シュレッダーが詰まったときのNG行動6選…焦るとやりがちな危険行為とは

シュレッダーが突然詰まると焦りますよね。しかし焦ってNG行動を取ると、故障や大事故につながる危険性も。この記事では、紙詰まり時に絶対やってはいけないNG対処法と安全な解決方法を解説します。

シュレッダーが詰まる主な原因

ゴミ箱

突然、シュレッダーが「ウィーン」と音を立てて止まってしまった…。仕事や作業中にこんなことが起きると、一瞬パニックになって焦りますよね。

シュレッダーが詰まる原因は実はいくつかあります。具体的に見ていきましょう。

まず多いのが、シュレッダーの処理能力を超える枚数の紙を一度に投入してしまうケースです。枚数オーバーの状態で紙を入れると、機械が動けなくなります。

また、湿った紙や折れ曲がった紙を入れることも原因になります。湿ったり折れたりした紙は、歯車に絡まってしまうことがあるのです。

さらに、うっかりシールやホチキス、クリップといった紙以外のものをシュレッダーに入れてしまう場合もあります。こうした異物は刃に絡まりやすく、詰まりを招きます。

意外と見落としがちなのが、ゴミ箱がいっぱいになったまま使い続けることです。ゴミがたまると紙くずが逆流し、詰まりが起こりやすくなります。

これらの原因を知っておくだけでも、紙詰まりのトラブルを避けるヒントになりますよ。

シュレッダーが詰まったときにやってはいけないNG行動

シュレッダーが詰まった時、つい慌てて間違った方法で対処しようとすることがありますよね。けれど、よかれと思ってやった行動が逆に大きなトラブルにつながる場合があります。ここでは、絶対に避けるべきNG行動とそのリスクを具体的に解説します。

1. 無理に詰まった紙を引っ張り出す

シュレッダーが止まると、すぐに紙を無理やり引っ張り出そうとする人は少なくありません。しかし、力任せに紙を引っ張ると、刃に大きな負荷がかかってしまいます。

シュレッダーの刃は繊細で、強い力に弱いものです。無理な引っ張り方をすると、刃が曲がったり折れたりする可能性があります。

一度刃が変形すると、修理が必要になるだけでなく、場合によっては本体ごと買い替える羽目になるかもしれません。思わぬ出費が発生するリスクがあるので、紙は無理に引っ張らないでください。

2. 水や液体を使って紙を取り除く

紙が詰まった時、水や液体をかけて柔らかくして取り出そうと考える方もいるかもしれません。これは絶対に避けるべき行動です。

シュレッダーは電気を使って動いているため、内部に水が入るとショートを起こす可能性があります。もし電源が入った状態で水が入ると、感電の危険性まで高まります。

機械の内部に水分が侵入すると、配線やモーターが傷んで修理が困難になるケースもあります。少量の水でもリスクは高く、故障だけでなく大きな事故につながりかねませんので注意しましょう。

3. シュレッダー本体に叩くなどの衝撃を与える

シュレッダーが動かなくなると、つい本体を叩いたり揺さぶったりして対処しようとする方もいますが、これも危険な方法です。

シュレッダー内部にはモーターや細かな部品が複雑に組み込まれています。強い衝撃を与えると、内部の部品が壊れたり、外れたりしてしまうことがあります。

特にギアやモーターなど、刃以外の重要な部品が壊れると修理が難しくなります。外からは見えなくても内部は想像以上にデリケート。叩いたり揺さぶったりせずに、冷静に対処してください。

4. 素手で紙を取り除こうとする

素手で詰まった紙を直接取り除こうとする行動も避けるべきです。シュレッダーの内部は紙を細かく裁断するため、非常に鋭利な刃でできています。

刃の切れ味は想像以上に鋭く、ほんの少し触れただけでも深いケガをすることがあります。紙を取り出そうとしてうっかり指を差し込んでしまうと、取り返しのつかない大怪我をする可能性もあります。

どんなに急いでいても、絶対に素手を使って紙を除去しようとは考えないでください。安全第一です。

5. 電源を切らずに詰まりを解消しようとする

シュレッダーが詰まった時、電源を入れたまま対処を試みるのも非常に危険です。電源を切らずに紙を取り除こうとしている最中、急に機械が動き出すことがあります。

機械が突然再稼働すると、手や指を巻き込んでしまう危険性があります。安全に作業を進めるためには、必ず最初に電源を切ることが絶対条件です。

電源が入っていると「動かないから大丈夫だろう」と油断しがちですが、誤作動のリスクは常に存在しています。命に関わる事故にもつながりかねませんので、くれぐれも注意しましょう。

6. エアダスターを使って紙を除去しようとする

シュレッダーに詰まった紙をエアダスターで吹き飛ばそうとする方もいるようですが、この方法には火災リスクがあります。

一般的なエアダスターには可燃性のガスが含まれていることが多く、シュレッダー内にこのガスが充満した状態でスイッチを入れると、小さな火花でも引火する恐れがあります。

実際にエアダスターが原因の火災事例もあるため、安易に使用しないようにしましょう。

シュレッダーが詰まった時の正しい対処方法

間違った行動がいかに危険かを理解したところで、ここからは実際に詰まった時の正しい対処法を見ていきましょう。安全かつ迅速に紙詰まりを解消するために、ぜひ参考にしてください。

まず必ず電源を切る

シュレッダーの紙詰まりを解消する際、最初に必ず行うべきことは、電源を切ることです。

これは突然機械が動き出して手や指を巻き込む事故を防ぐためで、安全対策として絶対に欠かせない手順です。

電源を切ったらコンセントも抜き、完全に動かない状態で作業を始めましょう。

正回転・逆回転機能を試す

シュレッダーの多くは、紙が詰まった時に役立つ「正回転・逆回転」機能が付いています。

まず電源を再び入れ、逆回転のボタンを数秒間押します。すると紙がゆっくり戻ってくる場合があります。次に正回転を数秒押し、再び逆回転を繰り返すと、詰まった紙が徐々に緩んで取り出せるようになります。

この動作を数回試しても紙が動かない場合は、次の方法に移りましょう。

専用工具やピンセットで詰まりを取り除く

紙がうまく取れない時は、ピンセットやピック、専用の細い器具を使って取り除きます。

専用の工具を使うことで、奥に詰まった紙も無理なく安全に取り出せます。ピンセットを使う際は、紙を端の方から少しずつ引き抜くとスムーズに取れます。

工具がシュレッダー内部の刃に触れないよう慎重に扱ってください。無理せず、優しく丁寧に作業を進めるのがコツです。

専門業者に依頼すべき判断基準

自分で対処しても紙詰まりが解消しない場合は、専門業者に依頼しましょう。次のような状況が目安です。

  • 自分で5分以上作業しても詰まりが解消しない
  • シュレッダー内部から異音や異臭がする
  • 無理に紙を引っ張った結果、刃が変形したり明らかな損傷がある

業者を選ぶ際は、修理実績が豊富で料金体系が明確な業者を選ぶのがポイントです。事前に料金や対応内容をはっきり伝えてくれる業者なら安心です。

シュレッダーを詰まらせないための日常的な予防策

シュレッダーは日頃の使い方を少し意識するだけで、紙詰まりのトラブルを大幅に減らすことができます。次のポイントを心がけておきましょう。

  • 一度に投入する紙の枚数を必ず守る
  • シール、クリップ、ホチキス針など裁断できないものを確認してから投入する
  • 定期的に内部の紙くずを取り除き、専用オイルで刃のメンテナンスを行う
  • ゴミ箱はこまめに空にして、紙くずが逆流しないよう注意する

普段からこれらを意識しておくだけで、シュレッダーが詰まる回数がグッと減り、故障のリスクも大幅に下がりますよ。

シュレッダーは正しく使えば安全に長持ちする

手動のシュレッダー

シュレッダーの紙詰まりは誰にでも起きる可能性がありますが、トラブルの原因と正しい対処法を理解しておけば、事故や故障は未然に防げます。

日々の使用に気を配ることで、シュレッダーは安全に、そして長く使い続けられるのです。ぜひ、正しい使い方で大切な情報を守りましょう。

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