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蛇口の『ポタポタ水漏れ』にやるべき応急処置4選!
ポタポタ水漏れは見過ごしてしまいがちですが、気づいたら早めに対処しましょう。
1.止水栓を閉めて家全体の水を止める
蛇口の水漏れが発生した場合、最初に行いたいのが水道の元栓を閉めて、家全体の水を止めることです。止水栓を止めずに水漏れの処置をすると、作業している間に水があふれ出てしまう可能性があります。
キッチンの蛇口の場合はシンク下の流し台から出ている配管部分についているレバーを回して水を止めることができます。
2.ナットやネジを締める
水道の蛇口にはナットやネジが使われています。これらが緩むと、隙間ができ水が漏れてしまいますので、緩んだナットやネジを締めてみましょう。蛇口に多く使われているのが袋ナットです。袋ナットとは、六角になった輪っか状のもので部品のつなぎ目についています。
また、ナットを回して締め付ける工具には「レンチ」というものを使います。ナットのサイズに合わせたレンチを使って回しましょう。
締める時の注意点
回す際に注意することは、きつく締めすぎないようにすることです。ナットの緩みが原因の場合、軽く締めるだけで水漏れは改善されます。水漏れが止まらないからときつく締めすぎると、ナットが破損する原因となります。
カートリッジを交換
混合水栓のトラブルで多いのがカートリッジの劣化による水漏れです。カードリッジは混合水栓の心臓部といってもよいほど重要なパーツと言われています。
10年ほど使っていると劣化して水漏れなどが発生するため、業者に依頼する方法もありますが、手順にしたがって行えば自分で交換することもできます。
カートリッジを交換するためには
メーカーの公式ホームページやネットショップなどで新しいカートリッジを購入します。メーカーによって交換の仕方は異なりますので、取扱説明書やメーカーのホームページを参考にしましょう。
自信がない場合は業者に依頼するのが安心です。また10年以上使用している蛇口はカートリッジを交換しても水漏れが解決されないこともあります。
パッキンを交換
金属の部品の間にできる隙間を埋めているのがゴムパッキンです。ゴムパッキンが劣化すると、部品をきつく締めても隙間が空いてしまい水漏れの発生につながります。パッキンは消耗品のため定期的に交換する必要があります。寿命は10年程度ですがパッキン交換の目安は
- ひび割れがある
- 隙間ができている
- 感触がかたくなったり弾力が無くなっている
- 手で触ると黒く汚れる
などの状態になっていたら早めに交換しましょう。
パッキンを交換するためには
蛇口のパッキンは水漏れ箇所によって交換する場所が異なりますので、まず蛇口をタオルでふき取って水漏れの個所を確認します。
蛇口にあった種類とサイズのパッキンを選ぶ必要がありますので、蛇口のメーカーや品番、パッキンの種類とサイズを確認してください。メーカー名と品番は、蛇口の根元を見るとラベルが記載されていることが多いです。また蛇口の取扱説明書などでも確認できます。
自分で応急処置できる基準判断とは
ポタポタ程度の水漏れの場合は、自分で応急処置できることも多いですが、水漏れの勢いが強くなってきたり、大量に水が吹き出している場合はプロにお任せするのが安心です。
また、パーツを自分で取り外しができるだけでなく、元に戻せる自信があれば、自分で応急処置するのもよいでしょう。部品の一部を取り外したりするのが困難な場合は、水漏れが少量でも修理を依頼したほうがよいでしょう。
原因や修理方法が分からない場合は早めに修理業者に連絡を!
最初はポタポタ程度の水漏れでも、そのまま放置しておくと悪化して水漏れの勢いが激しくなったり、大量に出てくることがあります。
また、どこから水漏れしているのかなど原因が特定できない場合も、自分であれこれいじるのは悪化させる原因になります。修理方法が分からないときは早めに業者に連絡をするのがおすすめです!