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おかゆはどう保存するべき?
「おかゆ」は味のアレンジもしやすく、水分も多めなので普通のご飯と比べて低糖質。ひと昔前は「病院食」とか「風邪を引いたときに食べる」なんてイメージがありましたが、近年では「ダイエット食」として人気を集めています。減量目的で日頃からおかゆを食べる女性の方も多いのではないでしょうか。
しかし、作りすぎてしまったとき、おかゆをどのように保存すればいいか悩みますよね。冷蔵がいいのか、はたまた冷凍がいいのか…そこで今回は、おかゆの適切な保存の仕方について紹介していきたいと思います!
おかゆを保存する容器おすすめ4選!
まずは、おかゆを保存するのに適した「容器」を紹介していきます。
SKATER 離乳食 冷凍 小分け 保存トレー
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00N4N3HW8/
おかゆを保存する際に最適な容器といえば、赤ちゃんの「離乳食」を冷凍する保存トレーです。1ブロックあたり50mlで、6ブロックあります。かさばらず、保管しやすいトレーの形をしています。
OXO Tot ベビーブロック フリーザーコンテナ
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B079KCVWJF/
1ブロックあたり60mlで、6ブロックの保存トレー。冷凍保存も可能です。液漏れもしにくい密閉性が高い評価を受けています。
ピジョン 冷凍小分け用パック
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B000FI3RIO/
冷凍したおかゆをそのまま容器ごと温めてもOK。容器1つあたり100ml入るので、多めにおかゆをつくって保管したいならこの商品がオススメ。価格も非常に手ごろなので、いくつかまとめ買いして他の用途に使ってもいいでしょう。
アスベル 保存容器 Agタイトロック TLO-20
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B001UJCXDC/
いかにもタッパーらしいタッパー。そのシンプルさが、とても使い勝手がいいと評判です。マイナス20度まで耐えられるので、冷凍保存にもまったく問題ありません。タッパーひとつに590ml入る大容量が嬉しいですね。
おかゆの冷蔵保存方法
- 作ったおかゆを鍋からタッパーやフリージング容器に移します。鍋ごと冷蔵庫に入れるのはNGです。空気が入り込みやすく、あっという間に傷んでしまいます。
- 可能なら、少しでも傷むのを抑えるために「梅干し」を入れておきます。梅干しは食べ物の傷みを遅らせる効果があります。万が一のことを考えて、梅干しを入れておくのをオススメします。
- しっかりと密閉できていることが確認できたら冷蔵庫へ保管します。10度以下の温度で保管することを心がけましょう。
冷蔵保存したおかゆの賞味期限は?
以上がおかゆの冷蔵保存の方法ですが、もしも保管してからすぐにおかゆを食べないのであれば、冷蔵はあまりオススメできません。なぜならおかゆの冷蔵保存は、とても傷むのが早いからです。
だいたい、「もって2日」だと言われています。この短い期間のうちでおかゆを食べきれないのであれば、冷凍保存に切り替えたほうがいいでしょう。夏場はもっと傷みの進行が早いので、くれぐれも気を付けてくださいね。
おかゆの冷凍保存方法
- おかゆを鍋からタッパーやフリージング容器に移します。この作業は冷蔵の場合と変わりません。
- しっかりと空気抜きをして密閉します。空気が容器に入り込むと「酸化」してしまうので注意しましょう。
- 冷凍庫へ入れて保管します。冷凍保存していることを忘れてしまわないように、見やすくて取り出しやすいところに保管しましょう。
冷凍保存したおかゆの賞味期限は?
おかゆを冷凍保存した場合、だいたい2~3週間ほど賞味期限が持つと言われています。ただし、これはあくまでも目安です。あまり過信しすぎないようにしてください。できるだけ早く解凍して食べるのがいいに越したことはありません。
冷凍おかゆの解凍方法は?
電子レンジで解凍する
おかゆを冷凍保存した容器が、しっかりと耐熱加工してあるなら、そのままレンジに入れて解凍することができます。「冷凍」を前提とした容器は、たいていの場合レンジの「解凍」ができるように設計されていますが、一応、その容器がレンジの熱に耐えられるのかを確認したほうがよいでしょう。
容器ごと湯煎(ゆせん)する
レンジを使うのではなく、容器ごと熱湯に入れて解凍する方法もあります。レンジで解凍するのが不安なら、こちらの方法をオススメします。
おかゆの保存期間を長持ちさせるコツ
おかゆを作ったらできるだけすぐに保管する
おかゆは水分が多い食べ物ゆえに傷みやすいです。なので、「これは今食べきれないな」と判断したなら、すぐに保存するようにしてください。それだけでも日持ちが長くなります。その逆に、常温状態にさらされている時間が長ければ、その分だけ傷みの進行も早くなってしまいます。
食べかけのおかゆは保管しないようにする
当たり前といえば当たり前ですが、食べかけの食べ物を保存すると、唾液に含まれている雑菌などが繁殖してしまうので、絶対にやめておきましょう。また、食べかけのおかゆを鍋に戻して一緒に保管しようとするのもNGです。
「卵がゆ」は腐りやすいので絶対に冷凍する
「卵がゆ」はとても美味しいですが、これを保存するとなったときは要注意です。卵がゆは、ただでさえ腐りやすいおかゆに卵を入れ調味することで輪をかけてさらに腐りやすくなっています。もしも卵がゆを保存するときは、絶対に「冷蔵」は避け、「冷凍」するようにしましょう。そして、冷凍してから3日~5日以内に食べるようにしたほうが確実で安全です。卵がゆを保存する時点で「そう長くはもたない」と心にとどめておいてください。
保存したおかゆが腐ってないか確認する方法
先ほどから何度も説明している通り、水分の多い食べ物であるおかゆは、もともと腐りやすい性質があります。ですから、冷蔵なり冷凍なりの方法で保存したおかゆを食べる際には、腐っていないかどうかをきちんと確かめなくてはなりません。ましてや、赤ちゃんに食べさせるときは尚更のこと細心の注意を払う必要があります。
おかゆから酸っぱい臭いがしている
食べ物には必ず微生物が付着しています。この微生物が繁殖を始めると、食べ物を“分解”していきます。その際に排出される「毒素」が、腐敗特有の「すっぱい臭い」となってわたしたちの鼻腔を刺激します。おかゆから酸っぱい臭いがしたなら、それはもうすでに手遅れ。残念ですが食べずに捨てるしかありません。
おかゆから糸が引いている
腐った食べ物から糸を引くのは、「腐敗菌」と呼ばれる菌が繁殖している証拠。これは空気中に浮遊しており、どうやっても食べ物に付着してしまうものなので防ぎようがありません。もしも保存したおかゆから糸を引いているのであれば、「腐敗菌」の活動が活発になる前に食べることができなかったということです。ネバネバの糸が引く状態は、「腐敗菌」が増殖している証拠なので、絶対に食べないようにしてください。
さいごに
さて、みなさんいかがでしょうか。おかゆはとても作りやすいので、ついつい多めにこしらえてしまいがちですが、保存の方法や保存期間(賞味期限)にはくれぐれも注意するようにしましょう。基本的におかゆは、長期間の保存には適していない食べ物だという認識をもっておくべきです。
近年では低糖質の「ダイエット食」として人気のあるおかゆ。頻繁に作る機会が増えるかもしれません。今後は、おかゆの保存方法や注意点をしっかりと知識として踏まえて食べるようにしましょう。