はちみつを凍らせる方法はある?冷凍保存でも賞味期限は変わらない?

はちみつ

はちみつを一般的な家庭用の冷凍庫に入れても凍らせることはできません。家庭用の冷凍庫は一般的にマイナス18℃に設定されていますが、はちみつはマイナス20℃~マイナス25℃以下でないと凍らせることはできませんので、マイナス30℃程度まで設定できる業務用冷凍庫でなければはちみつを凍らせることはできないことになります。

はちみつは冷凍庫に入れても凍らない理由

はちみつ

家庭の冷凍庫にはちみつを入れてカチカチに凍らせることはできませんが、なぜはちみつを冷凍保存できないのでしょうか?

はちみつを冷凍するには、マイナス20℃~マイナス25℃以下で凍らせる必要があります。普通の家庭用冷凍庫では、マイナス18℃なのではちみつを凍らせることはできません。

これは、はちみつを凍らせることができないということではなく、一般家庭の冷凍庫では凍らせることができないということだけです。

はちみつは糖度が高いので凍りにくい

糖度が高ければ高いほど凍る温度(凝固点)は低くなります。そして、はちみつの糖度は80%以上。ハチミツは糖度が高いので、冷凍庫で凍らせることができません。

また、ハチミツは水分をほとんど含まないため、凍結しにくいのです。ただし、ハチミツは冷凍庫で凍らせることはできませんが、とろみは増します。

はちみつが白く固まるのはなぜ?

一般的に、はちみつは直射日光の当たらない風通しのよい冷暗所や常温で保存されていますが、久しぶりに使おうと取り出してみると、白く固まっていることがあります。これをはちみつの「結晶化」といいます。

〈結晶化になる仕組み〉
はちみつの主成分は、「ブドウ糖」と「果糖」の2種類の糖です。このうち、ブドウ糖は14℃前後で結晶化します。また、急に温度が下がったり、振動で気泡ができたりすると結晶化することがあります。

ブドウ糖と果糖の比率ははちみつによって異なりますが、ブドウ糖の比率が高いはちみつの方が結晶化しやすということになります。また、温度が5℃を下回ると結晶化しにくくなります。

はちみつが結晶化しても食べることはできますが、食べた時にジャリジャリとした食感がある場合があります。その場合は、元のとろりとしたはちみつに戻すことができますので、気になる方はこちらの記事の「凍った(結晶化した)はちみつの戻し方」をご覧ください。

《 ポイント 》

  • はちみつが凍る温度はマイナス20℃~マイナス25℃以下。
  • はちみつが凍らないのは糖度が高く、水分がすくないため。
  • はちみつは14℃程度で結晶化し、5℃を下回ると結晶化しにくい。

はちみつを凍らせる方法はある?

はちみつ

はちみつは、マイナス20℃~マイナス25℃以下でしか凍結できないため、一般的な家庭用冷凍庫では凍らせることはできません。

業務用の冷凍庫であれば、マイナス30℃程度にすることができますので、はちみつを凍らせることが可能ですが自宅では無理ですね。

もし、家庭用の冷凍庫ではちみつが凍った場合、それは純粋な蜂蜜ではないかもしれません。

それは、はちみつ風にしたシロップかもしれないので、容器に記載されている成分表を確認しましょう。純度100%と記載されていても、凍ってしまった場合は要注意です。

一般的な家庭用冷凍庫でははちみつを凍らせることはできませんが、冷凍庫で保存することで結晶化を防ぐことができます。そのため、冬場などは冷凍庫で保存することをおすすめします。

はちみつの保存方法と賞味期限

はちみつ

はちみつは常温保存が基本

基本的に、はちみつは糖度が高く、水分量が少ないため、賞味期限が非常に長く、常温で保存することが可能です。

はちみつを常温で保存する場合は、直射日光を避け、風通しの良い涼しい暗所で保存する必要があります。通常、20℃前後の室温で保存するのがベストです。

はちみつは長期間保存することができますが、市販のはちみつの容器に記載されている賞味期限内に消費する必要があります。

記載されている賞味期限は未開封のものですが、開封後は清潔なスプーンを使用し、使用後は空気が入らないようにすぐに蓋を閉めれば、賞味期限はほとんど変わりません。

常温保存した際の注意点

はちみつは5℃~14℃になると白く固まり、結晶化します。結晶化したはちみつも食べることはできますが、砂糖の結晶でジャリジャリとした食感になります。また、使いづらくなるので、なるべく15℃以下になる場所には置かないようにしましょう。

購入した時の容器のまま保存しても問題ありませんが、陶器製の密閉容器の方が光を遮ることができるのでおすすめです。ただし、容器は使用前に煮沸消毒してから使用しましょう。。

はちみつは冷蔵での保存はNG!

冷蔵庫内の温度は0℃~10℃なので、はちみつが結晶化する原因になります。また、はちみつを冷蔵庫で冷やしても賞味期限は伸びませんので、冷蔵庫での保存はおすすめしません。

冬場は冷凍保存がおすすめ

冷凍庫ではちみつを凍らせることはできませんが、冷凍庫でとろみがつきます。また、はちみつは5℃以下では結晶化しませんが、冷凍庫はマイナス18℃なので、はちみつが結晶化することはないでしょう。

冬場などの寒い時期に5℃~14℃の室温で保存すると結晶化してしまうので、冬場は冷凍保存がおすすめです。

はちみつの賞味期限

はちみつの賞味期限は、常温保存でも冷凍保存でもあまり変わりません。

一般的にスーパーで売られているはちみつの場合、美味しく食べられる賞味期限は2~3年です。はちみつの純度や種類によっては、数十年持つものもあります。

また、はちみつの賞味期限は、密封後も開封後もあまり変わりません。はちみつが傷みにくいのは、はちみつに強い殺菌力があることと、はちみつにはほとんど水分が含まれていないからです。

ただし、強い殺菌力と低水分であることは、はちみつ100%に限ります。純度が低く、不純物やはちみつ以外のものを含むはちみつは腐る可能性があるので、購入の際は成分表をよく確認しましょう。

《 ポイント 》

  • 基本的にはちみつは常温保存。
  • はちみつを結晶化させたくない場合は冷凍保存。
  • はちみつは常温保存でも冷凍庫での保存でも、賞味期限は2~3ヵ月で変わらない。

凍った(結晶化した)はちみつの戻し方

はちみつ

はちみつは凍らせることはできませんが、結晶化して固まることはあります。

結晶化とは、はちみつの温度が14℃以下になると、成分が液体から個体に変化し、白く固まることですが、はちみつの品質が劣化したわけではありません。

そして、元のはちみつの状態に戻すことができます。結晶化したはちみつを戻すには、お湯で煮る方法と、沸騰した鍋で溶かして戻す方法があります

湯煎で戻す

  1. ボウルの中に45℃~60℃程度のお湯を入れます。
  2. 結晶化したはちみつを容器ごとお湯に浸けます。
  3. 10分ほど放置します。
  4. スプーンなどではちみつをゆっくりかき回します。
  5. はちみつがとろりと元に戻ったらOKです!

鍋で火にかけて戻す

この方法は、耐熱容器や瓶に入ったはちみつ以外はNGです。

  1. 鍋に水をたっぷり入れてはちみつの瓶を入れます。
  2. 鍋をとろ火にかけ45℃~60℃くらいになるまでゆっくり温めます。
  3. お湯の温度を45℃~60℃に保ったまま、スプーンではちみつをゆっくりかき回します。
  4. はちみつが元にもどったらOKです。

注意点

はちみつを鍋に入れて火にかけ、元の状態に戻すときは、耐熱容器以外には入れないでください。プラスチック容器など高温に弱い容器は、火にかけると容器が溶けてしまうので注意しましょう。

水温が60℃を超えると、はちみつの成分が変化することがありますので、注意してください。

結晶化したはちみつは、完全に溶かして元に戻してください。はちみつ容器に結晶が残っていると、再び結晶化する可能性が高くなります。

電子レンジでの加熱は可能ですが、容器が破裂する恐れがありますのでお勧めできません。

最後に

ホットケーキ 

はちみつは家庭用冷凍庫では冷凍できませんが、冷凍庫で保存することはできます。冷凍庫で保存すれば結晶化せず、栄養成分も変わらないため、冷凍保存が最適です。

はちみつに含まれる栄養素は冷凍しても壊れませんが、60℃以上の加熱で壊れる栄養素もあります。はちみつの豊富な栄養素を壊さずに取り入れるには、飲み物や食品と一緒に加熱するのではなく、冷めてからはちみつを加えるとよいでしょう。

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