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揚げ物は難しいと思いがち
料理をするとき、できるだけ避けたいのが揚げ物です。
- 油跳ねが怖い
- 具材に火が通っているかわかりにくい
- 発火しないか不安
- 油の処理が面倒
- コンロや床が汚れるなど
上記のような理由で、揚げ物は嫌煙しがち。夏場の揚げ物となると、暑さとの勝負も加わるので、できればお総菜で済ませたいという人もいるでしょう。
揚げ物を作るときは、まず安全面に考慮すべきです。NG行為を把握して、危険な目に合わないようにしましょう。
揚げ物を作る時に絶対してはいけない『6つのタブー』
揚げ物を作るときにすべきではない、注意すべき行動は以下の通りです。
1.油の中に食材を投げ入れる
揚げ物を作るにあたり、油を高温状態に熱しますよね。100度を超える温度の油は、皮膚に触れるとやけどを負うことがあるので、できるだけ油から距離を取って調理したいと思いやすいものです。
だからといって、食材を油の中に投げ入れるのは危険!食材を入れた衝撃で油がはねてしまいます。油の真上から、食材をポトンと落とすのもNG。
2.油から目を離す
電話やちょっとした用事などで、油から目を離してしまうのは絶対NG!油の温度が上がっていても目を離していると異変に気が付かないため、油が熱くなりすぎて発火してしまう可能性があります。
3.炒め物用フライパンに油を張って揚げ物を作る
適切ではない大きさの鍋で揚げ物をすると、油の温度が急上昇してしまい危険です。油跳ねなどがたくさんコンロに落ちてしまうため、後片付けにも時間がかかりやすくなります。また、フライパンの加工も剥げやすくなってしまうため、専用の鍋を使って揚げ物を作るのが無難です。
4.油が多すぎる・少なすぎる
揚げ物を作るとき、鍋にめいっぱいの油を注いでしまうと、食材を入れたときに油があふれ出てしまう可能性があります。油が温まるまでにも時間がかかり、そのまま破棄してしまうのはもったいない!
かといって、なべ底にほんの少しだけしか油を注がないというのも危険です。油が高温状態になり、発火する恐れがあります。
5.油鍋にふたをする
揚げ物を作ると、どうしてもコンロに油がはねてしまい、後片付けに時間がかかってしまいやすくなります。だからといって、油跳ね防止のために使用中の鍋にふたをかぶせてしまうのはNG。ふたをしたいのであれば、専用のアイテムを使用しましょう。
6.食材が濡れた状態のまま揚げる
水と油が接すると、パチンとはねて非常に危険です。これは、フライパンを使うときなどでも経験したことがある人が多いのではないでしょうか。
多くの油を熱して使う揚げ物は、食材に水分が残っていると爆発も大きくなりやすい傾向。フライやてんぷらを作ときは、食材の水分をしっかりと拭いてから衣をつけて油に投入しましょう。
揚げ物を安全に作るためのポイント
揚げ物を安全に作るためには、以下のことを試してみましょう。
- 食材に無駄な水分がつかないよう配慮する
- 油の温度を適量に保つ
- 食材を投げ入れず、鍋肌に沿ってそっと油に入れる
- 食材を油に入れたら、1分ほどそのまま触らない…頻繁に触ると、衣が剥げてしまうため
- 一度にたくさんの食材を鍋に入れない…油の温度が低下し、仕上がりが悪くなるため
使い終わった油は、近いうちにもう一度揚げ物を作るのであれば取っておくことも可能です。揚げカスを取り除き、オイルポットに注いでふたをして冷暗所で保存しましょう。炒め物などで再利用することもできるので、上手に活用してくださいね。
揚げ物調理に慣れてきたら、二度上げで料理の仕上がりをアップさせることも視野に入れてみましょう。
まとめ
揚げ物調理は、NG行為と正しい調理法を把握しておけば、決してハードルが高いものではありません。正しい調理方法を把握し、安全に揚げ物を作りましょう。