目次
コーヒーをやめたら肌はキレイになる?
コーヒーをやめたら肌が良くなるという話は本当です。コーヒーをやめたらどのように肌が良くなるのか、主に4つの肌変化があります。
- ニキビや吹き出物が出ない
- 肌のくすみが取れる
- 肌の乾燥が少なくなった
- シミができにくくなった
ニキビや吹き出物が出ない
コーヒーをやめたら肌にニキビや吹き出物が出ない、または出にくくなります。吹き出物やニキビが出るのは男性ホルモンの分泌が多いことが原因です。
コーヒーのカフェインには覚醒作用があり、過剰摂取すると自律神経が乱れて交感神経の働きを促します。交感神経が活発になると、男性ホルモンが刺激をうけて肌に多くの皮脂が分泌されます。それがニキビになるのです。
肌のくすみが取れる
肌がくすんでツヤの無い肌が、コーヒーをやめたら肌のくすみが改善されて肌に明るさが出てきます。肌のくすみの主な原因は5つです。
- 血行不良によるくすみ
- 乾燥によるくすみ
- メラニンによるくすみ
- ターンオーバーの乱れによるくすみ
- 糖化によるくすみ
コーヒーが原因のくすみは「血行不良によるくすみ」です。
本来、コーヒーのカフェインには血行促進効果があるのですが、一日何杯も飲んで過剰摂取すると、自律神経のバランスが崩れて血行不良を引き起こします。
また、酸素量の少ないドロドロの血液が流れる事で肌がくすんで見えてしまいます。
肌の乾燥が少なくなった
乾燥肌が改善されます。コーヒーが原因の乾燥肌はカフェインによる利尿作用の影響です。
体内の水分が不足すると乾燥肌を引き起こす可能性があるようですが、カフェインには利尿作用がありますので、必要な水分も排出してしまい、それが肌の乾燥につながるようです。
シミができにくくなる
カフェインにはシミのもとになるメラニンを拡散させる性質があります。メラニンを拡散することでシミができやすくなります。また、今あるシミが濃くなったり、大きくなる可能性もあります。
《 ポイント 》
- コーヒーをやめたら肌トラブルが改善された。
- ニキビや吹き出物が出ない。
- 肌のくすみが取れる。
- 肌の乾燥が少なくなった。
- シミができにくくなった。
コーヒーをやめたら起こる変化
コーヒーをやめたら肌がキレイになるだけではありません。体や体調にも変化が出てきます。
寝つきが良くなる
コーヒーをやめたら寝つきが良くなりぐっすり眠れるようになります。コーヒーのカフェインには脳を覚醒させる作用がありますので、頭がさえて寝つきが悪くなり、翌日の目覚めも悪くなります。
冷え性が改善される
コーヒーをやめたら冷え性が改善されます。カフェインを過剰摂取すると血行不良を引き起こし、体温が低下し冷え性になります。
朝から体が動く
コーヒーをやめたら疲労回復が早く朝から元気に体が動くようになります。健康な人は睡眠によって疲労回復しますが、カフェインは寝つきが悪くなり、ぐっすり眠って一日の疲れをとることができずに翌日まで疲れを残してしまいます。
胃腸の調子が改善される
コーヒーをやめたら胃腸の調子が良くなります。カフェインは胃酸の分泌を促進しますので、過剰摂取することで胃腸に負担をかけ、胸やけがしたり胃が重くなったりムカついたりすることがありますが、コーヒーをやめることで胃への負担が無くなります。
トイレへ行く回数が減る
カフェインには利尿作用がありますのでトイレに行く回数が増えますが、コーヒーをやめたら利尿作用が低くなりトイレに行く回数が減ります。
カフェインの離脱症状
長い間コーヒーを過剰摂取しているとカフェイン中毒になる可能性があります。カフェイン中毒の人がいきなりコーヒーをやめたら離脱症状が出ることがあります。
離脱症状は人によって変わりますが、頭痛、倦怠感、疲労感、眠気、不快気分、抑うつ、イライラ、集中力低下などがおきます。また、吐き気や体の節々が痛くなるなどの症状もあり、離脱症状として頭痛、倦怠感、眠気などがおきます。
離脱症状は、カフェインを最後に摂取してから12~24時間後に始まり、1~2日後がピーク。通常2~9日間続きますが、頭痛は21日間まで続く可能性があるようです。
《 ポイント 》
- コーヒーをやめたら「寝つきが良くなる」「冷え性が改善される」「朝から体が動く」「胃腸の調子が改善される」「トイレの回数が減る」
- カフェインの離脱症状は、頭痛、倦怠感、疲労感、眠気、不快気分、抑うつ、イライラ、集中力低下など。
コーヒーに含まれるカフェインのメリット
コーヒーをやめたら肌が良くなるというメリットがありますが、逆にコーヒーを飲むメリットもあります。
眠気を覚ます覚醒作用
コーヒーのカフェインには眠気が覚める覚醒作用や注意力・集中力を向上させる作用があります。
カフェイン摂取直後に認知機能テストをしたところ、反応時間が短縮し、注意力や集中力などの認知機能が高くなったそうです。勉強や仕事などで集中したい時や、眠気を覚ましたい時の助けになります。
なぜ、カフェインは眠気を覚ます作用があるのでしょうか?それは、脳内で眠気を作り出す「アデノシン」という睡眠物質をカフェインがブロックするからです。そのため眠気が覚めて頭がさえるのです。
疲労感を減少する興奮作用
カフェインには、運動中の疲労感を減少させ、長時間の運動が続けられる効果もあると言われています。また、カフェインの興奮作用によって集中力を高める効果があります。
血流を良くする血管拡張作用
カフェインは血管拡張作用があり、それによってエネルギーの消費を高め、脂肪分解を促進します。また、末梢血管などにより、二日酔いに効きます。
老廃物を排出する利尿作用
カフェインの利尿作用で老廃物が排出されますので、余分な水分や老廃物によるむくみが解消されます。また、利尿作用を高めることで、血液循環がよくなり栄養が吸収されることで新陳代謝が高まります。
《 ポイント 》
- 眠気を覚ます覚醒作用
- 疲労感を減少する興奮作用
- 血流を良くする血管拡張作用
- 老廃物を排出する利尿作用
コーヒーに含まれるカフェインのデメリット
コーヒーをやめたら肌が良くなるのは、カフェインが肌に負担をかける可能性がある証拠ですが、他にもコーヒーのカフェインにはデメリットがあります。
過剰摂取によるめまいや心拍数の増加
カフェインを過剰摂取すると中枢神経系が過剰に刺激され、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。
消化器管の刺激による下痢や吐き気
カフェインが消化器官を刺激することで下痢や吐き気、嘔吐することもあります。また、カフェインが胃液の分泌を促進することにより胃痛や胸やけを引き起こす可能性があります。
高血圧リスクの増加
カフェインは血圧を上げる作用がありますので、カフェインの過剰摂取により、高血圧のリスクが高くなる可能性があります。
骨粗しょう症のリスクの増加
カフェインは利尿作用があるため、カルシウム不足の人がカフェインを過剰摂取すると、カルシウムが多く体外に排出され、骨粗しょう症になる可能性が高くなる可能性があります。
《 ポイント 》
- 過剰摂取によるめまいや心拍数の増加
- 消化器管の刺激による下痢や吐き気
- 高血圧リスクの増加
- 骨粗しょう症のリスクの増加
最後に
コーヒーをやめたら肌が良くなることをお話しましたがいかがでしたでしょうか?
コーヒーをやめた人達に肌に変化があったかを確認しましたが、多かれ少なかれ肌への影響がありました。
共通していたのはニキビや吹き出物がなくなったことでした。離脱症状についても確認しましたが、誰も離脱症状はおきなかったようです。
アメリカの調査では、カフェインを中断した人のおよそ50%が頭痛が起きると報告されていますが、個人差があるということですね。