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ゴキブリを駆除する時にやってはいけないNG行為3つ
1.叩き潰すのはNG
ゴキブリは油膜でおおわれているためゴキブリ自身は病気になりませんが、さまざまな菌やウィルスを身にまとっています。そんなゴキブリを叩き潰すとゴキブリが持っている菌が散らばるリスクがあるため、駆除する際にスリッパや新聞紙で叩き潰すのNGです。
特にゴキブリが持っているとされているサルモネラ菌は、体内に入ると食中毒と同じような症状が起こることがあります。腹痛や吐き気など数日間続いたり、腹痛や吐き気を引き起こします。
さらに、死骸のかけらや糞はアレルギー性喘息やアレルギー性皮膚炎の原因となることもあるそうです。このようなリスクを減らすためにも叩き潰して駆除するのは避けましょう。
2.退治したゴキブリをそのままにしておくのはNG
ゴキブリは弱っていたり、死ぬ間際であっても最後の力を振り絞り、卵を産むことがあるそうです。退治したゴキブリの中には卵を持っていることもあるようなので、そのままにしておくのはNGです。駆除後は必ずビニール袋に入れ密閉してゴミに出しましょう。
最近では瞬間冷却タイプの殺虫剤もありますが、一度瞬間冷却で退治できたはずのゴキブリが動き出したという例もあるようです。また、殺虫スプレーなどで弱ったまま手の届かない隙間に逃げていくこともあります。
この時も同様に卵を産んでしまう可能性があるため、死骸はできるだけ破棄するようにしてください。卵を持っていなくても死骸をそのままにしておくことは、他のゴキブリのエサとなり誘因する恐れもありますので気を付けましょう。
3.駆除した場所などを除菌しないのはNG
前述した通り、ゴキブリはウィルスや菌を持っているため、たとえ駆除できてもゴキブリが徘徊したところを含め、退治した場所を除菌せずそのままにしておくのはNGです。除菌効果のある住居用洗剤(かんたんマイペットなど)で拭き掃除をしておくと安心です。
ゴキブリの駆除方法4選
1.殺虫スプレー
ゴキブリが出てきたときに速攻で駆除したいときは殺虫スプレーが効果的です。直接ふきかけて退治するタイプのほかに、泡で包んだり凍らせたりするタイプもあります。
小さなお子さんやペットのいるご家庭で、殺虫成分の影響が気になるという場合は冷却タイプや泡タイプが良いでしょう。殺虫スプレーを使用した後は換気を忘れずに行ってください。
2.毒餌剤
ゴキブリの巣ごと退治したい場合は、引き寄せる毒餌を設置しておきましょう。その餌を食べたゴキブリが巣に戻ってから死ぬと、死骸を食べたゴキブリにも毒の効果が期待できます。
ゴキブリが好むような冷蔵庫の隅やや流しの下、引き出しの中など数カ所に置いておきましょう。小さなお子さんやペットのいるご家庭では届くところに置かないよう気を付けて下さい。
3.忌避剤
家の中全体的にゴキブリ駆除を行いたい場合は、くん蒸剤やくん煙剤などの忌避剤が効果的です。くん蒸剤は殺虫成分の入った成分が噴射され、くん煙剤は殺虫成分の入った煙を充満させ駆除します。一度に部屋の隅々まで殺虫成分を行き渡らせることができますが、注意点もあります。
食品や植物にも殺虫成分が付きますので事前にしまっておいたり布をかぶせるなどの対策が必要です。ペットがいるご家庭では避難させておきましょう。また、家中の部屋を同時に行わないと他の部屋にゴキブリが移動してしまうこともありますので、その点も考えて計画的に行ってください。
4.トラップ
ゴキブリが侵入しやすい場所や生息していそうな場所には、ゴキブリ用の粘着トラップがおすすめです。箱型のトラップの中にゴキブリが好む誘引剤と粘着シートが入っています。
こちらも小さなお子さんやペットのいるご家庭では誤って粘着シートの部分を触ってしまわないよう、設置する場所はよく考えましょう。
さいごに
ゴキブリは病原体を多く持っているので、駆除する際にも注意が必要です。殺虫スプレーなどは数カ所に用意しておいても良いかもしれません。
また、ゴキブリを寄せ付けないためには、蓋付きのゴミ箱を使うのが有効です。段ボールや新聞紙はゴキブリの絶好の住処になるため、こまめに整理して早めに処分するようにしましょう。