畳でしてはいけない『絶対NG行為』5選

和室の畳

畳は日本の伝統的な床材の1つです。フローリングが普及している現在も、畳は寝転ぶと気持ちいいと人気が高く、わざわざ畳のために和室を作る家も多くあります。今回は、そんな畳でしてはいけない絶対NG行為を紹介します。畳は繊細なので、扱いには十分注意しましょう。

和室の定番『畳』は繊細…扱いには十分注意を!

畳の部屋

日本では、古くから床材として畳が使われてきました。現在も和室を一室設け、畳を床材として使っているというご家庭は多く、畳が日本人に広く愛されていることがわかります。

また、最近では、海外の人々からも注目を集めており、家を建てる際に畳を取り入れたり、畳を使ったビジネスが富裕層の間で拡大していたりと人気が高まっているのです。

そんな日本人だけでなく、海外の人々からも愛されている畳ですが、とても繊細な仕様であるため、掃除方法や注意点など、扱い方には十分気をつけなくてはいけません。誤った扱い方をしていると、カビが生えたり、傷んでしまったりとトラブルを引き起こしてしまいます。

畳でしてはいけない『絶対NG行為』5選

畳は繊細な作りをしている床材なので、正しい扱い方を理解しておく必要があります。ここでは、畳でしてはいけない絶対NG行為を紹介します。以下の行為に心当たりのある方は、扱い方や掃除方法を見直しましょう。

1.ホットカーペットを敷く

畳の上にホットカーペットを敷いて使うと、ホットカーペットの熱で畳が焼けてしまったり、高温多湿な状況を作り出し、カビが生える原因となったりします。

また、長時間畳の上でホットカーペットを使用していたら、焦げ臭い匂いと共に畳から少量の発火現象が起きて焦げてしまったという事例も報告されています。一歩間違えば火事につながる危険な状況なので、畳の上にホットカーペットを敷く行為は避けましょう。

2.水拭きをする

畳を掃除する際、水で濡らした雑巾を絞って水拭きするという人がいますが、これは誤った掃除方法に該当します。畳は湿気に弱いので、水拭きしてしまうと生乾き状態になり、カビが発生する原因となります。

また、水拭きした際に水分が畳に染み込んでしまい、傷んだり、ダニが発生する恐れもあります。水拭きはせず、乾拭きで清潔感を保つようにしましょう。

3.お掃除ロボットで掃除する

最近はお掃除ロボットを使うご家庭も増えてきました。しかし、畳の上をお掃除ロボットで掃除することは避けてください。お掃除ロボットは、畳の目に沿って移動することができないので、畳や畳のヘリ部分が傷ついてしまいます。

お掃除ロボットを使い続けたところ、畳がボロボロになってしまったという報告は少なくありません。畳をきれいな状態で長持ちさせるためにも、畳の部屋はお掃除ロボットが入らないように気をつけましょう。

4.布団を敷きっぱなしにする

和室といえば、布団を敷いて寝室にしているという人も多いでしょう。特に、小さなお子様がいるご家庭では、段差がなく寝心地の良い和室で布団を敷いて寝かせているというご家庭も多いはず。

しかし、畳の上で1日中布団を敷きっぱなしにする行為は、畳と布団の隙間に湿気が溜まってしまい、カビが発生する原因を作ってしまいます。また、畳が湿気によって傷んでしまう恐れもあるので、必ず起きた後は布団を片付けるようにしましょう。

5.熱湯をかけたりこぼしたりする

時々、「畳に潜んでいるダニを死滅させる」という理由で、畳に熱湯をかける人を見かけます。しかし、畳は水分や湿気を苦手としますし、何より熱湯によって畳が傷んでしまうので、絶対にやめてください。

また、故意ではなくても、熱いお茶を畳にこぼしてしまうと、すぐに対処しなければその部分が傷んでしまいます。このように、熱い水分の取り扱いにも注意が必要です。

畳を清潔に保つためには…正しい掃除方法を解説

畳とほうき

畳を清潔に、そして綺麗な状態で保つためには、正しい掃除方法を実施することが大切です。畳の掃除は難しい点はありません。ただし、先に紹介したNG行為はせず、以下の手順で掃除しましょう。

  1. 畳の目に沿って箒でゴミや汚れを取り除く
  2. ゴミや汚れを塵取りで集めたら、乾いた雑巾で仕上げ拭きする

畳の目に沿って、畳専用の箒でゴミや汚れを取り除いていくことがポイントです。掃除機でもゆっくり慎重に、畳を傷めないように気を付けながら行う分には、ひどく傷めることはないでしょう。

また、畳の掃除は1枚1枚丁寧に時間をかけて行ってください。目の隙間にゴミや汚れが入り込んでいる場合、サッサと短時間で掃除を終わらせようとしても、きちんと取り切れていないことが多いからです。

最後に、乾いた雑巾で軽く仕上げ拭きをして終了です。水拭きしてしまうと、カビが発生したり、畳を傷める原因となるので気をつけましょう。

畳は正しい扱いや掃除方法を心がけて長持ちさせよう

いかがでしたか。畳は正しい扱いや掃除方法を心がけることで、綺麗な状態を長持ちさせることができます。「畳が傷んできたな」と感じたら、定期的にメンテナンスを入れることで、40〜50年長持ちできると言われているので、大切に扱いましょう。

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