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28度の推奨温度、もしかして間違って認識してるかも!
今夏、政府から節電の呼びかけや節電ポイントの実施で、エアコンの使い方を見直している人は少なくありません。「28度で節電」と聞くと、エアコンの設定温度を28度にしてしまいがちですが、実はそれは間違っています!
推奨されているのは、「室温を28度に保つこと」です。エアコンの設定温度を28度にしてしまうと、部屋の広さによっては室温が30度近くになってしまうことがあるので危険!部屋の温度に注意しつつ、節電しましょう。
エアコンをつけても部屋が暑い6つの原因
エアコンを使用しているにもかかわらず部屋が暑い場合は、以下のことが起きている可能性があります。
1.エアコンの設定温度を間違えている
前述したように、エアコンの設定温度が28度になっていると、室温は28℃以上になっていることが多々あります。注意すべきは、室温!部屋の広さに応じたエアコンの設定温度にして、室温が28度に保たれるよう調整しましょう。
2.エアコンと部屋の広さのバランスが合っていない
8畳用のエアコンを18畳で使用するなど、エアコンと部屋の広さのバランスが合っていないと、エアコンが効きにくくなってしまいます。
エアコンのキャパを超える部屋の広さで使用するとなると、部屋が涼しくなるまでに時間がかかることが大半です。室内の温度が安定するまで、電気代もかさんでしまうので要注意!
3.部屋に隙間がある
部屋のどこかに隙間が空いていると、そこからエアコンの冷気が逃げてしまいます。
- 窓
- ドア
室内で空気が逃げてしまうのは、上記の場所であることが非常に多いです。窓やドア専用の、隙間をカバーするグッズの使用して、うまく隙間を埋めましょう。
4.壁の断熱性が低い
家の断熱性は、築年数が20年以上になると低い可能性が高いといわれています。まずは、自宅の築年数をチェックしてみましょう。年数が経過している場合は、壁や窓に断熱シートを張って熱を室内に入れないような工夫を行ってみてください。
5.エアコンの寿命が近くなっている
エアコンは、一度買えば一生使用できるものではありません。どのエアコンにも、寿命があります。エアコンの平均寿命は13~14年程度なので、エアコンの効きがよくない場合は購入からどれくらい年数が経っているのかをたしかめてみましょう。
エアコンから異音や異臭など、今まで見られなかった小さな異変がある場合は、故障の前触れかもしれません。
6.室外機の汚れや故障
室外機の周辺にものを置くと、室外機が汚れてうまく起動しなくなってしまいます。室外機の周りの環境を整えても改善しない場合は、故障の可能性があるので、まずは掃除をして様子を見てみてください。
効率よく部屋を冷やすコツ
効率よく部屋を冷やすためには、以下のポイントを押さえてエアコンを使ってみましょう。
- エアコンを使用する前に、室内にこもった熱気を換気して外に逃がす
- 風量を強くする
- エアコンの風向きは、水平か上向きに設定…冷たい空気は、下にたまるため
- エアコンの対角線上に、扇風機かサーキュレーターを設置する…冷たい空気が溜まりやすい場所に送風するアイテムを置き、効率よく冷たい空気を循環させる
エアコンの冷風を、素早く室内に循環させることによって、室内の温度が下がりやすくなります。室内の温度が安定することによって、電気代の節約にもつながりますよ。
まとめ
エアコンを使用していても室内の温度が下がらないときは、いくつかの原因が考えられます。自宅の中を見回して、温度が下がりにくくなってしまっている原因を突き止めましょう。