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『恥ずかしがりやな子ども』にしてはいけないNG行為3選
程度の差はあるものの、子どもの成長過程で恥ずかしがる時期は誰にでもあるものと言われています。そんな時、親や周囲の大人はどのような点に注意すればいいのでしょうか。
1.子どもに急かすような言葉をかけるのはNG
恥ずかしがりやな子どもはもじもじして自分の意見を言えなかったり、挨拶ができない、友だちの輪の中に入れない、という場面が多いです。そんな時、親が焦って「早く挨拶して!」「みんなと一緒に遊んできなさい!」など急かすような言葉をかけるのは控えましょう。
子どもは急かされることで心が乱され、動こうと思っても動けなくなってしまいます。また急かす言葉をかける時、親のほうが焦りを感じているとその焦りが子供に伝染し、かえって逆効果になることも否定できません。
子どもにも子どものタイミングがあるはずですので、焦る気持ちを抑え、自ら行動に移すのを見守るよう心がけましょう。
2.人見知りや恥ずかしがることをダメなことのように言うのはNG
人見知りをしたり、挨拶がなかなかできない時でも「どうしてそんなに恥ずかしがるの?」など、子どもを否定するような言葉は避けるべきです。親から否定されると子どもは自信を失い、もっと消極的な性格になってしまうことも考えられるからです。
また子どもの前で「うちの子恥ずかしがりやなんです」と他人に言うのも避けるようにしてください。恥ずかしがりやの子どもは敏感であることが多いため、他人に対する親の発言によって深く傷ついてしまい、さらに引っ込み思案になってしまう可能性もあります。
3.他の子や兄弟姉妹と比較するのはNG
〇〇ちゃんや〇〇君はできているのに、など他の子どもと比較するのもやめるべきです。友達だけでなく兄弟姉妹との比較もNGです。
他人と比較されると子どもは親に不信感を抱いたり、自分は愛されていない、と思うようになってしまうと言われています。子供が自分に自信を持てるように、他の子と比較をするより、個性を大切にその子の良い部分を褒めてあげましょう。
『恥ずかしがりやな子ども』への対応策
恥ずかしがりやな子どもに対して親や周囲の大人がとるべき対応策では、次のことを意識してみてるのがおすすめです。
- 子どもが恥ずかしがってしまうことに理解を示す
- 子どもの得意なことやできたことを積極的に褒める
- 大人数が苦手な子には少人数の友だちと遊ばせる
- 他の子どもたちの輪の中に入れないときは、無理に遊ばせようとせず眺めるだけでもよし、とする
- 小さな目標達成や成功体験をさせて自信を持たせる
- 子どもの意見に耳を傾け肯定的な言葉をかける
- ひとりで不安そうなときは親が一緒にチャレンジする
- 子ども目線で子どもの気持ちに寄り添うことを心がける
また、恥ずかしがりやはネガティブなことばかりでない、ということを親や周囲の大人たちが認識しておくことも大切です。恥ずかしがることや引っ込み思案は、慎重に物事を考えたり丁寧に取り組める性格であるとも言えます。
子どもの個性としてとらえ、寄り添いながら少しずつ自信を持ってもらえるよう、チャレンジできた時や頑張った時はたくさん褒めてあげましょう。
子どもの「自分らしさ」を押さえつけないように!
我が子があまりに恥ずかしがりやで引っ込み思案だったりすると、心配に思うことも多いでしょう。ですが、人は生まれ持った気質がありそれぞれの個性が存在しています。
欠点と思ってしまう部分も強みでカバーできるよう、子どものできる部分を褒めて強みを伸ばしてあげるようにすることも大切です。恥ずかしがりやを克服させようと、子どもの自分らしさを押さえつけないよう心がけましょう。