みかんを甘くする方法6選!酸っぱいみかんの美味しい食べ方まで解説

みかん

みかんを甘くする方法6選をご紹介します!秋から冬にかけて旬を迎えるお馴染みの果物ですが、時に酸っぱくて甘くないみかんに当たることがありますよね。今回はそんな酸っぱいみかんを甘くする簡単な方法と美味しい食べ方まで解説します。難しくはありません!手軽で即効性のある方法を試して冬場の健康維持に活かしてみましょう!

みかんを甘くする方法6選!

みかん

ビタミンCが豊富で風邪予防にもなるみかんは、冬には毎日でも食べたくなる果物です。それなのに買ってきたみかんが酸っぱかったら・・・そんな時のために甘くする方法、裏技6選!を、紹介しましょう。

もむ

酸っぱいみかんを甘くする方法で昔ながらの一番手軽なやり方です。みかんを両手で包んで潰さない程度にもんでみましょう。みかんを酸っぱくしているのは「クエン酸」ですが、このクエン酸をなくすことで甘くなります。

もむことでみかんは温まり、クエン酸が消費されて酸っぱい成分が消失されますので、もんで温めてみましょう。できれば、もんだ後2~3時間放置してから食べるようにすると、甘さを実感できるはずです。

お湯につける

みかんを甘くする方法でお湯につける場合は、甘くしたいみかんを40℃ぐらいのお湯に10~15分程つけておきます。お湯の中で浮いてしまわないように、蓋やお皿などを重石として利用しましょう。

みかんを温めると、「アコニターゼ」という酵素が働き、みかんの酸っぱさの原因である「クエン酸」を分解することで甘くできます。お湯で温めた後は、冷蔵庫で1時間ほど冷やしましょう。

切込みを入れレンジで温める

みかんを甘くする方法で切込みを入れレンジで温めるやり方は、最初にみかんの皮にいくつか包丁などで軽く切れ目を入れてからレンジに入れ、500Wで30秒ほど温めます。皮に切れ目を入れるのは、卵のようにレンジの中で爆発する危険性をなくすためです。十分に甘くしたいのであれば、10秒単位で追加して様子を見ながら1分程度までチンしてもよいでしょう。

レンジで温めるだけで酸味が抜けて甘味を感じられるようになりますが、お湯につけた場合と同様に、冷蔵庫で1時間ほど冷やしてから食べると、さらに甘さが増しているのがわかります。冷やすことにより果糖の甘みをより感じやすくなるので、甘さの足りないみかんに当たった時は試してみてください。

太陽に当てる

みかんを甘くする方法で太陽に当てるやり方があります、みかん数個をビニール袋に入れて口を縛った状態で、2~3日太陽に当てておきます。太陽の光をたくさん浴びて温められたみかんは呼吸が活発になり、クエン酸が消費されて甘くなります。日数が必要なので、時間に余裕があるときに試してみてください。こちらも冷蔵庫で冷やしてから食べましょう。

焼く

みかんを甘くする方法で、みかんを皮ごと焼く裏技もあります。みかんをお湯につけて洗い、水気を切ってから焦げ目が付くまでオーブントースターで焼きます。網に載せてガスコンロでも焼くことができますので、焼き目が付くまでこんがりと焼いてみましょう。

皮に守られているため、中身が焦げてしまうことはありませんので、様子を確認しながらじっくりと焼いてください。このようにみかんを皮ごと焼くことによって、みかんの皮に含まれている栄養素がみかんの内部に浸透し、甘くなるだけでなく生のままで食べるよりも栄養価が高まります。

リンゴと一緒に置いておく

みかんを甘くする方法でリンゴと一緒に置いておくやり方がありますが、これはリンゴから放出されるエチレンガスによりみかんが追熟し、酸味が抜け甘みが増します。みかん2~3個に対してリンゴ1個をビニール袋に入れて密封しましょう。

長時間そのままで放置しているとみかんを腐らせてダメにしてしまうので、感触で食べごろを確認しながら追熟させてくださいね。

ちなみに、みかん以外にも青くて硬いバナナやキウイフルーツも、エチレンガスにより追熟させることができます。

《 ポイント 》

  • みかんをもんで温まると、クエン酸が消費されて酸っぱい成分が消失される。
  • みかんをレンジで加熱、または40℃のお湯につけてクエン酸を分解する。
  • みかんを冷やすことで果糖の甘みをより感じやすくなる。
  • 太陽光で温められたみかんは呼吸が活発になってクエン酸が消費される。
  • みかんはリンゴのエチレンガスにより追熟し、酸味が抜け甘みが増す。

甘くない酸っぱいみかんの美味しい食べ方

みかんジャム

酸っぱいみかんを甘くする方法を紹介しましたが、食べきれない量の酸っぱいみかんがある時には、酸っぱさを生かしてアレンジするレシピを紹介しましょう。

みかんジャム

酸っぱいものを甘くするのに、とっておきのアレンジレシピです。皮をむいたみかんをお好みの大きさに刻み、鍋に入れて砂糖を混ぜ合わせます。中火にかけてアクを取りながら15~20分ほど煮て、さらに弱火で底が焦げ付かないようにゆっくりかき混ぜながらトロっとするまで煮詰めます。

ここで大切なポイントをひとつ、それはジャムを保存するビンの扱です。ビンと蓋を必ず煮沸消毒しましょう。煮沸消毒したビンの90~95%程度まで、熱いジャムを詰めたらしっかりと蓋を締めます。ビンをさかさまにした状態で置き、そのまま冷ましますちなみに、砂糖の量を果実の50%以上にすると日持ちしますよ。

みかんジュース

酸っぱいみかんでもジュースにすると、甘酸っぱさがとても美味しい飲み物になります。みかんを包丁で横に切って、手で果汁をギュッと絞ります。熱湯に砂糖を入れてよく溶かしたものに、しぼった果汁を混ぜたら出来上がりです。

みかんゼリー

ゼラチンに水をかけて10分ほどふやかしておきます。500wのレンジで1分30秒ほど温めたみかんジュースに、ふやかしたゼラチンを混ぜて溶かします。お鍋で作る場合は、みかんジュースを沸騰させない程度に弱火で温めてください。器にゼリー液を入れて、冷蔵庫で2~3時間以上冷やします。

みかんマフィン

柑橘系の爽やかな香りのみかんをトッピングしたマフィンです。みかんは水分が多いので、先にオーブンで焼いて水分を飛ばしておきます。皮をむいたみかんを厚さ2mmの輪切りにし、砂糖を振って天板に並べ、180℃のオーブンで15分ほど焼きます。

ボールに卵、砂糖を入れてよく混ぜたものに、薄力粉とベーキングパウダーを加え、ざっくりと混ぜ合わせて型に流し込みます。焼いて水分をとばしておいたみかんを上に並べて載せ、180度のオーブンでおよそ20分焼きます。

みかん煮

酸っぱいみかんを料理に利用してみましょう。鶏肉のマーマレードソテーを、みかんを使って作ったり、さつまいもをみかんの絞り汁で煮る料理もあります。

《 ポイント 》

  • みかんジャムはとっておきのアレンジレシピ。
  • 甘酸っぱさがとても美味しいみかんジュースに。
  • 冷蔵庫で2~3時間以上冷やしたみかんぜりー。
  • 焼いたみかんをトッピングしたマフィン。
  • みかんの絞り汁で煮る料理。

甘いみかんの選び方

みかん

みかんを甘くする方法は分かりましたが、ここでは甘いみかんの選び方を紹介します。

みかんの木の枝は、木の外側に伸びるほど細くなっていきます。よって、細い枝に生っているみかんの方が、太陽をたくさん浴びているおいしいみかんと言うことです。切り口が小さいものは細い枝から収穫したみかんだと見分けることができます。他にもおいしいみかんを選ぶポイントとして以下のことがあげられます。

みかんはトマトのように青みが残ったまま出荷されることは少ないので、全体的に濃いオレンジ色のきめの細かいものを選ぶようにしましょう。色ムラがあるものは避けます。

形状

横から見たときに、平たいみかんほど、濃縮した味の美味しいみかんです。縦に大きく球に近いものは、皮と実の間に無駄な空気が入っていることが多いので、まん丸よりも楕円形の若干小ぶりなものを選びましょう。大きめで柔らかいものは、水分が多すぎたり、身がスカスカでおいしくないものが多いようです。

触感

手のひらで転がすと吸い付くようにフィットするのが美味しいみかんの特徴です。皮が薄くて張りがあり、しっとりすべすべしている感触のものを選びましょう。

ヘタの切り口

ヘタの切り口は小さいものを選びます。樹齢が15年から40年にもなる木に生ったみかんは、味と栄養ともにバランスが良いとされています。樹齢15年を越えた木は、枝と実を結ぶヘタが細いのに対して、それより若い樹はヘタが太いので、これが美味しいみかんを見極める大きなポイントになります。

《 ポイント 》

  • 濃いオレンジ色のきめの細かいもの。
  • まん丸よりも楕円形の若干小ぶりなもの。
  • 皮が薄く張りがあり、しっとりすべすべしているもの。

みかんの栄養と効能

みかんの皮

みかんを甘くする方法以外に、みかんを1日に3個食べると病気知らずと言われていますが、それ程みかんには風邪予防や美肌効果、動脈硬化の予防など様々な効果が期待できます。

栄養成分

みかんと言えば「ビタミンC」ですよね。1日2~3個食べるだけで1日に必要なビタミンC所要量を摂取できます。ビタミンCには抗酸化作用や、体の免疫機能を高める働きがあり、風邪やインフルエンザの予防になると言われています。

さらには、みかんに含まれるフラボノイドは毛細血管を強くして高血圧や脳出血を防止するので生活習慣病予防にもなります。また「テルペノイド」などが発ガン物質を排出する効果も期待されています。みかんの酸味であるクエン酸は、乳酸の生成を抑制するので疲労回復にも有効です。みかんを袋ごと食べることによって便秘解消にもつながります。

香り

みかんの皮をむくと、柑橘系のさわやかな香りがひろがりますよね。香りには私たちの心と体を健康にしてくれる作用があると、植物の香りを利用したアロマテラピーが注目されています。みかんの香りには、頭をすっきりさせて眠気を覚ます覚醒効果があり、ストレスにより減少した免疫力をアップさせる効果があるといわれています。

みかん湯

食べ終わったみかんの皮を捨てずに、さわやかな香りを活かしたみかん湯にしてみましょう。5~6個分のみかんの皮を良く洗い、布袋に入れてお風呂に浮かべるだけの簡単な方法です。

みかんの皮に含まれている「リモネン」という精油成分が、お風呂のお湯に溶け出して毛細血管を広げてくれますので、体を芯から温めて冷え性や神経痛、美肌作用、風邪予防などに効果があるとされています。

《 ポイント 》

  • みかんを1日に3個食べると病気知らず。
  • みかんは2~3個で1日に必要なビタミンCを摂取できる。
  • みかんの香りには心身を健康にしてくれる作用がある。
  • みかん湯は体を芯から温める。

最後に

みかんを食べる

みかんを甘くする方法や、酸っぱいみかんの美味しい食べ方を解説してきましたが、いかがでしたか?甘くする方法のポイントは温めること!これにつきます。どのみかんを甘くする方法もみかんを温めることで、酸っぱさの元であるクエン酸を減らし、甘味を引き立たせるということでしたね。みかんを甘くする方法の6選とも手軽にできるものばかりなので、試してみる価値ありです。

また、みかんはビタミンCが豊富で風邪予防にも期待できるので、冬にはたくさん摂りたい果物のひとつです。手元にあるみかんが、酸っぱくて甘くなかったら、今回の様々な、みかんを甘くする方法を試してみてはいかがでしょうか?そして、みかんの量が多すぎて食べきれないときには、アレンジレシピも参考にしてみてください。これで我慢してみかんを食べる必要がなくなり、まずはひと安心!ですね。

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