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しおれた野菜、捨てずに復活させる方法を知っていますか?
野菜を長く保存していると、しおれたり、悪くなったりすることがあります。悪くなっていなくても、しおれた野菜を見て「この野菜、もうダメかな」「復活させる方法はないのかな」とがっかりすることも。
ですが、しなしなとしおれた野菜をシャキッと新鮮な状態に戻すことができる裏技があるのです。特に、葉物野菜はしおれやすいので、しおれてしまった際は捨ててしまう前に、これらの裏技を試してみることをおすすめします。
しなびた野菜をシャキッとさせる4つの裏ワザ
しおれてしまった野菜でも、シャキッと新鮮な食感に復活させる方法があります。特に葉物野菜に効果的ですので、しおれた野菜があれば、ぜひ試してみてください。 。
1.水が入ったボウルに葉野菜の根元を数時間浸す
時間を使ってしなしなになった野菜を復活させたいなら、この簡単な方法がおすすめです。
水を満たしたボウルに葉野菜の根元を浸すようにして立て、数時間放置してみてください。この方法で、野菜は水分を吸収し、みずみずしくシャキッとした状態に戻ります。ブロッコリーのような野菜も、茎の下端を少し切って水に浸せば、みずみずしさを取り戻せます。
2.氷水に10〜30分浸す
少し速めにシャキッと感を復活させたい場合は、氷をたっぷり入れた冷たい氷水に野菜を沈めてみましょう。
野菜は冷えた環境に触れることで、繊維が引き締まり、シャキッとした食感が戻ります。葉物野菜は10分程度で、20分もあればしっかりと復活します。ブロッコリーなども、普通の水よりも速く、約30分で生き返ります。
この方法を試す時は、栄養素が水に溶け出さないように、野菜を長時間水に浸さないよう注意し、適切なタイミングで取り出しましょう。
3.「50℃」のぬるま湯で30分ほど浸す
最近注目されているしおれた野菜を復活させる方法に、50℃のぬるま湯に30分程度浸すというものがあります。
これは「ヒートショック」と呼ばれ、野菜の気孔を開いて早く水分を吸収させる技です。ぬるま湯に30分浸すことで、水よりも効率よく水分を吸収し、速やかに復活させることが可能です。
しかし、あまりに熱いと野菜がふにゃふにゃになる可能性があるため、理想的な温度は48〜52℃とされています。できるだけ温度計を用いて正確な温度を測ることがおすすめされます。
4.「50℃」のぬるま湯1Lに、酢と砂糖各大さじ1を加えて野菜を浸す
「急いでいる!」という時は、50℃のぬるま湯1リットルに酢と砂糖を各大さじ1混ぜ合わせ、その中に野菜を入れてみましょう。
砂糖は野菜の水分吸収を促し、酢には野菜をシャキッとさせる殺菌効果があります。わずか10分で変化が見え始め、20分経つと新鮮な野菜のように復活します。時間がない時に野菜をサッと復活させたいなら、この方法が最適です。
しなびた野菜は復活可能!でも腐った野菜は処分する必要がある
ここで紹介した方法を使えば、しおれてしまった野菜も短時間で生き返らせることが可能です。ただし、これらの方法は「しおれた」状態に限ったことで、一度腐ってしまった野菜を元通りにすることはできません。
次のような特徴が見られる場合は、野菜が腐っている可能性が高く、食べるのは避けて処分すべきです。
- 色が茶色や黒へと変わっている
- 不快な臭いがする
- ネバネバしている
- カビが生えている
これらの特徴がある野菜は、腐っている可能性が高いので注意が必要です。野菜によって腐敗のサインは異なるため、これらを参考にしてください。
しおれた野菜は水分を吸収させて復活させよう
いかがでしたか。しおれた野菜は、水分を吸収させることで元通りにすることができます。家にしおれた野菜があるなら、ここで紹介した裏技を試してみると良いでしょう。きっと、シャキッとした歯ごたえを持つ野菜へと復活させることができるはずです。