ナッツのはちみつ漬けにカビは生える?見分け方やカビを防ぐ保存方法

ハニーナッツ

美容と健康に良いナッツのはちみつ漬けは意外と簡単に作ることができますが、しばらくして白い物が発生して固まってしまうことありますよね。はたしてこれは砂糖の結晶なのか、それともカビなのか判断に困ってしまいます。実際にナッツのはちみつ漬けにカビが生えることはあるのでしょうか?そこで今回はその違いや見分け方、カビを防ぐ保存方法についてご紹介したいと思います!

ナッツのはちみつ漬けにカビは生える?

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甘くて美味しいナッツのはちみつ漬けは見た目もおしゃれなので、このところ人気が高まっています。ナッツとはちみつは美容や健康に効果があり、ご家庭でも簡単に作れるので、自分好みに作るという人も増えているのだとか。

ところが、しばらくして白いものがモヤモヤと発生して、カビが生えてしまったのでは?と不安になることがあるようです。

実際に、ナッツのはちみつ漬けの中にカビが生えることはあるのでしょうか?

はちみつの糖度は約80%とかなり糖分が多い食材なので、カビなどの菌は繁殖しにくい環境です。ナッツを入れていない一般的なはちみつは、しばらく放置していると白く固まってしまうことがよくありますよね。これはカビではなく、はちみつの中に含まれている糖分が結晶したものです。底の部分だけ白くなったり、時には全体的に白くなることもあります。

ナッツのはちみつ漬けと同じで、保存している環境によってはちみつの中の糖分が結晶化してカビが生えているかのように見えることがよくあるのです。

だからと言って、ナッツのはちみつ漬けの中にカビが発生しないわけではなく、はちみつの中に別の食べ物が混入してしまうと、そこからカビが繁殖する可能性は大いにあるでしょう。

例えば、はちみつをすくって取り出すときのスプーンに、パンくずや水滴、雑菌が付いているとカビが発生してしまいます。

あるいは、保存容器のビンを完璧に消毒していなかったり、フタをしっかり閉めずに空気に触れさせていたなどが原因で生えてしまうというケースも珍しくありません。ビンが割れて傷が入ることでカビが発生することも考えられます。

また、ローストしていないナッツを使った場合、それによって菌が少し入ってしまうことも稀にあるようです。

「色々なことに気を付けていたのにカビが発生した」という場合は、はちみつ自体に問題があった可能性もあります。はちみつには国際規格が定められており、水分は成分の20%以下(第4条第1項第2号に規定する国産はちみつにあっては22%以下)ではないと検査に合格できないことになっています。

通常販売されているはちみつは、この検査をしてから店頭に並んでいるはずですので、水分が少ないためカビる心配はありません。しかし、自分で採取したなどで検査をしていないはちみつであれば、基準よりも水分が多くカビが発生することがあります。カビが心配であれば、信頼できるお店で買ったはちみつを使ったほうが良いでしょう。

《 ポイント 》

  • 糖分が多いはちみつはカビが繁殖しにくく糖分が結晶して白っぽくなる。
  • 不衛生なスプーンや保存容器を使うとカビが発生する。

ナッツのはちみつ漬けのカビと結晶の見分け方

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では、どうやって「砂糖の結晶」か「カビ」かを見分けたら良いのでしょうか?

見た目で判断する

白っぽいというだけでは、砂糖が結晶化したものなのかどうか判断に困ってしまいますが、これがもし、黒っぽかったり、青っぽかったりと色がついていたらカビだと考えられます。

また、はちみつの表面にフワフワした綿毛のようなものが付いていれば、それはカビである確率が高いでしょう。

糖の結晶の場合は、目を凝らして見るとモヤモヤした白っぽい中にぶつぶつした斑点があるのがわかります。白いモヤモヤが雲のように広がっていることもありますが、これも糖分の結晶なので心配はいりません。

匂いで判断する

砂糖の結晶かカビかどうかは、匂いでも判断することができます。もし匂いを嗅いでカビ臭さを感じたらそれはカビである可能性が高いです。ただし、匂いを感じない場合は判別が難しいので、他の方法を試して確認してください。

少しでもカビ臭い場合は、カビだと判断して良いでしょう。匂いを嗅ぐ時はカビを吸い込まないように気を付けてくださいね。

確実な見分け方は「湯せん」

これを判断する確実な方法として最もわかりやすいのは「湯せん」です。「本当に結晶なのか?」と不安に駆られたときは溶かしてみると分かります。

糖の結晶であれば、ビンごと50℃くらいのお湯で湯せんして温めることで結晶がゆっくり溶けて、通常のはちみつの状態に戻ります。

一方で、カビが発生している場合は湯せんしても溶けることはなく、そのまま白く残っているので、それによって見分けることができるでしょう。

湯せんで糖の結晶を溶かすには、ある程度時間がかかります。じっくりと温めながらときどき揺らしてみたりかき混ぜたりしてみてください。また、ビンのフタを閉めたまま湯せんしてしまうと中の圧力が高まって危険なので、フタを開けた状態で温めるようにしましょう。

もちろん、ビンを直火で温めるのは厳禁です。もしくは、ビンごと湯せんするのではなく、食べる分だけ少量を他の容器に取り出してお湯につけてみてもよいかもしれませんね。

はちみつは結晶化しやすい

はちみつの主成分は「ぶどう糖」と「果糖」です。商品によって、「菜の花」「れんげ」「みかん」「百貨密(ひゃっかみつ)」など配合されているものもありますが、そうした草花を使ったはちみつはぶどう糖が多いため、結晶化しやすい傾向にあります。サラサラしているアカシアはちみつは結晶化しにくいといわれていますが、これはぶどう糖よりも果糖の割合が多いためです。サラサラかどうかはあまり関係がないようですね。

また、夏と違って冬の寒い季節や気温の低い部屋でも結晶化する割合が高まります。ぶどう糖が固まるのは温度変化による影響が大きく、気温差が激しい時期になると固まりやすくなるようです。気温や室温が13℃以下になると、ほとんどのはちみつが結晶化してしまうでしょう。

カビが少しでも発生していたら処分するのが正解

もしナッツのはちみつ漬けにカビが発生してしまったら、残念ですが処分してしまいましょう。ほんの少しのカビであっても、カビは見えない部分にも菌糸を伸ばして繁殖している可能性が高いです。目に見えているカビを取り除いても安心はできないので、思い切って処分してください。

《 ポイント 》

  • 黒や青っぽい色がついていたらカビ、ぶつぶつした斑点があるのが結晶。
  • 湯せんすると糖の結晶が解けて通常のはちみつの状態に戻る。
  • 冬の寒い季節や気温の低い部屋は結晶化しやすい。

ナッツのはちみつ漬けにカビを発生させないポイント

ガラスの瓶に入ったナッツの蜂蜜漬け

ナッツのはちみつ漬けにカビを発生させないためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

清潔なスプーンを使用する

ナッツのはちみつ漬けをすくって食べる際は、その都度、乾いた清潔なスプーンを使うようにします。他の食品に触れたスプーン、パンくずや水滴、雑菌が付いているとカビが発生してしまいます。

もちろん、一度口に入れたスプーンを直接ビンに入れるのは絶対にやめてください。簡単に雑菌が増殖してしまうので、食べるためのスプーンと取り出すときのスプーンを分けて使うようにしましょう。ナッツのはちみつ漬けに限らず、保存食は全て清潔なものを使用すると長持ちさせられます。

ナッツをはちみつにしっかり浸かるようにする

ナッツ自体が空気にふれないように、はちみつの中にしっかり浸かるようにします。空気にふれてしまうとナッツの酸化が進み、傷むのを早めてしまいます。

特に、梅雨や暑い夏の時期は食中毒の危険性もありますので、すぐに食べきらない場合は冷蔵庫で保存しておいた方が安心できるでしょう。

雑菌が付着していない清潔なビンを使う

ナッツのはちみつ漬けをご家庭で作る場合は、5分以上煮沸消毒して殺菌したビンを使います。殺菌し終わった後は、ビンをしっかり乾かします。

熱湯で消毒したとしても水滴が残っているとそこから菌が発生して、これもカビの原因になってしまいます。清潔な布巾やキッチンペーパーでしっかり水気を取り除きましょう。

また、ビンの内側を素手で触ったり、例え一瞬でも他のものを入れたりしてはいけません。ちなみに、はちみつに浸ける前のナッツを乾煎りして加熱しておくと、カビの菌を防ぐ効果が高まりますよ。

ビンを熱湯消毒する方法

保存する容器は100円均一などで売られているビンタイプの耐熱容器で、密封できるものを準備します。

  1. 大きめの鍋に、使用するビンがすっぽりつかるくらいの水を入れて火にかけます。
  2. 水が沸騰したらビンとフタを入れ、5分以上グツグツと煮沸消毒することで殺菌できます。5分以内だと菌を死滅させることができませんので、必ず5分以上煮沸しましょう。
  3. 乾かす時は自然乾燥で良いのですが、少しでも水滴が残っているとカビの原因となる菌が発生してしまうので、完全に乾かしきるようにします。

《 ポイント 》

  • 雑菌が付いていない清潔なスプーンを使う。
  • ナッツが空気にふれないようにはちみつの中にしっかり浸かるようにする。
  • ビンタイプの耐熱容器を煮沸消毒してから使う。

ナッツのはちみつ漬けの保存方法と賞味期限

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手作りのナッツのはちみつ漬けはどのくらい日持ちするのか気になりますよね。

ナッツのはちみつ漬けの賞味期限

市販されているナッツのはちみつ漬けは一年くらいと表記されてあるものがほとんどですが、市販品と違い手作りしたものには保存料が入っていないので、開封したら2週間程度を目安になるべく早く食べるようにしましょう。

ただし、清潔なスプーンを使用して取り出すこと、ナッツが空気に触れないようにしっかりとはちみつにつけておくことが条件です。

ちなみに、一度もフタを開けなければ半年くらい日持ちしますよ。

開封前は冷暗所、開封後は冷蔵庫の野菜室で保存する

未開封のものは、直射日光の当たらない風通しの良い暗所で保存してください。開封したら、冷蔵庫で保存します。

冷蔵庫の方が一定の温度を保てるので、特に梅雨の時期や夏などは菌の繁殖を抑えて安心して食べることができるのではないでしょうか。

温度が低いとはちみつが固まって白っぽくなってしまうのですが、食べても特に問題ありません。直接冷気があたらないように新聞紙でビンを包んでから冷蔵庫の野菜室で保存すると、はちみつがカチカチに固まってしまうのを防ぐことができますよ。

途中でナッツを追加して大丈夫?

ナッツだけが先になくなってはちみつだけが残ってしまったら、ナッツを継ぎ足ししたくなりますよね。しかしナッツの賞味期限ははちみつほど長くはないので、継ぎ足しながら食べるのはあまりおすすめできません。それもカビが生える原因になってしまいます。

継ぎ足したナッツは固まりやすくもあるので、はちみつだけ残ったらパンにのせたり紅茶に入れるなどして使い切った方が良さそうです。そして新たにナッツとはちみつを準備して一から作ってみてください。

《 ポイント 》

  • 開封したら2週間程度、未開封なら半年程度日持ちする。
  • 開封前は冷暗所で、開封後は冷蔵庫の野菜室で保存する。
  • ナッツをはちみつに継ぎ足しするとカビが生える原因になる。

最後に

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ナッツのはちみつ漬けにカビは生えるのかどうか、見分け方やカビを防ぐ保存方法について解説しました。いかがでしたでしょうか?

ナッツのはちみつ漬けの中に発生した白いっぽいものは糖が結晶になって固まったものなのか、それともカビなのかその見分け方についてお分かりいただけたかと思います。

糖度が高いはちみつは、本来カビが生えにくい食品なのですが、作り方や保存の仕方が悪かったりするとカビが発生する可能性が高くなります。

気を付ける主なポイントは

  • 清潔なスプーンを使用する。
  • 煮沸消毒したビンを使う。
  • ナッツを空気に触れさせないようにしっかりはちみつに浸ける。
  • 開封前は冷暗所に、開封後は冷蔵庫の野菜室で保存する。
  • カビか結晶かを見分けるには「湯せん」にかけてみる。

などでしたね。以上のポイントをおさえて、ナッツのはちみつ漬けを楽しんでくださいね!

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