目次
厄年とは
そもそも厄年とは何なのかを知っている方は少ないですよね。
厄年は「大きな災いや不幸なことを避けて生活しよう。」という年のことをいいます。必ずしも災いが降り掛かってくるという意味ではありません。
また、厄年は1年だけではありません。前厄・本厄・後厄の3年間です。前厄・後厄両方とも本厄と同じくらい落ち着いて生活しなさいという意味があります。
人生で厄年は男女ともに3回。9年間は落ち着いて生活しなければいけないのです。
《 ポイント 》
- 厄年は「大きな災いや不幸なことを避けて生活しよう。」という意味
- 厄年は3年間ある
- 人生で3回厄年はやってくるので、合計9年間は落ち着いて生活する
厄年と離婚は関係がある?
厄年と離婚は関係あると言われていますが、災いが起きるからではありません。
女性には、33歳と37歳で厄年がやってきます。そして、女性の離婚率が高いのは30代以降です。30代は人生の転機が多く、離婚を考える女性が多いことから離婚率が高くなっています。
なので、厄年であること、離婚を考える年齢であること、それらが重なっているので、厄年と離婚は関係があると言われているのです。
《 ポイント 》
- 厄年であること・離婚を考える年齢であることが重なっているので関係がある
厄年に離婚を考える理由
前文で30代の女性が離婚を考えることが多いとありますが、それには理由があります。ここでは、どんな理由があるのか紐解いていきましょう。
性格の不一致
性格の不一致から離婚を選択する方もいます。配偶者からのモラハラ・DV・子育てに参加しない・異性問題などがあり、この先もこんなに悩まされると考え、自分の人生を取り戻すために離婚する方も多いです。
また、30代ともなると10年近く配偶者と暮らしているという人もいるでしょう。配偶者の本質的な性格がわかってきて、意外な一面が見えてきてしまい、価値観が合わなくなることも。
結婚生活を送るうえでお互いの性格の不一致は、見過ごせないものになります。
《 ポイント 》
- 配偶者からのモラハラ・DV・子育てに参加しない・異性問題が原因で別れる夫婦が多い
- 性格が根本的に合わない場合も別れることが多い
キャリアアップできるチャンスが多い
30代は長く続けてきた仕事により深く関われる年齢。仕事の楽しさを感じられます。
例えば、プロジェクトのリーダーを任されたり、昇進させてもらえたりするのは、30代に入ってからの方が多いです。結婚していても、仕事のほうが楽しく、もっと力を入れたいと思うようになってきます。
また、仕事で昇進すれば一人でも問題なく暮らせるようになる方も多いので、離婚をして自分の力で生きることを選ぶ女性も多くいます。
《 ポイント 》
- 仕事の楽しさがわかってくる年齢
- 結婚と仕事を天秤にかけて仕事を選ぶ人も少なくない
再婚できる最後のチャンス
30代は体力・外見に変化の訪れを感じやすい年齢。20代よりも疲れがとれにくくなったと感じる方も多くいます。40歳になったらもっと衰えて再婚がきびしくなるとなると、今の結婚生活に満足していない方は離婚に踏み切るケースも多いです。
また、出産・妊娠ができるチャンスも30代までです。そのため、パートナーとの子どもの有無で意見が合わない方は、離婚をして別のパートナーを探すという選択肢が出てきます。
《 ポイント 》
- 40歳になったらもっと衰えて再婚がきびしくなるので離婚する
- 出産・妊娠のチャンスが30代までなので、意見が合わないと離婚してしまう
厄年にやってはいけないこと
厄年にやってはいけないこともあります。これらは、できるだけ避けながら厄年を落ち着いて過ごすと、うまく厄年を乗り越えられるでしょう。
環境を急激に変える
環境を急激に変えることは昔からいけないことと言われていました。例えば、以下のようなことはやってはいけないと言い伝えられています。
- 引っ越し
- 結婚
- 出産
- 家を建てる
- 新しいことにチャレンジする
現代では、上記のことをやっても特に災いが起こることはありません。ただし、環境を急激に変えることでストレスがかかることは事実。気分転換をしながら、新しい環境にゆっくり馴染んでいきましょう。
《 ポイント 》
- 環境を急激に変えることでストレスがかかる
- 厄年に引っ越しなどをしても問題はない
頑張り過ぎる
30代は仕事も家庭も忙しくなってくる時期。体力的・精神的に参ってしまうことも多くあります。そんなときは思い切って休みましょう。休息をとることで、リフレッシュでき、またバリバリ働くことができます。
また、健康面で気になることがある場合は、できるだけ早めに病院に受診することをおすすめします。早めに受診することで、病気の早期発見ができることも。体力・精神的に不調を感じたら病院に行きましょう。
《 ポイント 》
- 体力的・精神的に参ったら休む
- 体調に変化があったら病院を受診する
厄年を意識しすぎる
厄年だからといって気にしすぎていると、かえってストレスに。
厄年でもチャレンジして成功している方はたくさんいます。厄年だからといって慎重になりすぎるのはよくありません。やりたいことは我慢せずに挑戦することも大切です。
また、厄年だからといって占いやお祓いなどに頼りすぎてしまうのもよくありません。世の中には、人の弱みにつけ込んで騙してくる占い師や祈祷師も多くいます。
気づけば効果があるのかわからないパワーストーンを買わされていたなんてことも。悪い人に騙されないためにも、頼りすぎるのはNGです。
《 ポイント 》
- やりたいことは我慢せずに挑戦することも大切
- お祓いなどに頼りすぎるのもNG
厄除け・厄払い・厄落としの違い
最後に厄除け・厄払い・厄落としの違いについて解説します。すべて「厄」という文字が付いているので間違えて認識している方も多いです。意味の違いをしっかり確認しておきましょう。
- 厄除け:悪いことが寄って来ないように祈祷を受けること
- 厄払い:自分にとって悪いものを取り払ってもらうときの祈祷のこと
- 厄落とし:自分から災いを作って、それ以上大きな災いが来ないようにすること
上記3つは厄年の最初の年に受ける方が多いです。現代では明確な使い分けがされていない場合も。災いをこれ以上もらわないために受けるものなので、特に神経質にならずに受けて大丈夫です。
《 ポイント 》
- 厄年の最初の年に受ける方が多い
- 現代ではあまり明確な使い分けはされていない
さいごに
今回は厄年と離婚について解説しました。厄年は静かに過ごす年にしましょう、という意味で、悪いことが起きるという意味ではありません。厄年と離婚は関係ありますが、ただのタイミングなので、気にしすぎないことが大切です。
厄年は体調面や精神面で変化を感じやすい年です。自分の体の変化に気をつけながら生活しましょう。もしも気になるようならば、厄除けや厄払い、厄落としに行ってみてください。