子どもを褒めないとどうなる?親なら必ず知っておくべき7つの将来的リスク

子どもは親に褒めてもらうことを喜びますが、親が褒めないと子どもの心には悪影響が生じます。褒められずに育った子どもが将来抱える心理的リスクと、親が今からできる具体的な対処法を紹介します。

子どもの「できた!」を無視しないで

3人の子ども

子どもは、「ママ見て!」「パパ、できたよ!」と、自分の小さな成功をいつも親と共有したいと思っています。

例えば、子どもが描いた絵や、積み木が高く積めたことなど、大人にとっては「普通」でも、子どもにとっては大きな成果です。その瞬間を親が無視したり、軽く流してしまったりすると、子どもの心は少しずつしぼんでしまいます。

子どもは、親が気づいて褒めてくれることで、自分の努力が認められたと感じ、さらに頑張ろうと思えるのです。だからこそ、子どもの「できた!」という小さな喜びを見逃さず、しっかりと受け止めてあげることが大切です。

子どもを褒めない親の心理と背景

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子どもを褒めることが難しいと感じている親は、実は少なくありません。その理由のひとつは、親自身が子どもの頃に十分に褒められなかったことです。

自分が褒められずに育った経験を持つと、どうやって子どもを褒めればよいか分からず、言葉が出てこないことがあります。まるで知らない言語を話すように戸惑ってしまうのです。

また、親自身がストレスや抑うつ、不安などのメンタルヘルスの問題を抱えているときも、子どもを褒める気持ちの余裕がなくなります。日々の生活で精一杯で、子どもの細かな行動に目を向ける余裕が失われてしまうのです。

こうした心理的背景を理解することで、褒められない親自身も、無理なく改善への一歩を踏み出せるようになります。

褒められずに育った子どもが抱える7つの心理的リスク

悩む女子高生

親から褒めてもらえなかった経験は、子どもの心に少しずつ影響を与え、大人になってからも残ります。その心理的リスクは、目に見えにくいため気づかれにくいですが、実際には日常生活に深く影響しています。

ここでは、具体的にどのような影響があるのか、ひとつずつ説明していきます。

① 自分に自信が持てなくなる

親に褒められずに育った子どもは、自分の意見をはっきり言えなくなることがあります。例えば、学校や職場で自分の考えがあっても、「間違っていたらどうしよう」と不安で発言を避けてしまいます。

これは、子どもの頃に自分の行動や考えを認めてもらえなかった経験からきています。自分の判断に自信が持てないため、周りに流されるような行動が増えます。やがて、自分自身を信じる力そのものが弱まってしまうのです。

② 達成感や喜びを感じにくくなる

子ども時代に褒められた経験が少ないと、物事を達成しても満足感や喜びが感じられにくくなります。

例えば、テストで良い点数を取っても、習い事で目標を達成しても、「これで本当に十分なのか」と疑問を持ってしまいます。心が満たされないまま、「次こそ満足できるはず」と常に追い求め続ける状態になります。

このような心理状態は、成功した瞬間の幸福感を奪い取り、生きていく上での充実感が薄れてしまいます。

③ 何事にも完璧を求めすぎてしまう

褒められずに育つと、細かなことでも完璧を目指さないと気が済まなくなります。例えば、仕事で書類を作るとき、何度も何度も見直してしまい、時間がかかってしまいます。少しのミスでも許せず、自分を責めてしまいます。

これは、子どもの頃に完璧でなければ認められなかった、または褒めてもらえなかった経験が元になっています。そのため、常に不安な気持ちを抱え、「完璧でいなくては」と強く感じ続けるのです。

④ 他人の目が気になりすぎる

子どもが褒められない環境で育つと、他人の評価ばかりを気にするようになり、自分らしさを失ってしまいます。例えば、友達との会話中、「相手にどう思われているだろう?」と考えすぎてしまい、本音を言えなくなります。

これは、「親に認められなかった」という経験が影響しています。「認められたい」「良く見られたい」という気持ちが強くなり、自分の考えや感情を押し殺してしまうのです。

⑤ 失敗することを極端に怖がる

褒めてもらえない環境で育った子どもは、失敗を極端に怖がるようになります。その結果、新しいことに挑戦するのをためらってしまいます。

例えば、大人になってから仕事で新しいプロジェクトに誘われても、「うまくいかなかったらどうしよう」と不安になり、断ってしまうことがあります。挑戦を避けることで、結果的に自分の可能性や成長の機会を狭めてしまうのです。

⑥ 他人をなかなか信頼できない

親に褒められず育った子どもは、他人を信じることが苦手になることがあります。

例えば、困ったときでも周りの人に相談できず、「どうせ理解されない」「自分を助けてくれるわけがない」と考え、一人で抱え込んでしまいます。これは幼い頃に親に認められなかった経験から、「他人は自分を受け入れてくれない」と感じてしまうことが原因です。

その結果、心の壁を作り、誰にも本当の気持ちを打ち明けられなくなります。

⑦ 自分の子どもを褒められない親になる

褒められずに育った子どもが大人になり、親になったとき、自分の子どもをどう褒めていいのか分からない場合があります。

例えば、自分の子どもが一生懸命何かを達成しても、うまく言葉が出ずに黙ってしまったり、無関心な反応を取ったりしてしまいます。

これは自分が子どもの頃に、褒められる経験を積んでこなかったためです。褒め方を知らないまま親になることで、褒められない連鎖が続き、自分の子どもにも同じような影響を与えてしまうリスクがあります。

親自身がその連鎖に気づき、自分の経験を振り返ることが、改善への大切な一歩になります。

子どもの心を支える褒め方のコツ

笑顔の親子

子どもを上手に褒めるためには、いくつかのコツがあります。ここでは、日常生活で簡単に取り入れられる具体的な方法を紹介します。

▶子どもの具体的な行動を見つけて褒める
例えば、「今日はお片付けを一人で全部できたね」と具体的に褒めると、子どもは自分が評価されていると感じます。

▶結果だけでなく努力や過程を褒める
テストの点数だけではなく、「毎日一生懸命勉強していたのを見ていたよ」と努力を褒めると、子どもは頑張る姿勢を自然に身につけます。

▶他の子どもと比較しない
「〇〇ちゃんよりすごいね」と比較するのは避け、「前よりうまくできるようになったね」と子ども自身の成長を褒めましょう。子どもの自信が自然と育ちます。

子どもが自信をもって生きていくために親ができること

子どもが自信を持って成長できるように、親が日常ですぐに取り入れられる具体的な行動を紹介します。

まず、子どもが話しかけてきたときは、手を止めてしっかり話を聞きましょう。親が聞いてくれることで、子どもは自分が尊重されていると感じます。

次に、子どもの小さな変化に気づいたら、それを言葉にして伝えましょう。「靴をそろえてくれてありがとう」など、小さなことでも言葉にすることが大切です。

さらに、失敗したときでも努力を認めて励ます姿勢を持つことです。失敗した結果を責めるのではなく、「頑張ったことがすごいよ」と前向きな気持ちを伝えましょう。

このような小さな行動が、子どもの自信を自然と育て、健やかな成長を支えるのです。

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