エアコンの水漏れが雨の日だけする場合の理由とは？対処法はある？

雨の日のエアコンの水漏れは雨漏りしているの？

いつもは普通に使用できているエアコンが雨の日になると送風口から水漏れする…その原因を説明したいと思います。

この雨の日にエアコンの送風口から水が漏れてくるという現象は雨漏りしているのか、エアコンに問題があるのかどちらか確認をする方法は、雨が降った時にだけエアコンの周りの壁から水滴が染み出してきてしまっているか、エアコンを動かす度にエアコンの中から水滴が出てきているのかを確認することで、雨漏りしているのかエアコン本体の問題なのか判断することができます。

雨の日は湿度が高くなってしまうので、エアコンを稼働した時に発生する水が上手に排出されない場合、水漏れを起こしてしまう可能性が高くなります。

エアコンが雨の日に水漏れする理由

エアコンが雨の日に水漏れしてしまう理由にはいくつかの原因が考えられますが、主な原因として考えられるのは以下の通りです。

ドレンホースのつまり

エアコンが雨の日に水漏れをしてしまう原因の多くはドレンホースのつまりです。

ドレンホースとはエアコンの内部に溜まってしまう水を外に出すための配水管です。稼働しているエアコンの室外機の置いてある地面が濡れていることがあるのを見たことがあると思いますが、それはドレンホースを伝ってエアコン内部の水を排出しているからです。

ドレンホースは穴が空いている状態で室内機から室外につながっています。その穴には外からゴミや虫が入ってきてしまったり、室内気からは水と一緒にほこりなどの汚れも排出されるので実際のところ汚れてしまっています。水分を含んだほこりなどの汚れは落しづらい汚れとなります。それがホースの内部をつまらせてしまう原因になってしまいます。

雨が降っているときには湿度が高くなっているため、晴れている時は何とか排出できていた水の量よりも多くなるので、排水が上手くできずに室外に排出されるはずの水が逆流してしまうこともあり、ドレンホースがつまってしまうことが原因でエアコンが水漏れを起こすことがあります。

送風口の結露

エアコンが雨の日に水漏れをしてしまう原因には送風口が結露してその結露がポタポタと垂れてしまうことです。気温が高く雨が降って湿度の高い日にエアコンの設定温度を低く目に設定するとエアコンの送風口に結露が発生してしまいます。

急激に室内を冷やすなどの温度変化でエアコンの内部に結露が発生し、結露のつく場所によってドレンホースによる排出ができない場合に送風口に大量に結露がついてしまったときに水漏れをしてしまいます。

部品の破損

エアコン内部の部品が破損してしまっていると水漏れの原因となります。

こちらは雨の日に限ったことにはなりませんが、ドレンパンやドレンホースやフィンやなどに異常があった場合には本来の機能を発揮できなくなってしまうことが多く、晴れている日では起きなかった水漏れが発生してしまうことがあります。

エアコンの部品が破損してしまっている場合は、エアコンの内部を確認して修理をする必要があるので、専門的な知識が必要となるので簡単に直すことができない場合が多くなってしまいます。

エアコンが雨の日に水漏れを起こしてしまう原因には、晴れている日よりも湿度が高くなり、排出される水の量が増えることで、ドレンホースが汚れによって上手く排出できなくなってしまっていることや、送風口の結露が原因となっています。

中でもドレンホースは室外からもごみや虫が入ってきてしまうことや、室内からもほこりと水が流れて出るため、つまってしまうと水が逆流して室内機から水漏れを起こしてしまうことが多くあります。

雨の日のエアコンの水漏れをドレンホースの掃除で改善する

雨の日にエアコンから水漏れする場合、ドレンホースの掃除をすることで改善することができます。

掃除機を使ってドレンホースを掃除する

ドレンホースの掃除には掃除機を使用します。掃除機を使用するときには注意点があります。ドレンホース内に残っている水分も吸い込んでしまい、掃除機本体に水分が入ってしまうと故障の原因になります。

ドレンホースの掃除手順

1. 排出口付近の大きなゴミを掻き出すようにして取り除く。
2. ガーゼなどの布をドレンホースの端に当てて輪ゴムなどを使用して固定する。
3. 掃除機で吸引する。

当て布をすることで掃除機本体に水分が入らないようにしましょう。

掃除機を壊してしまってはお金を掛けずに何とか対応しようとしていたはずなのに、掃除機の修理や買い替えに余計な出費をすることになってしまいます。また掃除を業者に依頼してしまえば良かったなんてことになってしまいます。

エアコンの室外機が掃除機の使用できない場所にある場合には、ドレンホース用のサクションポンプという専用の用具を使用してドレンホース内のつまりを掃除します。

価格的にも1,000円～2,000円程度で、ホームセンターやインターネットの通販サイトで販売されているの比較的簡単に入手することができます。

雨の日のエアコンの結露予防で水漏れ対策

エアコンで室内を急激に冷やさない

雨の日のエアコンの水漏れ対策で、エアコンの室内機の結露を防ぐため、エアコンで室内を急激に冷やさないように注意しましょう。

暑い季節で湿度が高いときにその空気がエアコンの送風口から出る冷たい風に触れると結露を発生させてしまいます。冷房の設定温度を上げておくことで、温度差が少なくなるので結露が発生しづらくなります。

エアコンの風量を変えることで結露の対策をすることも可能です。エアコンの風量が弱い状態では冷たい風が長く発生することになります。風量を上げることで水分も飛ばすことができるのでエアコンを低い温度に設定して使用する場合には、風量を上げてエアコン送風口にとどまる空気を減らし結露対策をしましょう。

また、エアコンのフィルターが汚れているとほこりで目詰まりを起こしてしまい、エアコン設定温度を低くしないと冷たい風が出てこなくなってしまいます。設定温度まで冷やすためにより多くの運転をすることになるので、より冷やそうとしてしまい結露が発生しやすくなってしまうので、定期的にフィルターの掃除をしてきれいにしておくことを忘れないようにしましょう。

エアコンのフィルターを掃除する

エアコンのフィルターの掃除をしないでいるとエアコン内部にもほこりが多く付着してしまい、エアコンの内部は構造が複雑なので自分で掃除ができなくなってしまいます。業者による掃除はそれなりに費用が掛かってしまうので、フィルターの掃除も忘れずに実施しましょう。

エアコンの水漏れを業者に依頼する場合

これまでに紹介したドレンホースの掃除や結露の予防をしても、雨の日以外でもエアコンから水漏れすることがあれば、エアコン内部の部品が故障していることが原因となっている可能性が高くなります。エアコンの故障は自分で直すことが難しくなるので、専門の修理業者を頼らなければなりません。

エアコンの修理を依頼する場合には、まず取り扱い説明書や保証書を確認します。その後エアコンを購入した家電販売店やメーカーのお客様サポートに連絡します。

修理や問い合わせにはお持ちのエアコンの型番や製造年月日を伝える必要があるので、取り扱い説明書や保証書を確認しておくとスムーズに話をすることができます。

エアコンが水漏れするという旨を伝えれば、適切なアドバイスや修理に関する情報や修理業者の手配をしてくれるので、それに従ってください。

また賃貸物件でエアコンが完備されている状態で契約している場合には、まず大家さんや管理会社へ連絡するようにしましょう。基本的に大家さん側で修理の手配をしてくれます。

勝手に修理してしまうと修理のための代金を自分で支払うことになってしまう場合があります。

最後に

今回はエアコンが雨の日に水漏れするというときの原因とその対策方法について紹介しました。

エアコンが故障している場合には自分で対策することは専門的な知識が必要になってしまうので、エアコン販売店やメーカーに問い合わせ業者に対応してもらいましょう。

それ以外でドレンホースがつまっていることが原因だったり、水漏れや結露が原因の場合にはすぐ対策をすることができるので実践してみましょう。