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洋服の平均寿命
洋服を購入したら、できるだけ長く着用したいと思いますよね。しかし、お手入れの仕方や畳み方が適切ではない場合、洋服の平均寿命を待たずして、洋服にシミができたり型崩れしてしまうかもしれません。
洋服の平均寿命は、型崩れの有無に関係なく、3年ほどといわれています。3年着用で元を取ったと考え、5~10年着用すれば、洋服の入れ替え時と認識しておきましょう。
洋服の寿命を縮めている『絶対NG行為』6つ!
洋服の寿命を縮めてしまうNG行動は、以下のものが挙げられます。
1.素材に適さない洗剤を使用している
洋服には、さまざまな素材が使用されています。洗濯表示を確認せずに、洋服を洗うのはNG。
- 普段着に、おしゃれ着洗剤を使用する
- おしゃれ着に普段使いしている洗剤を使用する
- おしゃれ着に洗浄力が強い漂白剤を使用する
汚れ残りや色落ちなどにつながる行為なので、注意しましょう。
2.素材に合っていない洗濯コースでメンテナンスしている
洋服の素材に合っていない洗濯コースを選んでしまうと、衣類に余分な負荷をかけてしまう恐れがあります。
- 普段着をおしゃれ着コースで洗う
- おしゃれ着を普通コースで洗う
- 洋服を洗うのに、毛布コースなど洋服と関係ないコースで洗濯をする
型崩れやほつれ、汚れ残りの原因につながる行為です。衣類の種類を正しく把握して、ふさわしい洗濯コースを選びましょう。
3.すべての洋服を天日干ししている
洋服の洗濯表示に書かれている干し方をチェックしないまま、すべての洋服を天日干ししてしまうのはNG。
- つり干し…洗濯竿などにつるして、洋服を乾かす
- 平干し…平たい場所で洋服を広げて干す
- ぬれ干し…脱水や手で絞る行為をせずに、濡れたままの状態で干す
- 陰干し…直射日光が当たらない場所で干す(色褪せや日焼けを防ぐため)
上記のように、干し方にはいろいろな種類があります。
4.乾燥機不可のものでも、乾燥機で乾かしている
乾燥機の使用が不可である素材の洋服を、乾燥機で乾かしてしまうと、取り返しがつかない事態になってしまうかもしれません。
- 型崩れ
- 縮み
- 劣化
少しの縮みであれば改善できるかもしれませんが、元通りにならないほど縮んでしまった洋服は再度着用するのが難しくなってしまいます。
5.乾いた洋服をすぐに畳まず放置
乾いた洋服を畳むのは、面倒な家事のひとつです。しかし、洋服を畳まないまま山積みにしてしまうのはよくありません。
- 深いしわができる
- 型崩れしやすくなる
しわがあまりにもくっきりと洋服についてしまったら、アイロンをかけるか洗い直さなければならなくなり、非常に大きな手間がかかってしまいます。
6.一度着用した洋服を、洗わずに畳む
真冬であっても、人間はわずかに汗をかき、皮脂が洋服に付着するものです。肌に接していなかったとしても、汚れは付着するため、洗濯しないまま畳んでしまうのは避けましょう。
- 黄ばみ
- 臭い…皮脂や汗による雑菌臭
- 頑固汚れが落ちなくなる
一度着用したものは、基本的に洗濯するよう管理してください。アウターなど、自宅で洗えないものはこまめにお手入れをして、定期的にクリーニングに出してきれいな状態を保ちましょう。
正しい洗濯物の畳み方
洋服を畳むときの注意点と、正しい畳み方は、以下の通りです。
- ホコリやチリなど、汚れが目立つ場所は避ける…衣類に汚れが付きやすくなるため
- 衣類を畳み、仕上がったときの大きさを、ある程度揃えておく
- 洋服を広げ、両方の袖を中央に向けて肩の先から折り込む
- 裾を折り上げ、コンパクトに仕上げる
- フードやタートルネックは、裾を織り上げる前に中央に向けて折り込んでおく
畳むべき衣類と、ハンガーにかけて保存すべき衣類の違いを把握しておくと、洋服をキレイな状態で管理しやすくなりますよ。
まとめ
洋服のお手入れ方法は、洗濯表示に素材や洗い方、干し方まで記載されています。正しい情報を洗濯表示から読み取り、お気に入りの衣類を長く着用しましょう。