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日本人は浴槽にお湯をためて入浴する頻度が高い
世界的に見ても、日本人は浴槽にお湯をためて入浴する頻度が高いと言われています。実際、ある調査機関によって入浴頻度を調査したところ、7割の日本人が毎日入浴しているという結果が公表されています。
入浴することで、疲れを癒したり、リラックスすることで自律神経を整えたりとさまざまなメリットが生まれます。そのため、「できれば毎日入浴したい」と考えている日本人が多いのでしょう。
しかし、毎日入浴していると、気になるのは水道代です。広い浴槽いっぱいにお湯をためると、大量のお湯が必要となります。その分、水道代もかかりますし、ガス(または電気)も使うので、光熱費が心配と感じる方も多いでしょう。
お風呂に1回お湯をためると水道代はいくらになるの?
では、お風呂にお湯をためると、水道代はいくらくらいかかるのでしょうか。ここではお風呂に1回お湯をためた時にかかる水道代や、ガス代と合わせた光熱費などを紹介していきます。
お風呂にお湯をためると1回約35円の水道代がかかる
お風呂に1回お湯をためる場合、一般的な浴槽では約200Lのお湯をためることになります。基本的な水道料金で考えると、200Lのお湯をためるのにかかる水道代は、約35円です。
したがって、入浴するために毎日お湯をためていると、35円を30日間と計算し、浴槽にお湯を張るだけで1ヶ月1,050円かかることになるのです。
水道代は、他にもお風呂のシャワーやキッチン、洗面台、トイレ、洗濯などにもかかってくるため、1ヶ月に入浴だけで1,050円と考えると、少々高いと感じる人も多いでしょう。
お湯をためるとガス代は1回約70円!合計105円かかることに
お湯を浴槽にためるには、水道だけでなく、水をお湯に温めるためのガスも必要です。お湯を1回ためると、ガス代は約70円かかると言われています。つまり、水道代と合わせて考えると、浴槽にお湯をためるごとに、合計105円の光熱費がかかることになるのです。
毎日浴槽にお湯をためている場合は、1ヶ月を30日間と計算し、3,150円の光熱費がかかる計算になります。
見落とし注意!シャワーも意外と水道代がかかっている
お風呂関連の水道代を節約したいならば、浴槽にためるお湯だけでなく、シャワーの使い方にも注意が必要です。
実はシャワーも意外と水道代がかかっていることをご存知でしょうか。一般的に、シャワーは1分間で10Lほどの水が流れていると言われています。そのため、20分間シャワーを使うと、浴槽にお湯を溜めた場合と同じ量の水道代がかかることになるのです。
少しでもお風呂の水道代を節約したい…対処法は?
毎日、あるいは頻繁に入浴したいけれど、お風呂にかかる水道代を少しでも節約したいと考えている人は多いでしょう。
ちょっとした意識の改善で水道代を少しばかり節約することができるので、水道代を節約したいと考えている方は、以下のポイントを意識してお風呂に入りましょう。
- シャワーはこまめに止めることを意識する
- シャワーヘッドを節水タイプに取り替える
- 残り湯の清浄剤を入れて2日目も同じお湯で入浴する
- 浴槽に水を満杯に入れた2Lペットボトルを入れる
- 使った浴槽のお湯を洗濯に再利用する
まず、シャワーはこまめに止めることを意識しましょう。流しっぱなしにしていると、1分間に約1.6円の水道代がかかってしまうからです。
また、シャワーヘッドを節水タイプに替えるだけで、30〜50%の節水効果が期待できます。水道代節約にも貢献してくれるので、長い目で見ると節水タイプに替えてみるのもおすすめです。
浴槽には、あらかじめ、水を入れたペットボトルを浮かべておくことで、水量を傘増しできます。ちょっとした節約ですが、1年間でみると差が生まれるので、入浴頻度が高い方は試してみてください。
入浴好きな人は少しでも節水を意識して水道代を抑えよう
いかがでしたか。入浴が好きな人は多いですが、その分、水道代が高くなりがちです。最後にご紹介したポイントを参考に、できる限り節水を意識した行動を心がけて、水道代を抑える努力をしてみましょう。