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味噌玉を丸めるのがめんどくさい時の保存方法6つ!
味噌玉で作った味噌汁は、自分好みの味に仕上げられるので、インスタント味噌汁とは違った満足感があります。お湯を注ぐだけなので、料理ができないときやお子様でも手軽に味噌汁を作っていただくことができます。
そこで、味噌玉を作るとき丸めるのがめんどくさい!という人のために、簡単に保存する方法を6つご紹介しましょう。
丸めずに直接ラップで包む
味噌玉を丸めるのがめんどくさい、そして保存のためにできるだけ容器を使いたくないという方には、味噌玉を丸めずにラップで直接包んで冷凍保存する方法をおすすめします。
まずは、ラップの上に味噌を置き、その上に粉末だしと具材をのせます。ラップの四隅をひとまとめにし、味噌を丸めるように包み込み輪ゴムで縛ると、手で丸める手間をかけずに包むことができます。のせる具材は水分をしっかり絞った野菜、できるだけ乾燥させたものを使いましょう。
そして、ラップに包んだ味噌玉を、さらにフリーザーバックに入れて密封すると、冷蔵庫の匂いが付きにくくなります。
タッパーにそのまま詰める
味噌玉をラップで包むのも、小分けにするのもめんどくさい!という場合には、味噌玉のベースに具材を混ぜ込んだ味噌玉をそのままタッパーに詰めてしまいましょう。
タッパーに入れてへらなどで平らに伸ばし、均等に線を引いておくだけで取り出しやすくなります。味噌汁を作る時に、その都度冷蔵庫から出してスプーンで必要な分をすくい取りましょう。
また、冷凍庫に入れてある程度固まった味噌玉を金属ベラなどを使って等分します。こうして小分けにしておくと使うときにラクですよ。
プラスチック製のタッパーには味噌玉のニオイが移りやすいので、ガラス製のタッパーを使うと良いかもしれませんね。
味噌玉専用の容器が市販されている
「みそ玉がポン」って商品、ご存じですか?味噌玉を冷凍保存するための蓋付きシリコン容器です。蓋付きなので味噌が空気に触れにくくなり酸化を防ぐことができます。
味噌15mlに粉末だしと具材を加えて作った味噌玉1個の容量はおよそ20m。お湯を注ぐと、ちょうどお椀一杯分になります。
味噌汁を作る時にポンと入れてお湯を注ぐだけで、手軽に自家製インスタント味噌汁ができあがりますので、一人分用の味噌汁が欲しいときや忙しい朝に重宝しますよ。
製氷皿に入れる
みそ玉がポンを購入しなくても、ご家庭にある製氷皿に直接味噌玉を入れて冷凍保存することもできます。味噌玉を製氷皿に詰めてその上に具材を置きます。
ニオイ移りや冷凍焼けにならないように大きめのフリーザーバックに入れて密閉してから冷凍するとよいでしょう。
どうしても製氷皿に味噌の匂いが移るのが気になるという方は、ラップを製氷皿に敷いた上に味噌玉を置いてみてはいかがでしょうか。
味噌は冷凍してもカチコチに凍ることはなく、シャーベットのような状態で固まっているので、案外簡単に取り出せますよ。
15cc用のプラケースに入れる
スーパーや100均のお弁当コーナーにあるプラスチック製の小さな調味料収納容器。本来ならマヨネーズやケチャップを入れてお弁当と一緒に持っていく容器なのですが、この中に15cc程度入れられるので、みそ汁1椀にぴったりのサイズです。
しっかりした作りのプラスチック製のものも売られていますので、洗いながら数回繰り返し使っている方もいるようです。
大さじすりきり1杯の味噌、およそ15ccで作った味噌玉1個の目安はおよそ20ccので、若干大盛になりますが、これでみそ汁1椀分に相当します。
分量が違うと味にばらつきが出るので、清潔なスプーンや箸を使ってていねいに容器に詰めてくださいね。
100均の小さなシリコンカップに入れる
繰り返し使えて冷凍保存もできるとても便利なシリコンカップに、味噌玉を入れるのはいかがでしょうか。
ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100均でも色々な種類のカップを取り扱っていますので、鮮やかなカラーが料理を華やかに演出してくれます。
スプーンを使って味噌玉をシリコンカップに入れるだけなので、丸めてラップで包むよりめんどくさい手間は省けますよね。シリコンカップに入れてから、タッパーやフリーザーバックに入れて密閉すると、冷凍庫の匂いが付く心配もありません。
シリコンカップなら、洗って何度も再利用できますし、味噌玉のベースの上に具材を乗せて冷凍保存しておくと使う時も取り出しやすいので便利です。
《 ポイント 》
- 味噌玉を丸めずにラップで直接包む。
- そのままタッパーに詰めて平らにし、その都度必要な分をスプーンですくい取る。
- 味噌玉専用の容器「みそ玉がポン」に入れて保存する。
- 味噌玉を製氷皿に詰めて冷凍保存する。
- 調味料を入れるプラスチック製の小さな容器を使う。
- 繰り返し使えて冷凍保存もできる便利なシリコンカップに入れる。
味噌玉の作り方
基本の作り方
シンプルに味噌と粉末だしのみ(具なし)で、1杯ずつではなく、ある程度まとめて作るのが味噌玉の基本です。
市販の味噌と粉末のだしを混ぜて味噌汁の汁になるベースを作り、お好みで具材を入れます。もしくは、最初から具を入れずに、食べる時にその都度、お好みの具を加えて作ってみてはいかがでしょうか。
- ボウルに味噌と粉末だしを合わせ、この二つがまんべんなく馴染むまでヘラなどを使って混ぜ合わせます。
- 上で合わせた粉末だし入りの味噌をそのまま保存してもOKですが、そこに手毬麩や乾燥わかめなどをお好みで加えてください。
- みそ汁1杯分ずつの分量になるように15等分にして、それぞれラップで包んだら味噌玉の出来上がりです。
これを冷蔵庫で保存し、味噌汁を作る際に必要な分量ずつ使います。 - 召し上がるときには150ccの熱湯を注いで溶かしますが、味噌汁をお好みの濃さになるようにお湯で調節してくださいね。
作りやすい分量
ここでは作りやすい分量、味噌汁15杯のレシピです。
だしパックの中身や鰹節粉など、天然だしの場合
用意するものは、味噌200gと天然だし素材の粉末だし30g(大さじ3強)です。天然素材の粉末だしはけっこう多めに感じますが、程よくだしの香りがする味わいに仕上げるにはこのくらい必要でしょう。
和風顆粒だし(ほんだしなど)の場合
ご紹介した味噌玉のレシピは、粉末状のだしを使用して作るタイプのものですが、皆さんご存じの「ほんだし」など一般的な和風顆粒だしでも同じように作ることができます。
ただし、和風顆粒だしは粉末だしよりも0.5gほど塩分が多くなりますので注意してくださいね。
和風顆粒だしの味噌汁一杯分は1g、味噌玉10個分だと10g(大さじ1杯弱)を目安にすると良いでしょう。あとは味噌の量を調整するなどして塩分量を調整するようにしてください。
味噌玉におすすめの具材
わかめや豆腐などを乾燥させた具材を混ぜ合わせた味噌玉を作っておくと、めんどくさい手間が省けてとても便利です。
ただし、水分が多い具材だと浸透圧の関係で味噌に水分が移り、保存性が悪くなってしまいますので、水分を含んでいない食材を使ってください。
最近の乾燥野菜などの乾燥具材は、安くて便利で美味しいものが多いので、いくつか常備しておくといろんな料理で活躍します。
以上にことを踏まえて、味噌玉の中に混ぜ込む具材は、次のような食材がおすすめです。
- 長ねぎ、小ねぎ、大葉、みょうが、みじん切りした生姜などの香味野菜。
- 乾燥野菜、かつお節、とろろ昆布、乾燥麸、小さめの高野豆腐、乾燥わかめ、焼海苔、乾燥あおさ、干した桜えび、青のり、塩昆布、ごまなどの乾物類。
- コクがプラスされる天かすや、電子レンジで加熱して水気を飛ばした油揚げ。
- さっぱりしてさわやかな味わいを楽しめる梅肉。
味噌玉に向かない具材
では、味噌玉に混ぜ込むのに向かない具材にはどのような食材があるのでしょうか。基本的には、冷凍保存した際に食感が変わってしまう食材は、味噌玉の具材には不向きです。
中でも、豆腐、こんにゃく、茹でたたけのこなどは冷凍すると食感が変わってしまうので、味噌玉には加えない方が無難でしょう。
どうしても豆腐を使いたい場合は、乾燥させた豆腐、もしくは具材なしの味噌玉を用意しておいて、お湯を注ぐ直前に豆腐をお椀に入れるとよいでしょう。
また、にんじん、れんこん、ごぼう、大根などの根菜やいも類は、お湯を注ぐだけでは中まで火が通らないため不向きです。ゆでて冷ました食材であれば使用できますが、水分を多く含んでいるため保存期間は短くなります。
《 ポイント 》
- 味噌と粉末のだしを混ぜてベースを作り、お好みで具材を入れる。
- 乾燥具材を混ぜた味噌玉を作っておくと、めんどくさい手間が省ける。
- 水分を含んでいない乾燥野菜や乾物類がおすすめ。
- 冷凍保存で食感が変わってしまう食材は不向き。
味噌玉の賞味期限
作った味噌玉は、冷蔵庫か冷凍庫で保存します。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存での賞味期限は1週間程度です。ニオイが移らないように、タッパーやフリーザーバックなどの容器に入れて密閉した状態で保存するようにしましょう。
また、冷凍に向かない具材を入れた場合は、冷蔵庫で保存して早めに使い切るようにしましょう。
冷凍保存の場合
冷凍保存での賞味期限は1ヶ月程度です。冷凍庫で保存してもカチカチに凍ることはないので、使う時に解凍する必要はありません。
めんどくさいからたくさん作り置きしたいときには、冷凍庫での保存がおすすめです。冷凍庫から出してすぐに食べる場合は、電子レンジで20秒ほど温めたものを使うと熱々の味噌汁が作れますよ。
《 ポイント 》
- 冷蔵保存での賞味期限は1週間程度。
- 冷凍保存での賞味期限は1ヶ月程度。
最後に
お湯を注ぐだけでおいしい味噌汁が味わえる味噌玉は、忙しい朝や一人で簡単にごはんをすませたいときに重宝します。
冷蔵や冷凍保存が簡単にできるので、めんどくさがりやさんには魅力ですよね。いろんな具材で作った味噌玉を常備しておくと、お湯さえ沸かせばいつでも楽しめます。
具材をアレンジしながら様々な風味の自家製味噌玉を作ってみてくださいね。