『昔の武勇伝を自慢するおじさん』の心理5選…同じ話でうんざりする時の対処法とは?

職場や家族、親族など、年齢を重ねたおじさんの中には昔の話をまるで武勇伝かのように語る人がいます。延々と過去の自慢話を聞かされている側はうんざりしてしまいますよね。このようなタイプのおじさんたちは、どのような心理から武勇伝を語りたがるのでしょうか。

職場や家庭…昔の武勇伝ばかりを自慢するおじさんたち

職場や親戚との集まり、ご近所付き合いなど、幅広い世代の人と交流する場では、なぜか昔の自慢話を武勇伝のように延々と話し聞かせるご年配の方がいます。

タメになる話をしてくれる人もいますが、その多くは「どうしてそれが自慢話に?」「その話、前にも聞きました…」と周囲をうんざりさせてしまうものばかりです。

なぜ彼らは昔の話をまるで武勇伝かのように語りたがるのでしょうか。今回は彼らの奥底にある真理を解説していきます。

『昔の武勇伝を自慢するおじさん』の心理5選

昔の武勇伝を自慢するおじさんたちは、どのような心理で周りに話を聞かせているのでしょうか。

1.現状に不満を持っており過去に縋りつきたい

自分の昔話を自慢のように語るおじさんたちは、現状に満足していないことが多いです。職場で良い結果を出せていない、家庭で蔑ろにされている…など、昔と比べると楽しいことや嬉しいことが少なく、現状に不満を持っているのでしょう。

そのため、つい昔のことを思い返し、「あの頃は良かった」と懐かしみ、そこから自分の経験を美化してしまうケースも多いです。そして過去に縋りつきたい思いから、周囲に共感を求めたり話を聞いてほしい気持ちから武勇伝のように語ってしまうのです。

2.自分を良く見せて優越感に浸りたい

自分の過去の話を自慢として語るおじさんたちは、「自分は凄いんだぞ」「自分を敬ってほしい」など、自分をよく見せようとしている傾向にあります。自分を良く見せることで優越感に浸りたいのでしょう。

もちろん、このような話ばかりを聞かされている側からすれば「うんざり」といった感想を抱きがちなので、かえって悪印象を与えてしまう行為です。

しかし、現在の自分に自信が持てないからこそ、つい過去の自分を引っ張り出してまで見栄を張りたい気持ちが勝ってしまうのでしょう。

3.自分に注目してほしい

どのような場所でも年齢が高い人より若い人が注目される傾向にあります。目立ちたがり屋な性格のおじさんは、自分が注目されない立場になると「自分に注目してほしい」という自己承認欲求が高まり、自慢話や武勇伝を話すことで注目を集めようとします。

しかし、このような人は現状に不満を持っていることが多いので、現在の話ではなく過去に縋りつき、過去を美談化した話を周囲にしたがる傾向にあるのです。すると、『昔の武勇伝を自慢するおじさん』が出来上がってしまいます。

4.経験豊富アピールをして周囲に頼られたい

周囲から本当に信頼されている人は、普段の言動や実績から特別なことをせずとも頼られているものです。一方、周りから慕われるような行動をとっていない人は、周囲から頼られることはあまりありません。

しかし、「周りから頼りになる人だと思われたい」という思いは、年齢を重ねるごとに増幅しやすい傾向にあるため、周囲に頼られたい気持ちから経験豊富アピールとして武勇伝を語り出すおじさんもいます。

もちろん、周囲にとっては逆効果なのですが、本人は昔の「自分は凄かったんだぞ」アピールによって、自分の凄さや頼り甲斐のある姿を理解してもらえていると勘違いしているケースが多いです。

5.善意や親しみを込めて言っている場合も

驚くことに、善意から過去の自慢話をしている人もいます。例えば、部下が失敗したり悩んでいる時、自分なりにタメになりそうな話を過去から引っ張り出し、相手を鼓舞しようとするのです。

しかし、聞いている側にとっては「謎の武勇伝を聞かされた」という印象が強いため、本人の間違った親切心が空回りしている結果となることも。

何度も聞かされる昔の武勇伝にうんざり…対処法は?

何度も自信たっぷりに聞かされる過去の武勇伝ほどうんざりする話はありません。それが延々と続くとなれば、なおさら聞いている側も疲れてしまいますよね。

昔の武勇伝を自慢するおじさんには、どのように対応すべきなのでしょうか。

  • 共感したり褒めたりしながら相手に満足感を与える
  • 武勇伝に関連性のある別の話題へと転換させていく
  • 張り合ったり否定したりするのはNG

うんざりしてしまうかもしれませんが、なるべく共感したり褒めたりすることで、相手を満足させてあげましょう。張り合ったり否定したりすると、トラブルにつながったり相手を逆上させてしまい、かえって状況が悪化してしまいます。

しかし、延々と話を聞かされるのは大変です。したがって、共感しつつ、「〜といえば」というような切り出し方で、話を別の話題へと方向転換させましょう。

昔の武勇伝を語りたがるおじさんは褒めつつ話題の転換を

昔の武勇伝を語りたがるおじさんの対処は疲れてしまいますよね。しかし、無下にしてしまうと、人間関係が悪化してしまったり、逆上させてしまったりとトラブルに発展しかねません。なるべく相手を褒めつつ、自然な流れで話題を転換させましょう。

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