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車の『タイヤ』は安全のために適切な時期に必ず交換
車のタイヤは、安全のために定期的に交換する必要があります。一般的に、車のタイヤの交換目安は以下の通りです。
- タイヤにスリップサインが出ている
- トレッド部分にひび割れが起きている
- 摩耗部分に偏りが見られる
- 製造後に10年経過しているタイヤ
タイヤにあるスリップサインが現れたり、ひび割れ、摩耗などが見られる場合は、新しいタイヤに替えるべきでしょう。
これらのサインが出ていない場合でも、タイヤが製造されてから10年が経過しているならば、すでに劣化している可能性が高いです。事故を招く前に新品タイヤに交換してください。
5年経過しているタイヤは販売店で点検して
10年経過したタイヤは劣化している可能性が非常に高いため、危険なサインが出ていなくても替えることを推奨します。
タイヤを取り付けてから5年が経過したタイミングに差し掛かっている場合は、タイヤを販売している店舗や修理業者などでタイヤの点検を受けてください。
その際、タイヤを交換した方が良いと進言された場合は、安全のためにも新品タイヤに交換しましょう。
『新品のタイヤ』に替えた時にすべきではない3つのタブー
新品タイヤに取り替えた後、普段以上に慎重に運転しましょう。まだ慣れていない新品タイヤで無理な運転をしてしまうと、事故やタイヤの過度な負担につながる危険性があります。
1.替えた直後から速度を出して走行する
車のタイヤを新品のものに取り替えた後は、約100kmを走行するまでは時速80km以下に抑えるべきと言われています。これは、替えた直後に速度を出して走行してしまうと、新品タイヤに負担をかけてしまうからです。
また、新品タイヤはツルツルと滑りやすくなっています。替えた直後からスピードを出して走行してしまうと、スリップ事故などを引き起こす恐れがあるので大変危険です。
2.急発進・急停車する
急発進、急停車など「急」がつく無理な運転は新品タイヤに負担をかけてしまうのでやめてください。
また、先ほども話に出たように、新品タイヤは使い慣れているタイヤよりも道路の滑りが良くなっています。そのため、急発進、急停車、急回旋などの運転をしてしまうと、スリップしたり、停車がうまくいかずに前方の車に衝突したりと事故の原因になります。
「急」のつく運転を避けることももちろんですが、前方車両に衝突しないよう、普段よりも車間距離を空ける意識を持つことも大事です。
3.曲がった道で無理な運転をする
曲がっているカーブの道で無理な運転をすることも控えましょう。直線道路よりもカーブを描いている道は、車のタイヤに負担をかけやすいです。
そのため、しっかり車にタイヤが馴染むまでは直線道路よりも少し速度を落として走行することを意識してください。もちろん、急発進や急ハンドル、急停車などはやめましょう。
新品タイヤは『慣らし走行』が必須!正しいやり方も紹介
新品タイヤに替えた後は、必ずタイヤが馴染むように『慣らし走行』を行ってください。慣らし走行は、以下のポイントを押さえて走行距離約100kmほど運転します。
- 速度を80km/h以下に抑える
- 急旋回・急発進など「急」がつく運転をしない
- 車間距離を普段よりも多めに取るように心がける
- 熱を発しやすい高速道路を極力避ける
慣らし走行を行うことで、新しいタイヤの走行間隔に慣れたり、タイヤの性能を十分に発揮させる効果が得られたりします。
慣らし走行を行わずに運転してしまうと、タイヤの寿命が短くなる原因となったり、最悪の場合、スリップ事故などを招く恐れがあるので注意しましょう。
タイヤを替えたら『慣らし運転』を忘れずに
いかがでしたか。タイヤを替えた直後は、普段以上に運転の仕方に注意が必要です。ある程度の長さを走行するまでは、車や運転者の間隔が慣れるよう『慣らし運転』するようにしてください。