目次
夏の車内で『ガラスが曇る』原因は?
夏に車を運転していると、ガラスが曇ってしまう現象に遭遇することはありませんか。視界不良になり、不安を煽りますよね。では、なぜ夏になると車内でガラスが曇ってしまうのでしょうか。
車内と屋外の温度差で結露が発生している
夏にガラスが曇る原因は、主に車内と屋外の温度差にあります。
日本の夏は気温が35℃を超える日も珍しくなく、非常に厳しい暑さに襲われます。そのため、車を運転している最中は車内でエアコンの冷房を効かせている人も多いでしょう。
すると、車内は25〜28℃に調節されるため、気温35℃の日の場合は約7〜10℃ほどの温度差が生まれることになります。このように車内と屋外で温度差が発生すると、ガラスに結露が生じやすくなり、ガラスが曇ってしまうのです。
湿度が高く車内のガラスが曇っている
日本の夏は気温だけでなく湿度も高くなりがちです。日によっては、湿度が80%を超える日もあり、蒸されるような暑さを感じる日も少なくないでしょう。
湿度が高い日は、車内にも外気に含まれた湿気が大量に入り込みます。また、車に乗っている人たちの汗や呼気に含まれる水分によって、さらに湿度が高まるため、ガラスが内側から曇る現象が発生するのです。
車内のガラスが曇ると事故のリスクが上昇する
フロントガラスの外が曇っている場合は、ワイパーを使って窓拭きすることでガラスの曇りを解消することが可能です。しかし、車内のガラスが曇ってしまった場合、ワイパーでは解消できません。
一度、車を停止させて窓を拭く必要がありますが、必ずしもすぐに車を停車できる状況とは限りませんよね。
このように車内のガラスが曇ってしまうと、窓を拭けずに曇った状態のまましばらく走行しなければならない状況に陥る恐れがあり、視界不良によって事故のリスクが上昇するという危険も懸念されます。
夏場に車内のガラスが曇ったときの対処法
夏に車を運転している最中、車内のガラスが曇ってしまった場合はどのように対処すべきなのでしょうか。ガラスが曇ったときにすぐできる解消法をご紹介します。
窓を開けて外気を車内に取り込む
まずは窓を開けましょう。窓を開けることで外気を車内に取り込むと、外と車内の温度差が緩和されて自然とガラスの結露が落ち着いていきます。
ただし、湿気によってガラスが曇っている場合は、外気を取り込んでしまうと外気に湿気が含まれているため、逆効果となる恐れも。その場合は、次に紹介する方法を試してみてください。
エアコンを内気循環にしてつける
湿度によってガラスが内側から曇っている場合は、エアコンを内気循環にしてつけましょう。エアコンの冷風は空気を乾燥させる効果があるため、車内の湿度を下げてくれます。
また、内気循環にすることで、外からの空気を取り込まずに冷風を車内へと送り出すことができるため、新たに湿気が車内へ入ってくるのを防ぐ効果も期待できるでしょう。
夏に車内のガラスを曇らせないための予防策は?
夏場に車を運転していると、よくガラスが曇ってしまうという場合は、事前にガラスが曇らないよう予防策を講じておくことも大切です。
- 曇り止めスプレーの使用
- 除湿剤を置く
基本的に市販されているガラス用の曇り止めスプレーを使用しましょう。曇り止めスプレーを使用することで、根本的にガラスが曇りにくいように対策することが可能です。
また、湿気によってガラスが曇っている場合は、車内に除湿剤を置くことも検討してください。湿気を吸収し、車内の湿度を下げることで、走行中にガラスが曇る現象を防ぐことができます。
ガラスが曇りやすい場合はスプレーやクリーナーを活用して
夏になると車のガラスが曇ってしまう原因は、外と車内の温度差や湿度が関係しています。ガラスの曇り止めスプレーやガラスクリーナー、除湿剤などを活用して、ガラスが曇らないよう予防策を講じましょう。