目次
餃子を冷凍する時のポイントとコツ
餃子を冷凍するポイントは保存する方法によって異なります。それぞれの保存方法のポイントとコツを知ることによってより美味しく餃子を保存することが可能です。
生餃子を冷凍保存する方法
- 餃子同士がくっつかないようにする
保存するときには、一個ずつバラバラの状態で保存すると便利です。お弁当などの少量に使いたいときに少しずつ使うことができます。ただし、餃子同士がくっつかないように冷凍することがポイントです。 - トレーとラップを使い冷凍庫に入れる
くっつかない保存の仕方としては、まずトレー(バット:平らく大きな容器)とラップを使った方法があります。アルミ製のトレーの上にラップを敷いて、そこに間隔をあけて餃子を並べていきます。アルミは熱伝導が良いため効率的に冷凍することができます。 - 冷凍後にポリ袋などに移す
完全に冷凍されたら、バラバラの状態でポリ袋などに入れて保存します。
また、なるべく美味しく保存したいという場合には、餃子自体を工夫することも重要です。皮が破けるなどの原因となるのが水分ですので、水分を出さないように工夫していきます。
水分を出す原因となるのがニラやキャベツなどの野菜です。野菜はあらかじめ塩を振っておき水分を絞り出したり、野菜を減らして肉を多めにする、具材の水分を吸収してくれるパン粉を入れておくなども美味しく保存できるポイントです。
皮とタネを別々で保存する方法
皮とタネを別々に保存することもできるため、余った場合には冷凍して保存しておくことがオススメです。餃子の皮は一回の使用分ごとにラップに包んで保存袋に入れて冷凍保存が可能です。タネも一回使用分ごとにラップに包んで保存袋にいれれば、冷凍庫で保存することができます。
餃子を冷凍保存する時の注意点
くっつくので詰め込みすぎには注意
餃子は冷凍保存できるため、多めに作ってストックしておけばいつでも使えて便利です。ただし、保存する時に詰め込みすぎると餃子同士がくっついたり、トレーに皮がくっついて引き離すときに皮が破けたり、加熱したときに肉汁が漏れてしまうこともあるため注意が必要です。
片栗粉をまぶしてくっつきにくくするのが吉
それを防ぐためには、片栗粉を使って餃子同士やトレーにくっつかないようにすることがオススメです。片栗粉をまぶすことによって冷凍したときに餃子同士やトレーに張り付くのを防いで、剥がしやすくなるため皮が破けることもなくなります。
やり方は簡単で、トレーに片栗粉をまぶして、重ならないように餃子を並べてラップをかけて冷凍庫に入れます。餃子が冷凍されたら保存袋に入れるだけで保存することができます。
長期間の冷凍保存はNG
ただし、餃子を冷凍するときにはなるべく早めに消費することを心がけます。生の肉や野菜が入っているため、長期間の冷凍保存は避けて早めに食べきるようにします。また、皮とタネをバラバラに保存したという場合には、タネの方をなるべく早めに食べるようにしていきます。
量が多い場合は他の料理にも使おう
餃子で消費できない場合にはチャーハンの具やスープにするなど料理での消費がオススメです。解凍は冷蔵庫での自然解凍、時間がないときには電子レンジでの解凍を行います。
皮の解凍は必ず冷蔵庫で自然解凍
皮の解凍は必ず冷蔵庫での自然解凍をすることがポイントです。解凍が不十分だと皮が水分を含んで皮同士がくっついて上手く剥がせない、破れてしまうという状態になってしまうため、必ず解凍を十分に行ってから使用します。
電子レンジで解凍すると水分で皮が柔らかくなり使いにくくなってしまうため注意が必要です。
冷凍餃子の保存期間はどれくらいもつの?
長くても1ヶ月程度
餃子を冷凍した場合の、保存期間は長くても1ヶ月程度だとされています。あまり長く保存していると、餃子の美味しさが損なわれてしまうこともあるため、美味しく食べるためにはなるべく早めに食べきるように心がけていきます。美味しく食べられる期間は2週間程度のため、できれば2週間以内に消費するようにします。
冷蔵庫の保存は期間が短くなる
また、保存するときには必ず冷凍保存するようにしていきます。冷蔵庫で保存してしまうと、餃子の餡の中に含まれる野菜から水分が出てしまいます。野菜の水分によって皮が柔らかくなり、破れたり焼きにくくなったりするなど調理しづらくなります。餃子を作って保存していく場合には必ず冷凍しておくことが大切です。
冷凍保存で長持ちさせるコツ
長持ちさせるコツとしては、一個一個をラップに巻いて保存するということがポイントです。冷凍した餃子をそのままポリ袋に入れて保存すると、餃子の皮が乾燥してしまい美味しさが損なわれます。美味しさを保つためにも、長持ちさせるためにも一個一個をラップに包んで保存しておくことで、美味しさが長持ちします。
冷凍保存した餃子を美味しく焼くコツ
冷凍保存した餃子を美味しく食べるには、焼き方にもポイントがあります。ポイントを押さえておけば作りたてと同じ食感を楽しむことができます。
解凍せずにそのまま火を通す
冷凍保存をした餃子を美味しく焼くコツとしては、焼くときには解凍せずに凍ったままで焼いていくということが重要です。冷凍餃子を解凍してしまうと、具材から水分が出てしまい皮が破れてしまったり、餃子の餡が傷んでしまう可能性もあります。
焼き方のコツ
- フライパンに油を入れ凍った餃子を入れる
まずフライパンをよく熱して油を入れ、熱したフライパンに凍ったままの餃子を入れます。通常の餃子と同じ焼き方で問題ありませんが、フライパンに入れる油はやや多めに引いておくと美味しく仕上がります。 - 餃子が半分浸かる熱湯を注ぐ
餃子が半分浸かる程度の熱湯を入れます(このとき片栗粉や小麦粉を溶いた熱湯を入れると羽根付きになります)。 - 蓋をして蒸し焼きにする
フライパンに蓋をして強火で熱していき蒸し焼きにし、水分が減ってくるまでそのままにしておきます。 - 水分を飛ばし焼き色をつける
水分が少なくなった蓋を開け水分を飛ばします。そのまま水分が少なくなるまで焼いていき、焼き色をつけます。 - ごま油で仕上げ
焼き色がついたら最後に、ごま油を少しまわし入れるとカリッとした食感になります。
沸騰したお湯で水餃子も作れる
焼き餃子だけではなく冷凍したまま沸騰したお湯に入れれば水餃子として食べたり、スープに入れても美味しく食べられます。
餃子は一から作るとなると大変なメニューですが、冷凍しておけば簡単に色々なアレンジで食べることができます。忙しい日などに活用することもできるため、時間が空いている時などに作っておくことがオススメです。
まとめ
冷凍餃子は作っておけば焼き餃子や水餃子だけではなく、鍋に入れたり、揚げてお弁当に入れるなどの活用ができます。ただし、冷凍餃子を作るときにはくっつかないように注意しながら保存することが大切です。上手に保存することができれば、使いたいときに少しだけ使ったり、忙しいときにも冷凍餃子を使って一品増やせるようになります。