『貯金』と『預金』はどう違う？具体的な見分け方法とは

2025/9/23 2025/9/23 気になる

預金と貯金は、双方ともに金融機関にお金を預けることを指します。その意味ではよく似ているサービスですが、内容を確認すると違っている部分が多々あります。どのような違いがあるのかをそれぞれまとめているので、ぜひチェックしてみてください。預金と貯金における保険制度の対象金融機関のも、まとめました。

よく似ている、貯金と預金

貯金と預金は、双方ともに金融機関にお金を預ける行為です。預貯金を積み立てている人は、非常に多いのではないでしょうか。給与の振り込みなどにも、口座が利用されます。では、預金と貯金にはどのような違いがあるのでしょうか。

預金と貯金の具体的な違いは、以下の通りです。

預金は、以下の場所がお金の預け先になります。

商人が事業に関係するお金を管理するためのものとして開発されました。とはいっても、現代では一般の人も多く利用しています。

また、預金には複数のものがあるので、その点も把握しておきましょう。

企業が利用するのは、当座預金であることが多いです。

貯金は、以下のような場所がお金の預け先になります。

こちらは一般の人に向けたものとして開発されたため、預ける機関によって名称が異なっていることが多いです。

貯金にも、預金同様複数の種類があります。その違いは、以下の通りです。

預金と異なり、企業向けのサービスは展開されていないのも特徴の一種といえるでしょう。

金融機関にお金を預ければ、絶対に安全というわけではありません。金融機関が破綻する可能性もあり、破綻した場合それぞれ保険制度を利用して元本1000万円とその利息を保護する制度があります。制度内容は預金と貯金で変わりありませんが、対象となっている金融機関が異なるので注意してください。

預金保険制度…都市銀行・信託銀行・地方、第二地方銀行・ネット銀行・ゆうちょ銀行・長期信用銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・信金中央金庫・全国信用協同組合連合会・労働金庫連合会・商工組合中央金庫
貯金保険制度…農協、漁協・信用農業協同組合連合会・信用漁業協同組合連合会・農林中央金庫

自分がどういった金融機関にお金を預けているのかを正しく認識しておくと、万が一の事態が起きてもあわてずに行動し容易くなります。複数口座を持っている場合や、会社との契約などで持っている口座の内容を、定期的に振り返り整理しておきましょう。

預金と貯金はお金を預け入れるという点では共通していますが、さまざまな部分で違いがあります。自分が今持っている口座の内容などを正しく把握し、必要かどうかを見極めて整理しておくと、なにかあったときに焦らずに済みますよ。