60℃のお湯の作り方!温度計がなくてもできる方法とは

お湯と温度計

温度計がなくても60度のお湯を作る方法をご存知ですか?熱すぎず冷たすぎず、人間の内臓に最も負担がかからない温度だと言われているのが60度のお湯です。温度計できっちり測らなくてもお湯の温度を調整する方法を知っていれば何かと助かりますよね。ここでは温度計なしでも60度のお湯に調整できる便利な方法を解説しますので、参考にしてくださいね!

60℃のお湯を温度計なしで作る方法

お湯に水を混ぜる

手元に温度計がなくても60℃のお湯の沸かし方について紹介します。

温度計なしで沸かす方法は、お湯と水を混ぜて作ります。完全に沸騰させた100℃のお湯に、若干少なめの水を加えて混ぜると60℃前後の温度のお湯を作ることが可能です。

ただし60℃のお湯に温度調節するには、お湯が完全に沸騰していたかどうか、混ぜる水の温度がどれくらいかを把握していなければいけません。

もっと厳密にいえば、気候や室温なども考慮しておく必要もあるでしょう。

お湯を一度沸騰させなければならないので、そこが面倒ではありますが、60℃前後の温度にすることはできます。

《 ポイント 》

  • 沸騰させたお湯に水を加えることで調整できる

60度のお湯の使い道

卵の湯せん

卵の湯せん

60℃のお湯は、卵の湯せんにピッタリです。

鍋で沸騰させたお湯に同量の水を入れて火を止めると60℃前後になりますので、そこに溶き卵を入れたボウルを浮かせて湯せんします。

玉露を美味しく淹れる

お茶は種類によって味や香りの特徴に違いがあります。お茶を淹れる「お湯の温度」や「抽出時間」もそれぞれ異なってきます。

ふくよかな香りとまろやかな旨み、鮮やかな緑色をした高級な「玉露」を美味しくいただくには40℃~60℃のお湯の温度が適しています。

低めの温度で時間をかけて抽出することによって 玉露の特徴でもある旨みを十分に引き出してくれるでしょう。

電気ポットの温度設定に60度がある理由

60℃のお湯は人間の体にとって最も負担がかからない温度だと言われています。

それ以上に熱いと、内臓に負担をかけてしまい、冷たすぎても内臓や体全体を冷やしてしまいます。ちょうど良い温度が60℃~70℃なのです。

電気ポットの保温温度を60℃に設定にしておけば、常に体に負担をかけないベストな状態でお茶やコーヒー、焼酎のお湯割りを楽しめるわけです。

電気ポットについているこの機能は、本来は赤ちゃんのミルクを作るための温度でした。この機能こそが、人間の健康にとって負担の少ないお湯の温度ということなのです。

購入してから一度も使ったことがないという方は活用してみてはいかがでしょうか。

50℃以上のお湯でカビの胞子を死滅できる

水回りに発生する黒カビは熱に弱いため、50℃程度のお湯でもたんぱく質を変質させて退治できます。

お湯の温度は注ぎ始めた直後から下がってしまうため、実際には50℃より低い温度になってしまいます。

カビは表面に付着しているだけでなくタイルの目地やゴムパッキン内部にまで根を伸ばしています。

黒カビにまでしっかりとお湯が届くようにするには、60℃前後のお湯を使うのが望ましいでしょう。

お風呂場は石鹸成分が残っているとカビが生えやすいので、60℃のお湯を用意して、最後に1箇所につき5秒以上かけておくと乾きやすくカビの発生を抑えらます。

タオルの臭いを取る方法

部屋干しなどで臭いがついてしまったタオルは、普通に洗濯しただけでは完全に取り去ることができません。

そこで60℃以上のお湯につけて菌をリセットして臭いを消す方法を試してみてください。

臭いの原因であるモラクセラ菌は熱に弱いので、60℃以上のお湯に20分程度で死滅させることが可能です。

洗面器などに60℃以上のお湯を入れて臭いのついたタオルをつけておきます。60℃以上をキープする必要があるので、お湯が冷めないように途中で差し湯をするようにしてください。

濡れた状態で放置していると再び菌が増殖してしまいますので、お湯から取り出したらすぐに洗濯をしてしっかりと乾燥させるようにしましょう。

《 ポイント 》

  • 人間の体に最も負担がかからない温度が60℃
  • 50℃以上のお湯で水回りに発生する黒カビを退治できる
  • 洗濯物の臭いは60℃以上のお湯に20分浸けて取り除く

60℃以外のお湯の使い道と作り方

色々なお湯の温度

温度計なしで60℃のお湯を作るためのてっとり早い方法は、お湯と水を混ぜて作る方法でしょう。

ぴったりの60℃のお湯の温度調節は無理ですが、それに近い温度に調整することは可能です。では、それぞれのお湯の温度が適している使い道と作り方をご紹介します。

30℃

ウールなどのデリケートな素材を洗濯するのに適したちょうど良い温度です。熱湯1ℓに対して水2ℓの割合で混ぜると約30℃のお湯が3ℓ作れます。

40℃

ピザやパン作り、赤ちゃん搾乳母乳の湯せんなどに適したお湯の温度です。熱湯2ℓに対して水3ℓの割合で混ぜると約40℃のお湯になります。

また、熱湯400㏄に水600㏄を加えると約40℃のお湯が1ℓ作れます。

50℃

野菜洗い、アサリ砂抜き、玉露、チョコレートの湯せんに適したお湯の温度です。沸騰したお湯と同量の水をボウルに入れて混ぜると、50℃~55℃のお湯が作れます。

お肉や魚などの食材をおいしいまま保つことができる「50℃洗い」があるように、50℃のお湯の使い道はたくさんあります。

沸騰したお湯の量と水の量がちょうど半々で簡単に作ることができます。これを基準として頭に入れておくと便利ですね。

70℃

温泉卵、しゃぶしゃぶ、ローストビーフなどの調理に使える適度な温度で、湯たんぽにも丁度良い温かさです。

鍋やヤカンの底から出る泡が増え始めてきた頃が大体70℃くらいと思ってください。ポットのお湯1ℓに200ccの水を混ぜると約70℃のお湯が作れます。

または、ヤカンで沸騰させている最中のお湯1ℓに500㏄の水を入れてから火を止めれば、大体70℃です。

目安は湯飲みやマグカップに注いだ後、手で持てるくらいまでになれば70℃くらいでしょう。

80℃

ゼラチンやカツオ、昆布などの出汁とり、ジャスミンティーなどに適している温度です。

底面全体から泡が出て、泡がすぐはじけるようになると大体80℃です。沸騰しているヤカンのお湯1ℓに300ccの水を入れると約80℃になります。

85℃

コーヒーのドリップに適した温度です。

お湯が沸き始めると「水面」に小さな泡が浮き始めますが、この小さな泡が多くなった時が約85℃です。泡が大きくなってくると85℃を超えていると覚えておきましょう。

ポイントは、「底」ではなく「水面」に浮かぶ泡です。沸騰したお湯1ℓに100㏄の水を入れると85℃になります。

90℃

湯種パンやベーグル作りに適した温度です。目安は気泡と音です。

見た目は全体にわたってこまかな気泡が下から湧いている状態で、湧いた音が大きくなってくると90℃に達した合図です。

また、沸騰したヤカンからボウルやポットにお湯を移しかえると大体90℃くらいまで下がります。

95℃

紅茶、ほうじ茶、玄米茶を入れるのに最適な温度です。

表面が激しく波立って、大きめの泡がボコボコと出始めた状態です。大きめの泡が出始めた直後は90℃くらいなので、ひと呼吸待って沸騰している状態に近づけてみましょう。

100℃

青菜などの緑色野菜は沸騰してから茹で始めます。

一般に水が沸騰する温度は 100℃です。泡よりも表面が大きく波だって継続的に揺れている状態で「沸騰した」ということになります。

《 ポイント 》

  • 温度計がない場合はお湯と水を混ぜて作る
  • お湯の温度に適した使い方がある

見た目で60℃のお湯と判断する方法

60度のお湯

温度計を使わなくても60℃のお湯を判断できる方法を3つ紹介します。

見た目で水温60℃を判断する

60℃のお湯は沸騰前の泡が立ち始めた頃なので小さな泡が立つのを見て判断してみましょう。

お湯の温度を泡で判断するのは難しいかもしれませんが、何度か試しているうちにわかるようになるでしょう。

お湯に水を混ぜて判断する

沸騰させた熱湯に同量より若干少なめの水を入れた時の温度が大体60℃です。

またはヤカンや鍋で沸騰しているお湯の中に同量の水を入れてから火を止めるとおよそ60℃のお湯になります。

触って水温60℃を判断する

お風呂の温度はおよそ40℃。お風呂よりも熱いけれど触りつづけることができるのが50℃くらい。

かなり熱いが素手で触って10秒程度我慢できる温度が60℃、ちょっとだけなら触れることができるのが70℃くらいです。ちょっとでも触ることは不可能なのが80℃と覚えておくと便利です。

触って水温60℃を判断する場合は、「かなり熱いが我慢すればどうにか手で触れるぐらいの温度」ということになりますね。

《 ポイント 》

  • 目で見て確認する場合、沸騰前の泡が立ち始めた頃が目安
  • 温度計なしで作る場合、沸騰しているお湯の中に同量の水を入れる
  • 触って確認する場合、かなり熱いが我慢すればどうにか手で触れるぐらいが目安

最後に

鍋で沸騰

温度計がなくても60℃のお湯ができる方法はいかがでしたでしょうか。

1℃の誤差もなくお湯の温度を把握するにはやはり温度計で測ることですが、ない場合は参考にしてみてください。

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