大きな地震が来る前に。必ず備えておくべき『5つのもの』

倒壊した家屋

大きな地震は、日本のどこに住んでいても身に起きる可能性があります。自分だけは大丈夫と信じ込み、まったく備えをしないままというのは危険!どのような備えをしておくべきなのか、具体的にチェックしてみましょう。備えとひと口にいっても、やるべきことはたくさんあります。日々の生活の中で少しずつ備えを蓄えておくと安心です。

大地震はどこに住んでいても起きる可能性あり!

地震のイメージ

日本は地震が多い国です。どこに住んでいても、大地震がいつ来るかわからないのが実情といえます。いざ地震が来たときに焦らないためにも、普段からある程度の備えをしておくことが重要です。

では、具体的にどのような備えをしておく必要があるのでしょうか。普段からできる備えを行い、万が一の事態を焦らず乗り切れるよう準備を進めておきましょう。

大きな地震が来る前に必ず備えておくべき『5つのもの』

非常用持ち出し袋

大きな地震が起こる前に供えておきたいものは、以下の通りです。

1.食料や飲料の備蓄

地震で家屋の倒壊は免れても、電気やガスといったライフラインが停止してしまったら非常に困りますよね。数日分家族が生き延びられる備蓄を蓄えておくと、安心ですよ。

  • 食料…アルファ米などのごはん類・ビスケット・チョコレートなど
  • 飲料…1人1日3ℓ×3日分(1週間の備蓄が望ましい)
  • 生活必需品…ティッシュ・トイレットペーパー・カセットコンロ・マッチなど

上記のほかにも、暑さや寒さをしのげるものを準備しておくとさらに安心感が増します。

2.生活用水の確保

電気やガスは正常であったとしても、水が止まってしまうと非常に困るものです。

  • お風呂の水を張っておく
  • 水道水を入れたポリタンクの準備

トイレの水を流すなどに使用するので、お風呂のお湯はこぼさず取っておくのが吉。生活用水と飲料水は、分けて使用してください。

3.家具の固定

地震で心配なのが、家具が倒れてくることです。

  • 棚の上など高い場所に、ガラスなどの割れ物や重いものを置かない
  • 食器棚の中の割れ物が飛び出さないよう、専用の防災アイテムを使用
  • 本棚などの下の方に、重いものを収納する
  • 転倒防止金具の使用
  • ガラス飛散防止フィルムを張る

地震は、いつどんなタイミングで来るかわかりません。備えあれば患いなしという言葉あるように、できるうちに家具に対する地震対策を済ませておきましょう。

4.避難先や避難経路、安否確認方法の確認

地震が起きたあと、場合によっては津波が来る恐れがあります。揺れが収まったら、避難経路をたどって身の安全を確保してください。

  • 地域の避難経路や避難場所を確認しておく
  • 避難先となる親族や友人宅までの経路を確認
  • 災害用伝言板の使用方法の確認
  • 災害用伝言ダイヤルの使い方の確認…局番なしで「171」にかけ、自分の声を録音できる

どんなことがあっても大丈夫なように、避難経路は複数確認しておくと安心です。

5.非常用持ち出し袋の準備

避難しなければならなくなった場合、非常用持ち出し袋を準備しておくとスムーズに避難場所へと移動できます。

  • 飲料食料の確認…カップ麺や缶詰、ペットボトル飲料など
  • 貴重品…通帳や印鑑など
  • 救急用品の確認…ばんそうこうや常備薬など
  • 身を守るアイテム…防災頭巾・軍手など
  • 情報を収集できるもの…携帯ラジオ・携帯のモバイルバッテリーなど
  • 最低限の衣類と下着

避難したら、二度と自宅に帰れないというわけではありません。必要最低限度のものをそろえておくと、万が一のことが起きても安心なので、安心材料としてそろえておきましょう。

大きな地震が来る予兆

悩む女性

大きな地震が来る予兆は、いろいろなものが挙げられます。

  • 小さな余震が頻発する
  • 地鳴りがする
  • 地盤が変わる…盛り上がったり沈み込んだり、いつもとは異なる変化を見せる
  • 海面や井戸水、温泉に変化が出る…潮が引く、水が濁るなど
  • 動物が異常に騒ぐなど

今まで生きてきた中で体験したことのない、明らかな変化がみられる場合は少し注意したほうがいいかもしれません。

まとめ

大きな地震は、防げるものではありません。しかし、工夫次第で身の安全を確保することはできます。地震から自分と家族を守るためにも、備蓄などを充実させておきましょう。

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