一日一冊の本を読むメリットとは?達成させるためのコツ8つ

本を読む女性

一日一冊の本を読むためには時間の確保が必要ですが、毎日本を読むことでどのようなメリットがあるのでしょうか。忙しい生活の中で本を読むことはできるのか?・・・と思われる人もいるでしょうが、一日一冊を達成するには8つのコツがあるんです。読書とは自分への投資でもあるので、毎日1時間だけでも読む習慣をつけることができたなら、人間としての幅が広がるのではないでしょうか。

一日一冊の本を読むことは可能?

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一日一冊、本を読んでみたいと思って購入してみたものの、時間を作れなかったり気が向かなかったりと、何日も置きっぱなしにしていませんか?本を読むことで知識を増やし、自分自身のレベルアップに繋げたい!と思っている方、心配いりません。

忙しい時や厚い本など、状況が一定しているわけではないので、一日一冊なんてあり得ないと思うかもしれませんが、大丈夫です。本を「読みたい」「読もう」という気持ちさえあれば、一日一冊の本を読む時間を確保することも、本の内容を頭の中に入れることも可能なのです。

人が本を読むスピードは1分あたり500~700文字といわれています。一般的な文庫や新書は10万文字程度のものが多いので、そう考えるとおよそ140分、2時間半で読み終える計算になります。

2時間半を長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれですが、コツをつかんで習慣にできれば一日に一冊の本を読むことは、それほど難しいわけではないでしょう。

一方で、速読術という方法もありますが、さまざまな研究の効果によると、読むスピードを上げると、読んだ気になるだけで内容の理解度はむしろ下がると言われています。速く読むことだけを意識した読書法では、本の内容はほとんど頭に残っていないというわけです。

以上を踏まえたうえで、読み進めるコツを把握し、映画やテレビのスペシャル番組とそれ程かわらない時間を上手に使って、今日から始めてみましょう。

《 ポイント 》

  • 読む気持ちがあれば時間を作ることも、内容を頭の中に入れることも可能。
  • コツをつかんで習慣化できればそれほど難しいわけではない。

一日一冊の本を読むためのコツ8つ

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一日一冊、本を読むために必要なことは、「読書時間を確保する」そして、「読書を毎日の習慣にしてしまう」ことです。では、ここからは実際に一日一冊の本を読むためのコツを、以下で詳しく解説していきます。

日々の習慣にする

一日一冊読む!と目標を立てたとしても、すぐに習慣化するには時間が必要です。最初からハードルを高く設定してしまうと続けることが難しくなるので、毎日行う作業と組み合わせて少しづつコツをつかんでいきましょう。

「~した後に本を読む」「本を読んでから~する」「~しながら本を読む」など、日常するべきこと組み合わせることで、そのルールに沿って上手に時間を使えるので習慣化しやすくなります。

実際に、「通勤電車の中で本を読む」こと以外にも、「トイレで本を読む」「お風呂に入りながら本を読む」人もいるようですよ。「物ごとは21日間続けると習慣になる」と言われていますので、まずはそれを目安に取り組んでみてください。

読書時間を確保する

当然のことですが、本を読むためにはそれに費やす時間が必要です。いつもどおりの生活をしていたら本を読むための時間を作るのは難しいので、一日のスケジュールを見直し、時間を確保する工夫をしましょう。

スキマ時間を活用する

日々忙しく暮らしている方にとっては、本を読む時間を1時間以上確保するのは大変でことですよね。その場合には、ちょっとしたスキマ時間を活用してみましょう。電車で移動している時間や休憩時間など、少しでも時間が空いたらすぐに本を開いて読書のための時間にしましょう。

スキマ時間にスマホを見ている人は多いのですが、この時間を読書に充てるだけで全く違う人生になると思いませんか。「電車に乗ったら本を読む」「社内で昼食を取った後の空き時間を利用する」など、自分でルールを決めて実践してみましょう。

このようにちょっとした時間でも、積み重なれば本を一冊読める時間になりますので、スマホを置いて本を片手に行動を起こしてみたらいかがでしょうか。

集中できる場所で読む

本を読む場所も大切です。ぶっ通しで集中的に読むのはかなり難しいので、できる限り集中できる場所を見つけることも必要でしょう。

自分の部屋だと、ついついネットでどうでもいいものを検索したり、マンガや雑誌を広げてしまいます。そしてそのまま寝てしまうことも。

自分にとって集中できる環境とそうでない環境を考えてみてください。たとえば、行き慣れたカフェや静かな公園などどこでもいいので、自分が一つのことに集中できる場所を探してみましょう。

一字一句逃さず読む必要はない

本は一字一句逃さないように真剣に読まなければ理解できないわけではありませんよね。「気になるところだけじっくり読もう」という程度に、ななめ読みしてもいいのではないでしょうか。

自分が興味を持った箇所をしっかりと頭に入れて、あとはななめ読みしてスピードを早めてみてください。そうこうして読み進めると一冊にかける時間が短くなり、より多くの本を読めるようになっているはずです。

早起きする

何からもじゃまされることなく、一日一冊集中して読む習慣をつけたいのなら「早起きすること」が一番です。早朝は頭がすっきりしていて最も効率よく働く時間帯です。

まとまった時間をとることもできますし、朝と昼とでは約2倍のスピード差があるので、昼に1時間かかる本を朝だったら30分で読めるということになります。

一気に読破するのではなく休憩をはさむ

人間の集中力が続く時間には限界があります。学校でも40分勉強して10分休むように、集中力を維持するためには定期的に休憩したり、場所を移動して気分を変えることも必要でしょう。

同じ体制でずっと座っていると肩やお尻が痛くなってくるので、本を読んで疲れを感じたら、一旦休憩してみましょう。気分を変えるために別のことをしたり、軽く体を動かしてから読書を再開すればよいのです。

ゲーム感覚で始めてみる

習慣化するためには読書に費やした時間など、何でも数値化して記録するとゲーム感覚で楽しめます。

「目標」と「結果」を記録してもいいですし、1日にどれくらい読んだのか、前日と比べてどれくらい増えたのかなど、毎日数値が増えていくのを楽しいと感じるでしょう。さらにSNSやブログに感想を書くなど、積極的に参加してみても面白いですよね。

《 ポイント 》

  • 主なコツは「読書時間を確保する」「読書を毎日の習慣にしてしまう」こと。

一日一冊のペースで読書するメリット

スキルアップイメージ

普段生活していると、ふとスマホを見る機会はあっても、本を出して一日一冊読むことはなかなかありませんよね。わざわざ本を読むなんて面倒だと思いがちですが、それは違います。

本を読めば読むほど、自分がレベルアップしていると実感できるのではないでしょうか。では、読書で得られるメリットについて具体的に紹介しますね。

多くのことが学べる

本を読めばさまざまな知識や教養が身に付きます。多くのことを本から学べるので、自分に自信がつき対応力も身につきます。今必要なノウハウを教えてくれるので、仕事や人間関係においても役に立つこと間違いないでしょう。

脳が鍛えられる

本を読むと脳の機能が活性化するというデータがあるそうです。脳は筋肉と同じく使わないとどんどんと衰えていくので、本を読めば読むほど頭がフル回転し、脳のトレーニングになります。

本を読んで新しいことに触れると、頭の中で書かれている世界をイメージするので想像力がグンと向上します。また、情報処理の能力もいつの間にか鍛えられていることでしょう。

コミュニケーション能力が上がる

本を読むと脳の中の特に言語や感情に関係する部分が活性化されます。コミュニケーション能力が高い人の特徴は「相手の感情を上手に読み取れる」、いわゆる共感性が高いということです。どんな対応をすればベストなのかが身についているので、信頼関係にも繋がります。

また、役立つ情報や、面白い話題で会話を盛り上げられるので、相手に楽しんでもらえることでしょう。

ストレスが軽減される

ストレスを減らしリラックスできる状態を作れるのも、読書するメリットの一つでしょう。読書に集中していると、イライラが収まったり前向きな気持ちになったりした経験はありませんか。

読書で非日常を疑似体験することで、ストレスを軽減できるので、ストレス解消を目指すなら自分の今の気持ちに似合った本を選ぶことがポイントです。客観的に自分を見ることができるので、行動の変化や苦しい気持ちの軽減につながりやすくなります。最近では、ストレスの対処法としてセラピーにも取り入れられています。

《 ポイント 》

  • 知識や教養が身に付き多くのことが学べる。
  • 本を読めば読むほど脳のトレーニングになる。
  • 共感性が高まりコミュニケーション能力が上がる。
  • 自分の気持ちに似合った本を選ぶとストレスが軽減される。

一日一冊読書をしている人はいる?

本を読む女性

一日一冊読めば確実に何かが変わると言われています。ですが、実際に一日一冊を実行している日本人は5%以下しかいないようです。その5%に入るためには、著名人のアドバイスを参考にしてみましょう。

YouTubeでは、すきま時間を上手に使った読書方法と、本を早くたくさん読むためのアドバイスを紹介しています。勝間和代さんは、びっくりするくらい人生が好転すると言ってますよ。

最後に

本を読む女性

今回の記事では、一日一冊の本を読むメリットと、達成させるための8つのコツについてまとめてみました。

一日一冊と言うのはあくまでも「目安」に過ぎず、「何が何でも達成しければいけない!」というわけではありません。読書量やペースは人それぞれ違いますし、生活環境によっても異なってきます。ですので、あくまでも本人が気持ちよく進められるペースで取り組んでみましょう。

また、多く読んでいる人が優秀なわけではありません。ひと月で30冊読み終えたと聞くとすごいと思われるかもしれませんが、読書量や読書に費やした時間よりも、自分自身のレベルアップにちょっとだけでも役立てることができたかどうかが重要なのではないでしょうか。

それでは、読む時間を工夫して確保し、徐々に一日一冊の習慣を染み込ませていきましょう。一冊でも多く素晴らしい本に出合えるように、応援しています!

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