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パプリカは色の違いで実に変化がある?

パプリカは、ピーマンによく似たカラフルな野菜です。見栄えがよく、炒めものやサラダ、ピクルスなどに使用されることが多い野菜として有名ですよね。赤や黄色など、複数のカラーバリエーションがありますが、色によってどのような違いがあるのでしょうか。
パプリカの色による違いとは?黄色と赤色で異なることとは

パプリカの色によって異なる点は、以下のものがあります。今回は、赤色・黄色・オレンジのパプリカに注目してまとめました。
栄養素の違い
パプリカは、色によって栄養素に違いがあります。
- 赤色…成熟状態に最も近い状態の実で、他のパプリカよりもベータカロテンを多く含んでいる
- 黄色…カロテノイドの一種である、ルテインを多く含んでいる
- オレンジ…赤色と黄色、双方の栄養素を持ち合わせている
ふんだんに栄養を摂取したい場合は、オレンジのパプリカを摂取するのがおすすめです。
ベータカロテンは、抗酸化作用を持ち、肌のバリア機能を高めて粘膜を健康に保つ効果があります。また、免疫力保持効果もあり、体内で必要に応じてビタミンAに変換されることもある栄養素です。
ルテインは、老化防止効果や目の健康維持に欠かせません。そのため、定期的に摂取しておいて損はないといえます。
味の違い
パプリカは、色によって若干味に違いがあります。
- 赤色…ほかの色のパプリカよりも、甘みが強い
- 黄色…さっぱりテイストの甘さで、程よい酸味を感じるテイスト
- オレンジ…酸味よりも甘みを感じやすく、味は赤に近い
どれもサラダとして楽しむことができるので、どういった野菜やドレッシングと併せるか、メインのおかずの味付けなども加味してアクセントとして用いるとよいでしょう。
甘みがあるといっても、違和感を感じるほどの強い甘味ではありません。どれも生でも火を通して調理しても、非常に美味しく仕上がります。彩りも豊かなので、味を参考にしつつお料理に加えてみてくださいね。
カラーピーマンとパプリカは違うの?

パプリカは大きなピーマンといった印象を持つ人も多いかもしれませんが、実はそうではありません。カラーピーマンとパプリカには、違いがあります。
- カラーピーマン…ピーマンが成熟したもの
- パプリカ…カラーピーマンの中でも、肉厚で大ぶりの品種
ピーマンとパプリカでは、切ったときの断面を見るとわかるように、実の厚さが異なります。品種が異なるので、苗や種を購入するときピーマンとパプリカは別で販売されていることが大半です。
ピーマンもパプリカも、双方ともに比較的育てやすく、家庭菜園でも満足感を得られる量の収穫が望めます。しかし、実っているものすべてを最後まで育てて収穫しようとすると、栄養が分散して大きな実が出来ません。頃合いを見て摘果を行い、食材としてうまく活用してください。
まとめ
パプリカは、色によって栄養や味わいに違いが出ます。それも鮮やかな色なので、お料理の彩りを華やかにする食材です。味などの特徴を把握し、適しているものを選んで調理してくださいね。









