目次
しょうがの保存方法5選とそれぞれの保存期間
しょうがの保存方法は5つあります。また保存期間についても合わせてお伝えするので、保存したい期間に合わせて選んでみてください。
常温で保存する方法
- しょうがを新聞紙で1つ1つくるむ
- ザルの上におく
しょうがを常温で保存する場合は夏の暑い日または冬の寒い日は避けるようにしてください。
冷暗所で保存するようにしましょう。風通しを良くするためにザルの上に置くことを忘れないでください。この保存方法では2週間保ちます。
《 ポイント 》
- 冷暗所で新聞紙にくるんで保存
- 2週間は保つ
冷蔵庫で保存する方法
しょうがを丸ごと冷蔵保存する場合
- キッチンペーパーで1つ1つ包む
- ポリ袋に入れて口を軽く締める
- 冷蔵庫に入れる
冷蔵庫の中だと乾燥してしまいます。また、完全に密閉してしまうと、水蒸気が水分となってしょうがに付着します。
しょうがは水分を嫌うので、軽く締めて空気の通り道ができるようにしましょう。賞味期限は1〜2週間と言われています。
しょうがをすりおろして冷蔵保存する場合
- すりおろす
- タッパーに入れる
- 冷蔵庫に入れる
誰でも簡単に実践でき、生しょうが特有の香りも存分に楽しむことができるのでおすすめです。賞味期限は少し短くなって1週間です。
《 ポイント 》
- 丸ごと保存は口を締めすぎないように保存(期限:1〜2週間)
- すりおろしてタッパーに入れる(期限:1週間)
冷凍保存する方法
しょうがを丸ごと冷凍保存する場合
- ひとかけらに分ける
- ラップで包む
- フリーザーバッグに入れる
丸ごとのしょうがをひとかけらにするのが面倒な場合は、フリーザーバッグに入れて保存することも可能です。
しょうがを下処理をしてから冷凍保存する場合
- 下処理をする
- 料理に使う分だけ小分けにする
- ラップにくるむ
- フリーザーバッグに入れる
- 冷凍庫に入れる
すりおろす、またはカットして冷凍する方法です。また、料理に使う分だけ小分けにしておくと再冷凍する手間が省けるので、風味が落ちることがありません。フリーザーバッグに入れて空気を抜いて冷蔵庫に入れるようにしましょう。
日持ちは冷凍保存の場合1〜2ヶ月程度です。
《 ポイント 》
- 丸ごとの場合はそのまま冷凍可
- 加工する場合は小分けにしてラップにくるんで冷凍
- 1〜2ヶ月日持ちする
しょうがを乾燥させて保存する方法
今回紹介する保存法の中で1番日持ちするのがしょうがを乾燥させる方法です。
- 薄く切る
- 重ならないようにザルに並べる
- 野外で1日天日干しする
- 完全に乾燥したらフリーザーバッグに入れる
- 湿気の少ない場所で保管
天日干しは野外で干す場合は1日ですが、諸事情で室内でしか干せないときは7日間干すようにしましょう。
カラカラになったときが乾いた合図です。乾燥させたものは紅茶や料理何にでも合います。砕いて入れるとサクサク感も楽しめちゃいますよ。
《 ポイント 》
- 野外で干すときは1日。室内は7日。
- 3ヶ月保つ
切ったしょうがを保存するには酒を使おう
切ったしょうがを長く楽しむためには酒を使いましょう。この場合の保存期間は半年くらいです。中のしょうがはもちろんのこと、お酒もしょうが酒として楽しめます。お酒を飲まない方は水でも代用は可能です。
- 水で洗ってキッチンペーパーでよく拭く
- 皮を剥いて切る
- 密閉できる瓶などにしょうがを入れる
- 3に酒を注ぐ
- フタをして冷蔵庫に入れる
しょうがを切るサイズはお好みで大丈夫ですが、スライスがおすすめです。酒に漬けた後にも使用するときに便利です。また、保存する容器ですが瓶の場合は事前に煮沸消毒するようにしましょう。
雑菌が入っているとそこから腐ってしまいます。ポリ袋でも漬けることができるので試してみてくださいね。お酒を注ぐときはしょうがが完全に浸かるようにしてください。
使うお酒のイチオシは「日本酒」や「焼酎」です。ぜひ試してみてください。
《 ポイント 》
- 容器は必ず煮沸消毒する
- しょうが酒として楽しめる
- 半年楽しめる
しょうがを美味しく保存するときのコツ3つ
保存方法が分かったところでここからはコツをご紹介していきます。コツを押さえることでもっと上手に美味しく保存することができちゃいます。
新鮮なしょうがを使えば一番長持ちする
まず長持ちさせるためには新鮮なものを選ぶようにしましょう。傷みかけのものを保存しても劣化が進んでしまい、早く腐ってしまいます。ちなみに新鮮なしょうがを選ぶときに見る点は以下の通りです。
- 表面に張りとツヤがあってふっくらしている
- 皮にシワがないかチェック
- 切り口が萎びていないものを選ぶ
上記の3つに当てはまるものを選ぶようにしましょう。
水分が付着してカビないように注意する
しょうがは水に弱い食べ物でもあります。少しでも水分が付着してしまうとそこからカビたり傷んでいってしまったりします。
保存するときはよく水気を拭き取ってから保存するようにしてください。ちなみになぜ酒に漬けているものは腐らないのかというと、お酒の殺菌効果で腐らずに済むからです。
《 ポイント 》
- 水分に弱いのでカビないようにする
適正温度と湿度に注意して保存する
適正温度は14度くらいで適正湿度は65%くらいです。その条件を見事にクリアしているのが、冷蔵庫の野菜室と言えます。夏の暑い日や冬の寒い日は野菜室に保存しましょう。
冷蔵庫以外のキッチンの冷暗所は戸棚です。しかし、急な温度変化があると冷暗所では無くなってしまうのでやはり野菜室に保管するのが得策です。
《 ポイント 》
- 冷蔵庫の野菜室に保管する
しょうがの解凍方法と解凍後の味の変化
ここからはしょうがを保存した後の工程や味の変化についてお伝えします。是非参考にしてみてください。
しょうがを美味しくする解凍方法
自然解凍
加工して冷凍したしょうがを生のまま食べる場合は、使う前日に冷蔵庫に移して自然解凍するようにしましょう。丸ごとやひとかけにしたものは冷凍したまますりおろすことができます。
調理
加熱調理に使う場合はそのまま鍋に入れてしまって構いません。炒めもの・スープ・煮物等何でも合います。
《 ポイント 》
- 自然解凍とそのまま加熱調理の2パターンある
ほんとに美味しい?しょうがの味の変化
よく野菜にあるのが冷凍した際に味や風味が劣化してしまうこと。しかし、しょうがは劣化することがありません。美味しく食べることができます。
ただし、気をつけることが1つあります。それは急速に解凍しないことです。
急に解凍してしまうと水分と一緒に香りや旨味まで流れ出してしまいます。ゆっくり自然解凍するか、鍋に入れて料理自体に旨味を逃してあげると美味しく食べることができます。
《 ポイント 》
- 味や風味は劣化しない
- ゆっくり自然解凍するか、鍋に入れて料理自体に旨味を逃してあげる
最後に
今回はしょうがの保存について紹介しました。
しょうがには様々な保存方法があります。保存したい期間に合わせて方法を選ぶようにしましょう。また、お酒が好きな人はしょうが酒にして飲むのもおすすめです。温めて飲めばカラダもポカポカにすることができます。
皿に美味しく保存するためのコツもお伝えしました。コツを抑えて保存することで、途中で傷むことなく上手に保存をすることが可能になります。冷凍のしょうがを食べるときには、自然解凍か加熱調理中の鍋に直接入れて食べてみてください。
この記事を参考にして長くしょうがを楽しみましょう。