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新学期、子どもは登園や登校を渋りがち
長い夏休みや年末年始休暇を終えるころになると、子どもが登校や登園を渋りやすくなります。特に夏季休暇は長いので、2学期開始が迫ってくると子どもが登校を渋ることも珍しくありません。どうして子どもは学校に行きたがらなくなるのでしょうか。
新学期、子どもが学校に行きたがらない5つの原因
新学期、子どもが学校に行きたがらない原因は以下のものがあります。
1.早寝早起きなど、学校に行くために寝起きしなければならない
学校は、登校時間が決められています。その時間までに学校に行かねばならないので、基本的には早起きになります。早起きをするためには早く寝なければならず、早寝のためには帰宅後宿題を片付けるなどやらねばならないことに追われがち。
夏休みのように、好きな時間に寝て寝坊して朝起きて、といった生活が出来なくなります。その結果、面倒という気持ちが勝って学校に行きたくないと思う子もいます。
2.好きなことをする時間が減り、勉強の時間が増える
夏休みは、出された課題を早めに終わらせてしまえば、あとは遊ぶなど好きなことだけをして過ごせます。しかし、学校に行き始めるとそうはいきません。授業を受けるので自然と勉強の時間が増え、宿題も毎日こなします。
好きなことをする時間が大幅に減り、勉強の時間が大幅に増えるので、学校に行きたくないと渋りがちになるのです。
3.宿題が終わっていない
学校から出された課題が全く終わっておらず、提出日に宿題が提出できないとなると、以下のことが子どもの脳裏をよぎります。
- 先生から怒られる
- クラスメイトはみんなちゃんと宿題をこなしているという劣等感
- 宿題をやっていないことがクラスメイトにバレて、恥をかく
- 居残りで宿題をやらされるなど
宿題絡みで登校を渋り、不登校のような状態になる子もしばしばいます。しかし、無理やり学校に行かせるのはNG!
4.学校の友達との関係に不安がある
1学期間頑張って学校に行き、友人との時間を過ごして関係を構築したものの、休みを挟むと以前と同じような関係でいられるかは未知数です。
- 自分と会っていない間の、違う友人と仲良くなっているかもしれない
- 友達から忘れられているかもと、不安を感じる
- いじめられ体質で、新学期早々いじめなどに合わないか不安など
学校はいろいろな人がいる場であり、子どもは大人よりも残酷ないじめをすることもあります。
5.授業について行けるか・給食が食べられるかなど生活の不安
学校の授業について行けるかが不安で、学校に行きたがらない子もいます。すでに勉強がわからない子に見られやすく、勉強ができないことに対して負い目のような感情を抱いているケースも少なくありません。
また、学校で出される給食の食材が食べきれず、強い苦手意識を持っている子もいます。
親にできる『解決する方法』
子どもが新学期、学校に行きたがらないときにできる、親ができる解決方法は以下の通りです。
- 登校につきそう
- 親である自分たちもそうだったと子どもに伝え、「あなたならできるよ」と背中を押す
誰しも一度は持つ気持ちなので、子どもがここをどううまく乗り越えるかが重要になります。やみくもに頑張れというのではなく、親も同じ人間なので「わかる」と子どもの気持ちに寄り添い、「パパやママもそうだったから」としたうえで、子どものできる力を信じて背中を押しましょう。
まとめ
新学期、子どもが学校に行きたがらないことは、決して珍しいことではありません。子どもの気持ちに寄り添い、原因を把握して子どもの性格などを加味した声掛けなどをして支えましょう。