代謝がアップするということは、余分な脂肪を燃焼させてくれるので、ダイエットにも繋がりますよ!
《 ポイント 》
- 塩は古くから神前のお供えやお葬式のあとのお清めに使われている。
- 塩には吸収作用があるため、浄めの塩や盛り塩と同じく悪い気を跳ね返す。
- 邪気が浄化されるとそこに良い運気が入り、開運効果が期待できる。
- 普通のお風呂よりも発汗作用や温感効果が高まり、ダイエットにもなる。
塩風呂で浄化効果のある塩の選び方
粗塩や岩塩のように精製されていない天然の塩
塩風呂の正しい方法として、どんな塩を選ぶかが重要なポイントになります。お風呂に入れる塩は、食塩や岩塩のような精製されたものではなく天然の塩を使いましょう。
おすすめなのは、スーパーでも販売されている「博多の塩」や「赤穂の塩」などの名前で知られている「粗塩」です。
また、温浴効果やスピリチュアル面での効果をより得たいのであれば、自然の恵みミネラルたっぷりの「ヒマラヤ岩塩」「死海の塩」「天日塩」などはいかがでしょうか。
「味しお」などの食卓塩はNG
食卓塩や味しおなどの人工的な塩は、「塩化ナトリウム」から作られていることがほとんどで、ミネラル成分が含まれていない可能性があります。
お肌への刺激が気になりますし、温浴効果もスピリチュアル効果もそれほど期待できないでしょう。
《 ポイント 》
- 精製されていないミネラルたっぷりの天然の塩がおすすめ。
- 食卓塩や味しおなどの人工的な塩は温浴効果やスピリチュアル効果は期待できない。
塩風呂で浄化効果を出す方法
お風呂場をていねいに掃除してキレイなお湯を使う
精製されていない天然の塩を準備したら、次はお風呂場をキレイに掃除してください。お風呂場が汚れていると却って邪気が寄り付いてしまい、浄化する意味がなくなってしまいます。
簡単に掃除をするのではなく、細かいところの汚れも落とすなど、ていねいに行いましょう。そして、キレイになった浴槽にお湯を張ったら粗塩を入れます。
ゆっくり浸かった後は、シャワーで体についた塩水をしっかり洗い流してくださいね。
浴槽のお湯の温度や塩の量
塩の量は一般的な浴槽であれば50g程度が適量です。粗塩(天然塩)の小さじ1杯は約5g、計量カップ50ccでおよそ50gです。
浄化効果をよりアップさせたいと思うとたくさん入れたくなりますが、多く入れたからと言って浄化の効果が格段に上がるわけではありません。
逆に肌への負担が強くなってしまうため、50g程度がちょうど良い量でしょう。そして、浴槽のお湯の中に入れた塩が溶けるまでしっかりと混ぜたら、10〜20分程度リラックスしながら浸かってみましょう。
浄化のために塩風呂に入る頻度
塩風呂による浄化を期待して毎日入浴すると肌に悪影響を及ぼす可能性があります。ではどれぐらいの頻度で入れば良いのか迷ってしまいますよね。
浄化効果を出すやり方として、頻繁に入らなくてはいけないわけではありません。
- なんだか嫌な感じがする。
- 重い、だるい、肩こりがひどいなど体が不調。
- 原因不明の頭痛やイライラ。
- 悪い夢をみた。
- ぐっすり眠れない日が続く。
このようなことを実感したときに、週に1〜2度入浴してみてください。運気が下がっていない時は、月に1回程度でも問題ありません。
忘れずに水分補給をする
塩風呂に入ると普通の入浴の時よりもたくさん汗をかくので、水分補給を忘れてはいけません。水分をしっかり摂って体の中からデトックスしてくださいね。
《 ポイント 》
- キレイに掃除した浴槽にお湯を張ったら粗塩を入れる。
- 塩の適量は50g程度、10〜20分程度リラックスしながら浸かる。
- 頻度は週に1〜2回、運気が下がっていない時は月に1回程度。
- たくさん汗をかくので忘れずに水分補給する。
塩風呂で浄化する際の注意点
塩は錆の原因になるので洗い流す
塩がついたままだとサビの原因になります。入浴後は体についた塩水だけでなく、浴槽についている塩もシャワーでしっかり洗い流しておきましょう。
追い炊きはしない
追い焚き機能のあるお風呂の場合、塩風呂を行っているときに追い焚きはしないようにしてください。
塩風呂を追い焚きすると塩水が風呂釜まで入り込んでしまい、風呂釜や配管が錆びて故障の原因になってしまいます。
時間が経ってお湯が冷えてしまったら、新たにお湯を追加して温度を上げてください。その場合、塩の濃度が薄くなってしまうので、浄化の効果を保つためにもその分粗塩を追加しておきましょう。
体に傷があるときは控える
皮膚に傷やできものがある場合は、塩風呂への入浴を控えた方が無難です。また、皮膚がピリピリして合わない方も中止するか肌のコンディションに合わせて塩分量を調整してください。
粗塩に石が混入している場合もある
天然塩である粗塩は石などの異物が混入していることがごく稀にあるようです。皮膚や浴槽を例えわずかでも傷つけたくない方は、念の為綿の巾着などに入れてから塩風呂に利用しましょう。
家族がいるときの塩風呂の使い方
一人暮らしと違って、家族と一緒に暮らしている方が塩風呂を行う場合、注意すべきポイントがあります。
塩風呂に浸かることで自分自身の邪気は浄化できスッキリしますが、落ちた邪気自体は浴槽のお湯の中に残っている・・・そんなイメージが湧いてしまいます。
その後に何人も塩風呂に入ってしまうと、最終的に最後の人は浴槽に溜まっている邪気を吸収してしまうことになりかねません。あなたの邪気、マイナスのエネルギーがお湯の中に溶け出していると考えてみてください。
そうならないように、一人ずつお湯を入れ替えた方が良いのですが、時間的にも経済的にもそれは大きな負担になってしまいますよね。
そのため、後から塩風呂に入浴する一人一人が新たに粗塩を追加するようにすると、家族全員の邪気払いを行うことができます。
ただし、大家族だと一番後の人は塩分濃度がかなり濃くなってしまうため、肌荒れを起こさないように塩分を調整してくださいね。
残り湯は全て流して浴槽を掃除する
お風呂場に塩がついたままだと錆びてしまうとお伝えしましたが、それだけでなく塩風呂で使った残り湯には目には見えない邪気が溜まっています。
そうならないように、残り湯は全て流して浴槽もキレイに掃除して換気も行ってください。
《 ポイント 》
- 錆びないように浴槽についている塩をシャワーでしっかり洗い流す。
- 塩風呂を追い焚きすると風呂釜や配管が錆びて故障の原因になる。
- 皮膚に傷やできものがある場合は塩風呂を控える。
- 天然塩には石などの異物が混入していることがごく稀にある。
- 何人も入浴すると最後の人は浴槽に溜まっている邪気を吸収してしまう。
- 残り湯は全て流して掃除と換気をする。
最後に
塩風呂で浄化するやり方と塩の選び方など、注意すべき点について解説してきました。
塩風呂のスピリチュアル効果は、何と言っても邪気祓いができるということです。自宅で手軽にでき、費用もかからないため、定期的に行えるおすすめの邪気祓いです。
お風呂場をしっかり掃除した後に天然塩(粗塩)を入れて入浴し、お風呂から上がったあとは塩水をきれいに洗い流しましょう。正しいやり方で行わないと浄化の効果が弱まってしまいますので、いくつかの大切なポイントは把握しておいてくださいね。
塩風呂に浸かっていると溜まっていたマイナスエネルギーが足から抜けていくような感覚があり、身体がスーッと軽くなるのがわかります。邪気がなくなれば、運気アップにもなり、ラッキーなことに恵まれるとも言われています。
邪気のない毎日を過ごすと、日々のストレスも自然に発散できるのではないでしょうか。