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生卵の中にあるヒモ、食べても大丈夫?
卵を割ったとき、白身と黄身が出てきます。お皿に卵を割ってじっくり観察してみると、黄身の近くに白いヒモのようなものがついていますよね。白身に包まれていて、なんとなく気持ち悪い印象を持ちやすい部分ですが、実は栄養豊富な部分なのです。
今回は、生卵についている白いヒモの正体と栄養についてご紹介します。
卵についている白いヒモの正体と栄養
卵についている、白いヒモの正体と栄養についてまとめました。
卵についている白いヒモの名前
卵の中に含まれているヒモのようなものは、カラザという名前がついています。カラザは、以下のような役割を担う部分です。
- 黄身を卵の中心に固定する
- 衝撃から黄身を守る
- 黄身が微生物に感染しないよう守る
上記のように、卵の黄身を健全な状態に保つのがカラザの役目なのです。カラザがなければ、卵の消費期限は非常に短く、販売ができない可能性もあります。おいしい生卵が食べられるのは、カラザのおかげといっても過言ではないのかもしれません。
カラザの栄養
カラザには、以下のような栄養が含まれています。
- ミネラル類…カリウム・リン・鉄など
- カロチン
- ビタミンB1・B2
- シリアル酸…ウイルスなどからの感染を防いで、免疫力アップ
上記のような栄養が含まれているので、実は捨ててしまうのはもったいない部分なのです。免疫力を上げる効果があるので、風邪などの予防にも期待大!スクランブルエッグやゆで卵など、カラザが気にならない調理方法を実践して、卵の栄養を丸ごと摂取できるよう工夫してみてくださいね。
卵についているヒモの取り方
カラザを取るとき、スルスルと箸から滑り落ちてしまうため、思うように取り除けないですよね。黄身を突き刺してしまい、残念な思いをしたことがある人も多いでしょう。カラザを上手に取るためには、以下のことを試してみてください。
- 器の壁にカラザを追い込み、壁に押し付けてすくいあげる
- フォークの隙間にカラザを絡ませて取り除く
- スプーン2本で黄身を持ち上げ、カラザから黄身を切り離す
- 先割れスプーンで黄身をすくい、カラザを白身の中に取り残す
カラザは、滑りやすいため、自分に合った方法で取り除きましょう。いろいろな方法を実践し、なじむ方法がどれかを見つけてくださいね。
まとめ
生卵を割ったときに見られるカラザは、栄養豊富な部分です。卵焼きなど、カラザが気になりにくい料理のときは、取り除かずに調理して、より栄養状態のよいものを摂取しましょう。