目次
アイロンがけのポイント
まずはアイロンがけをするときに気を付けたいポイントを紹介します。
アイロンがけするときは生乾きの状態で
服の繊維は湿っているときのほうがよく伸びるので、アイロンがけするときは生乾きの状態で行うと良いとされています。しっかり乾いてシワが残ってしまっている場合は、一度霧吹きなどで湿らせてからアイロンをかけるのがベストです。
生地の特性に合わせたアイロンがけとは
生地の特性によってアイロンがけのコツは違ってきます。麻や綿といった素材であれば湿らせたあとに高温でアイロンがけするのが効果的ですが、ポリエステルの場合は湿らせずに低温でかけたほうが効果的です。
デリケートな生地にはあて布を使おう
ウールやカシミヤ、シルクやレーヨンといったデリケートな生地は、アイロンを直接あてると傷んでしまいます。使わなくなったハンカチなどであて布をしてアイロンがけをしましょう。
色の黒い洋服なども直接アイロンをあてるとテカリが出ることがあるので、気になるようならあて布をするのがおすすめです。
めんどくさいアイロンがけをラクにする4つのコツ
こんなにいろいろ気にかけないといけないなんて、アイロンがけはめんどくさい!と思う人もいるでしょう。日々家事に追われている身としては、服の生地のひとつひとつまで気にかけている余裕はない、なんて声も聞こえてきそうです。
そこで、アイロンがけをラクにするための4つのコツを紹介しましょう。
1.完全に乾かさない状態で干す
生乾きの状態でアイロンがけするのがベストですが、生乾きの状態のままアイロン台に乗せるのは抵抗があるという人もいるかもしれません。実際、その通りにやるとアイロン台に水分が残ってカビが生えやすくなったりもします。
そこで、洗濯機を調整して水を切る時間を短くしてみましょう。しっとりと水分が残った状態で干すと、水分の重みでシワがしっかりと伸び、自分でシワ伸ばしをする必要もなく、アイロンがけする箇所も少なくなります。
2.週末にまとめてやる
そもそも毎日アイロンをかけるのが面倒、という人も少なくないはず。アイロンがけをするワイシャツの枚数が少ないと、毎日洗濯してそのたびにアイロンがけをして、と確かに面倒に感じるかもしれません。
ワイシャツを複数枚用意しておいて、週末にまとめてアイロンがけをするというのもひとつの手です。翌週1週間分の着替えを週末に準備しておけば、毎朝アイロンがけに時間をとられたり、服のコーディネートに困って慌てる必要もないでしょう。
3.ポイントだけアイロンをかける
洗濯は毎日やりたいけど毎朝アイロンがけをするのはしんどい、という場合は、ポイントだけ押さえてアイロンがけするようにしてみましょう。
基本的に襟と袖にシワが残っていなければ、ピシッと整って見えます。時間に余裕があれば身頃などシワが気になる部分をアイロンがけしてもいいですが、アイロンがけも何も完璧にやらなければいけないというわけではありません。
4.やりやすい環境に整える
アイロンをかけるときにコードが絡まるのが面倒という人は、コードレスアイロンに変えるなどやりやすいように環境を整えるのもいいでしょう。
アイロン台を出すのも面倒なのであれば、服を吊るしたままでもアイロンがかけられるミトンアイロンなどを使うのもおすすめです。
アイロンがけの負担を減らして気持ちよく服を着よう
アイロンがけもちょっとした工夫で負担を減らすことができます。いろいろと面倒くささはありますが、パリッとしたシワのない服を着るのは気持ちがいいものですよね。
シワのない清潔感のある服をきた自分や家族の姿を想像して、アイロンがけしてみるのも楽しめる方法かもしれません。少しでもアイロンがけの負担を減らして、気持ちよく服を着られるようにしましょう。