布団に絶対やってはいけない干し方12選!ふわふわ感が失う原因とは?

布団干し

毎日お世話になっている布団。気づいたら「なんだか重くなってきた…」なんてこと、ありませんか?それ、もしかすると布団の干し方が原因かもしれません。適切にお手入れしているつもりでも、ちょっとした干し方のミスで布団が劣化しやすくなることも。今回は、意外と知られていない布団のNGな干し方についてお話しします。あなたの布団干しが正しいか、一緒にチェックしていきましょう!

まずは押さえたい!布団干しの基本

布団干し

布団は一晩中私たちの体温や汗を吸収してくれる大切な寝具です。そのため、干すことで湿気を逃がし、ふかふかの状態を保つことが重要です。しかし、干し方を間違えると逆効果に。ここで、布団干しの基本的なポイントを確認しておきましょう。

日光に当てて湿気を取り除く天日干しは、布団のお手入れの基本です。適切に干すことで、ダニやカビの予防にもつながります。ただし、干す時間帯や環境によって、布団にダメージが及ぶことも。以下で紹介するNGな干し方を避けて、布団を長持ちさせるお手入れ方法を学びましょう。

意外とやりがち!布団のNGな干し方リスト

「なんとなくやっていたけど、実は布団に良くない干し方だった!」という例は意外と多いもの。ここでは、布団の寿命を縮めてしまう干し方を一つひとつ見ていきます。あなたの布団干し習慣に、該当するものがないかチェックしてみましょう。

1. カバーやシーツを外して干してしまう

布団を干す際にカバーやシーツを外してしまうと、直射日光が直接布団の表面に当たるため、生地が傷みやすくなります。紫外線は、私たちの肌と同様に布団の生地にもダメージを与え、布の繊維が弱くなる原因に。カバーやシーツをつけたまま干すことで、紫外線からのダメージを軽減でき、布団の寿命を長持ちさせる効果があります。

2. 布団を叩く

布団を干したときに、叩いてホコリやダニを落とそうとするのは、昔からの習慣で見かける光景ですが、実はこれは避けるべき行為です。近年の研究では、布団を叩いてもダニはほとんど除去できないことがわかっています。むしろ中の繊維が痛み、ふかふか感が失われる原因になります。ダニやホコリが気になる場合は、布団専用の掃除機を使うなどの方法で対策しましょう。

3. 長時間干しっぱなしにする

「長く干すほど良い」と思われがちですが、布団は1~2時間程度で十分に乾燥します。それ以上干していると、生地が乾燥しすぎて硬くなりやすく、布団の柔らかさが損なわれてしまいます。さらに、湿度が高い日に長時間干すと、湿気を再び吸収してしまう可能性も。布団に優しい干し時間を守ることが大切です。

4. 日差しが強すぎる時間帯に干す

布団は、直射日光が強い午後2時以降などに干してしまうと、紫外線の影響で生地が傷みやすくなります。布団干しに理想的な時間帯は午前10時から午後1時の間。適度な日光に当てて湿気を飛ばしながら、紫外線による生地の劣化を防ぐことができます。この時間帯を意識して、日光の加減も調整しながら干しましょう。

5. 湿度の高い日に干す

天日干しは晴天の日がベストです。しかし、意外にも湿度が高い日は注意が必要。梅雨や雨の翌日などは、空気中の湿気が布団に逆に吸収され、湿った状態が続く原因になります。湿気を含んだままだとカビが発生しやすくなり、快適な眠りが妨げられてしまうことも。乾燥した晴天の日を選び、風通しの良い場所で干すことがポイントです。

6. 強風の日に干す

風が強いと通気性が良くなって布団も乾きやすい…と思いがちですが、実は強風も布団には負担になります。強い風によって繊維が摩擦を受け、表面がすり減ることがあります。さらに、布団が飛ばされるリスクもあり、ちょっとした事故につながることもあるので、風が穏やかな日に干すのがベストです。

7. 車の排気ガスがかかりやすい場所で干す

布団はできるだけ清潔な場所で干すのが理想です。道路沿いや花粉の多い季節には、排気ガスや花粉が布団に付着してしまうことがあり、寝心地や衛生面に影響が出る場合があります。布団を干す環境に注意を払い、できるだけ空気がきれいな場所を選ぶようにしましょう。

8. 夜遅くに布団を取り込む

夕方や夜になってから布団を取り込むと、夜露(やつゆ)が付着し、湿気が戻ってしまいます。湿気を含んだまま収納すると、布団がジメジメした状態になり、カビの原因にも。日が落ちる前に取り込むことで、布団の乾燥状態を保つことができます。

9. 布団同士を密着させて干す

「布団は一度にまとめて干したい」という気持ちはわかりますが、布団同士が密着していると通気性が悪くなり、乾燥が不十分に。乾いたつもりでも、湿気が残りやすく、劣化の原因になることもあります。布団干しスタンドなどを利用し、間に空間を作ることで、全体が均一に乾燥するようにしましょう。

10. 片面だけしか干さない

NG行為は?

片面だけ干して満足してしまうと、反対側に湿気が残ってしまいます。布団を干す際は、数時間経ったら裏返して、両面をしっかり乾燥させることがポイントです。布団全体がしっかり乾くことで、ダニやカビの発生リスクも減らせます。

11. 布団を折りたたんだまま干す

布団を折りたたんで干すと、空気の流れが悪くなり、乾きが不十分になります。特に厚みのある布団は、表面だけが乾いたように見えても内部に湿気が残りがちです。折りたたまずに広げて干すことで、布団全体が均一に乾燥しやすくなります。

12. 干し終わった布団をすぐに収納する

天日干しの後、布団は温まっていますが、内部にわずかな湿気が残っている場合もあります。干し終わった後にすぐに収納してしまうと、その湿気がこもり、布団に嫌な臭いがつくことがあります。少し風通しの良い場所に置いて冷まし、完全に乾燥させてから収納するのがベストです。

布団をふかふかに保つ正しい干し方のポイント

正しく干して長持ちさせよう

布団を長く使っていると、どうしてもへたってきたり、重く感じたりしてしまいます。そんな布団も、正しい干し方を心がけることで、購入当初のようなふかふか感を維持しやすくなるのです。ここでは、布団をふかふかに保ちながら快適に使い続けるための干し方のコツを紹介します。

晴れた日で風通しの良い環境を選ぶ

布団干しに最適な日は、晴れた日の午前10時から午後1時の間。この時間帯は、日差しが強すぎず、布団を傷めにくいのが特徴です。また、風通しが良いと湿気が効率よく抜けて、布団がふかふかに仕上がります。湿度の高い日や風が強すぎる日は避け、天候や風の具合を見て最適な日に干すのが理想的です。

カバーをしたまま短時間で両面を干す

布団を直接日光に当てると生地が傷む原因になるため、必ずカバーやシーツをつけたまま干しましょう。カバーは紫外線から布団を守ってくれるだけでなく、ホコリや汚れも防ぐ効果があります。また、片面だけでなく、2時間ごとに布団を裏返し、両面を満遍なく干すことで、湿気がこもらず全体が均一に乾きます。短時間で済ませることで、素材を乾燥させすぎず、程よいふかふか感を保てます。

風通しの良い場所でさらに30分ほど「休ませる」

布団を天日干しした後、すぐに収納せず、少し風通しの良い室内で「休ませる」時間を取りましょう。天日干し後の布団は、見た目は乾いていても内部にはまだ湿気が残っていることがあるため、30分ほど室内で冷まして湿気を逃がすことで、さらにふかふか感が増します。また、部屋の窓を開けて風を通すと効果的です。

週に一度、布団乾燥機を併用して湿気対策

天日干しができない雨の日や湿気が多い季節には、布団乾燥機が便利です。布団乾燥機は布団の中の湿気を取り除き、ダニやカビの繁殖を抑えるのにも効果的。週に一度程度、乾燥機を使って布団内部の湿気を抜くことで、ふかふかの状態を長く保ちやすくなります。布団乾燥機がない場合は、布団を丸めるなどして空気を通しやすくするだけでも、湿気対策になります。

定期的に布団の位置や向きを変える

敷き布団などは特に、同じ面をずっと使っていると部分的にへたってしまうことが多いです。週に一度、布団の上下や左右を入れ替えて、均等に体圧がかかるようにすることで、布団が偏って劣化するのを防ぎ、ふかふか感を維持しやすくなります。敷き布団だけでなく掛け布団も、干す際に向きを変えたり、位置を変えたりすると良いでしょう。

布団の「叩き干し」は避け、布団専用掃除機を活用

布団を叩くと、埃が出るためきれいになったように見えますが、布団の中の繊維がダメージを受けてしまいます。最近では、布団専用の掃除機も普及しており、軽く吸引するだけでダニやホコリをしっかり取り除くことが可能です。布団専用掃除機を使うことで布団の寿命を延ばし、ふかふか感を維持することができます。

季節ごとにクリーニングでリフレッシュ

布団は、毎日のお手入れだけでなく、定期的にクリーニングに出すことも大切です。特に季節の変わり目にクリーニングに出すことで、長期間の湿気や汚れをリセットし、ふかふかの状態にリフレッシュできます。布団クリーニングは専門業者に依頼するのが安全で、清潔で快適な布団の状態を保つのに役立ちます。

ふかふかな布団で心地よい睡眠を

羽毛布団をかけて熟睡している女性

布団は正しいお手入れをすることで、そのふかふか感や快適な眠りを支えてくれます。日々の生活に寄り添ってくれる布団だからこそ、ちょっとした干し方の工夫で、その心地よさが長く続きます。今回ご紹介した方法を参考に、毎日の布団干しを少し意識してみてください。きっと、布団も応えてくれるはずです。

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