目次
土鍋の選び方
深型タイプ
深型タイプの土鍋のおすすめポイントは、「吹きこぼれにくい」というところです。
土鍋で調理をしていて、吹きこぼしてしまった経験、みなさんにも一度や二度くらいあるのではないでしょうか。もちろん、私にもあります。勢いよく吹きこぼれてしまうので、お掃除がとっても大変で面倒ですよね。
長時間、煮込む必要のある料理を作りたいときや、吹きこぼれやすい調理をするときには、深型タイプの土鍋が向いています。吹きこぼすことなく、じっくりと煮込むことができれば、料理もより一層美味しく出来上がりますよね。
浅型タイプ
「家族みんなでひとつの土鍋を囲んで食事をしたい」そんなときにおすすめなのは、浅型タイプの土鍋です。
鍋が浅い作りになっているので、中に入っている食材も見やすいです。また、浅いことで、小さな子供さんでも、食材を取りやすいです。
蒸し料理・煮込みハンバーグ・ロールキャベツなど、汁気の少ない料理を作る土鍋として向いています。空焚きが可能な土鍋であれば、野菜や肉の陶板焼きもできます。
炊飯用
土鍋は、お米の炊飯も可能です。じっくりと加熱しながら炊き上げるため、お米の甘さが引き立ちます。古米を炊いたときも、まるで新米のようなツヤとふっくら感が出て、炊飯器よりもずっと美味しく炊き上げることができます。
電子レンジ対応
IHや直火での調理が可能なことはもちろん、電子レンジでの調理が可能な土鍋もあります。料理が残ってしまったら、そのまま土鍋で保存し、電子レンジで温めて食べることができます。
電子レンジだけではなく、オーブンに対応した土鍋もあります。グラタンなどの調理には耐熱皿が必要ですが、手元に耐熱皿がないとき、土鍋を代用することが可能です。
おすすめ 深型土鍋 2選!
銀峯陶器「萬古焼」土鍋
銀峯陶器の土鍋は、多様化する現代人の食生活にあった、デザイン性と機能性を備えています。
日本人の食生活の中の様々な場面で活躍できるよう、モダンな美しさもありつつ、日本古来の伝統色があしらわれています。
萬古焼の土鍋は、最も古いもので、60年以上も前にデザインされたものもあります。時代が変わっても、ずっと、私たちの食卓を彩り、愛され続けてきたという証です。
どんな土鍋を買ったら良いのか分からずに困っている。そんな、はじめて土鍋を購入される方に、ぜひ、はじめての土鍋として手に取ってもらいたいです。
ふきこぼれにくい深型土鍋「宴(うたげ)」
深型の土鍋なのですが、縁の部分に高さがあり、吹きこぼれにくい構造になっています。
鍋料理を食べたあと、締めの雑炊にも最適な土鍋です。鍋が深いことで、食材もたっぷり入れることができますし、煮込みうどんなどにも良いです。
6号サイズなら、ひとり鍋におすすめ。8号サイズなら家族3人~4人で楽しめます。パーティーでも活躍する、10号サイズなら、5人~6人で楽しめます。
おすすめ 浅型土鍋 2選!
伊賀焼窯元 長谷園「ビストロ土鍋」
創業天保3年の伊賀焼窯元、永谷園のビストロ土鍋は、直火対応・電子レンジ対応・オーブン対応・空焚き対応の土鍋です。
カラーは、クロ・アメ・シロがあり、それぞれ2人~3人に対応しています。
オーブン焼き・蒸し焼き・煮込む・炒めるなど、料理のバリエーションを豊富にしてくれる土鍋で、蓋が平になっているなど、デザインや形がとても新鮮です。この土鍋が出てきたら、「おしゃれ~」と誰もが言ってしまう、そんなデザイン性にも優れた土鍋なんです。
長谷園では、“食卓は遊びの広場だ”という理念を掲げているのですが、妻として、主婦として、母として働く女性に、もっと調理を心の底から楽しんでもらいたいという思いから、私も心からおすすめする土鍋です。
イシガキ産業「浅型土鍋」
イシガキ産業の浅型土鍋は、とにかく洗いやすいです。土鍋で調理するのは楽だけど、洗うのが大変。億劫に感じている方も多いのではないでしょうか。
みなさんにも、浅型土鍋で美味しく料理を楽しんでもらったあと、“こんなに洗いやすい土鍋があるんだ”と実感してもらいたくておすすめします。実は、洗うのが面倒だから土鍋は持っていない、処分してしまった、という方が多いようなのです。
冬は鍋料理を楽しむ機会が増えますよね。浅型なので、少ない鍋汁でも煮込み料理が可能で、キムチ鍋や豆乳鍋やトマトチーズ鍋など、鍋料理が恋しい季節に大活躍してくれること間違いなしです。
おすすめ 炊飯用土鍋 3選!
HARIO「フタがガラスの萬古焼」土鍋
土鍋の蓋が透明の耐熱ガラス製になっています。これまでに、蓋が透明の土鍋を見たことがあるでしょうか。とっても斬新なデザインですよね。
蓋が透明になっていることで、調理中の食材の具合をしっかり確認しながら調理することができます。煮えすぎてしまうことも、焦げついてしまうことも、吹きこぼれてしまうことも防げます。
お米を炊いているとき、「どんなふうにお米って炊けるのかな?」と、子供たちがワクワクしながら見ている様子を楽しむこともできます。
炊飯用としてはもちろん、煮込み料理にも鍋料理にも、おかゆやリゾットにも、様々や料理に使うことができます。
かもしか道具店「ごはんの鍋」
「なにより ごはんが おいしく 炊ける鍋」がコンセプト。
かもしか道具店のごはんの鍋は、1合サイズ・2号サイズ・3号サイズの3つのタイプから選ぶことができます。
なぜ、この3つのサイズなのかと言いますと、かもしか道具店のスタッフさんが炊きあがったごはんを食べ比べたり、地元のお米農家さんからアドバイスをいただいたりしながら、お米を美味しく炊けるジャストサイズであることが分かったからなのだそうです。
つい、大きな土鍋でまとめて炊こうとしてしまいがちですが、お米を美味しく炊くことを目的とした土鍋があることを知り、ぜひ、みなさんにも知ってもらいたくて、おすすめします。
かもしか道具店のごはんの鍋は、蓋に穴がありません。そのため、蒸気が外に漏れることなく循環し、ふっくらもちもちのごはんを炊き上げることができます。
和平フレイズ「おもてなし和食」炊飯土鍋
和平フレイズの炊飯土鍋「おもてなし和食」は、上蓋を取ると、中にも蓋があります。土鍋そのものと中蓋は耐熱陶器製で、上蓋は陶器製です。
蓋が上蓋と中蓋の二重構造になっていることで、お米を包むようにして熱を与えることができます。圧力効果にもなり、電気炊飯器とは全く違うお米の美味しさを引き出すことができます。
また、この炊飯土鍋は、直火はもちろん、電子レンジでの炊飯も可能です。IHを使用していて、ガスコンロはないけれど、土鍋で美味しいごはんを炊きたい。そんなとき、和平フレイズの炊飯土鍋「おもてなし和食」を使って、電子レンジで炊いてみてください。
おすすめ 電子レンジ対応土鍋!
銀峯陶器 萬古焼「菊花」
次世代の土鍋ともいえる、銀峯陶器の土鍋、萬古焼「菊花(kikka)」。現代人の暮らしと食生活にマッチした土鍋です。
土鍋ならではの蓄熱性はそのまま変わることなく、軽量化されているため、取り扱いやお手入れが楽になっています。鍋料理はもちろん、家族でチーズフォンデュを楽しむことも可能な土鍋です。まさに現代的ですよね。
カラーは、瑠璃・織部・飴・粉引・黒の5色あります。日本の現代色がベースになっており、これまでの土鍋のイメージを覆してくれる、そんな新しいデザインです。
土鍋のサイズ
号数(サイズ)、口径(鍋の直径)、対応人数、容量の順番で記載しています。
号数 | 口径 | 対応人数 | 容量 |
5号 | 15cm | 1人 | 0.45L(450cc) |
6号 | 18cm | 1〜2人 | 0.9L(900cc) |
7号 | 21cm | 2〜3人 | 1.5L(1,500cc) |
8号 | 24cm | 3〜4人 | 2.2L(2,200cc) |
9号 | 27cm | 4〜5人 | 3.2L(3,200cc) |
10号 | 28-30cm | 5〜6人 | 4L(4,000cc) |
11号 | 31-33cm | 6〜7人 | 6L(6,000cc) |
最後に
日本人の食卓に欠かすことのできない土鍋。
鍋料理だけではなく、様々な料理や調理に活用できます。種類や商品が豊富なだけに、デザイン性・機能性・こだわりなどによって、選び方も千差万別です。
時代と共に変化する私たちの食生活に合わせ、ガスコンロや直火だけではなく、電子レンジやオーブンに対応するなど、土鍋も進化し続けています。
ぜひ、この記事を参考に、あなたや家族にぴったりな土鍋に出会えることを祈っています。