目次
毎日の料理に欠かせないガスコンロ…ガス代が気になる!
毎日料理をしているというご家庭は、料理に欠かせないガスコンロを1日複数回使用することも珍しくないでしょう。最近は、安全面や使い勝手の良さを理由に、ガスコンロからIHクッキングヒーターに切り替える人も増えてきています。
しかし、毎日のように使うガスコンロ、どのくらいガス代がかかっているかご存知でしょうか。また、IHの場合は電気代がかかりますが、どのくらい電気代がかかっているか気になる方も多いでしょう。
基本的に、ガス代はお風呂場とキッチンが大半を占めています。その中でも、8:2の割合でお風呂場が占めていると言われているので、キッチンのガスコンロにかかるガス代は少ないとされています。
しかし、それでも節約意識の高い人は、どのくらいかかっているのだろうと気になる方も多いでしょう。
料理を1回するとガス代はいくら?IHの場合の電気代も解説!
では、1回料理をすると、ガス代はどのくらいかかるのでしょうか。ここでは、一般的なキッチンのガスコンロにかかるガス代と、IHクッキングヒーターにかかる電気代を解説します。
一般的なキッチンコンロのガス代は1時間あたり5円〜37円
キッチンのガスコンロは、使う火の強さ(弱火、中火、強火)でかかるガス代が変わります。一般的にキッチンに設置されているガスコンロの場合、1時間あたりの使用時間でガス代の目安がわかります。
- 弱火の場合は5円〜7円
- 中火の場合は20円〜31円
- 強火の場合は36円〜55円
以上の目安は、1時間ガスコンロを使用した場合のガス代です。弱火、中火、強火と料理の状況によって火加減を変えることが多いので、参考までに知っておきましょう。
ちなみに、プロパンガスは都市ガスに比べてガス代がやや高めです。強火で見ると、都市ガスの場合は1時間36円のガス代で収まりますが、プロパンガスの場合は55円かかります。
IHの場合は?実は年間コストで考えるとガスコンロより高額に!
では、近年増えてきているIHクッキンヒーターはどのくらいの電気代がかかっているのでしょうか。IHの場合も、ガスコンロと同様に火加減によって電気代が異なります。
以下は1時間あたりの電気代目安です。
- 弱火の場合は約13.5円
- 中火の場合は約27円
- 強火の場合は約81円
単純にかかる電気代だけで見ると、圧倒的にIHの方が光熱費がかかると思われがちですが、熱効率はIHの方が良いと言われているため、料理にかかる時間が短縮される傾向にあります。
ただし、やはり年間コストで考えると、都市ガスを使ったガスコンロの方が安く済みます。IHの場合は、夜間の電気プランなどを利用することで、電気代を安く済ませることも可能です。
料理1回にかかるガス代を節約するためのポイントは?
料理1回にかかるガス代は、そこまで高くありません。しかし、少しでもガス代を節約したいと考えている方は、ここで紹介する節約ポイントを意識してみましょう。
基本は中火、料理の様子を見て弱火や強火に切り替えて
料理をする際は、基本的に中火で行いましょう。先ほど紹介したように、火加減によってガス代が大きく変わるからです。料理の様子を見て、中火で火をかける必要がないと判断したら、弱火に切り替えてください。
料理の状態に適した火加減で取り組むことで、不必要なガス代をかけずに済み、年間で見ると大幅な節約につながることも多いです。
なるべくガスコンロを使う時間を短縮できる工夫を
また、ガスコンロを使う時間を短縮できるよう工夫することも大切です。
- 野菜の下茹ではレンジを活用して行う
- 落とし蓋や蓋をして熱の通りを効率良くする
- お湯は電気ケトルで沸かす
- 1回で料理を多く作り、作り置きする
- 揚げ物は冷凍食品などを活用する
ガスコンロを使わなくても調理が可能な工程は、電子レンジや電気ケトルなどを使って行うと良いでしょう。また、1回の料理で多く品数を作り、作り置きすることも節約につながります。
また、思い切って揚げ物などのガスを多く必要とする料理は、冷凍食品やお惣菜などで済ますという手段もあります。共働き世帯などの忙しいご家庭では、この方法を活用することで、家事短縮、場合によっては節約にもつながります。
ガスコンロを上手く活用してガス代を節約しよう
いかがでしたか。ガスコンロは火加減によってガス代が大きく異なります。ガス代を節約したいと考えている方は、まず料理の状態に合った火加減を意識してみましょう。その上で、ガスコンロを使う時間を短縮できないか見直してみることをおすすめします。