『仮面夫婦』の特徴5選 ふたりきりの時はどんなことをしているの?改善方法は?

世間で言われる『仮面夫婦』とは、どのような特徴を持つのでしょうか。実は気づいていないだけで、自分たちも仮面夫婦に該当している可能性があります。本記事で紹介する特徴を確認し、自分たち夫婦が当てはまっていないかチェックしましょう。

実は多い?『仮面夫婦』とは

近年、「仮面夫婦」という言葉をよく耳にするようになりました。仮面夫婦とは、外では仲の良い夫婦のように見えても、実際は関係が冷めきっており、お互いに感情が欠如していて関係が崩壊している夫婦を指します。

家庭内別居という夫婦関係もありますが、家庭内別居している夫婦は住んでいる家が同じだけで、基本的に生活は完全に分離している状態です。

したがって、仮面夫婦が家庭内別居と違うのは、「外から仲良い夫婦関係に見えるように過ごしている」という点が特徴です。仮面夫婦だと自覚しているケースもあれば、自覚なく仮面夫婦に陥っているケースもあるので、自分たちが仮面夫婦になっていないか改めて確認しましょう。

『仮面夫婦』の特徴5選 ふたりきりの時の過ごし方は?

「仮面夫婦」には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。一般的な夫婦との違いや、家での過ごし方などを紹介します。

1.外では「仲良い夫婦」を演じている

仮面夫婦の定義として説明しましたが、仮面夫婦の最も特徴的なポイントは、外では仲の良い夫婦を演じているという点です。

家の中では関係が冷え切っているのに、外で他人と話している時は、あたかも家の中でも良好な関係を維持しているかのように振る舞います。夫婦によっては、外ではスキンシップを取るというケースもあるでしょう。

2.夫婦間で会話がない

一般的な家庭では、どちらかが帰宅すると「おかえり」「ただいま」というやりとりがあり、一緒に食事をしながら会話したり、一緒に時間を過ごしながら会話することが多いでしょう。

しかし、仮面夫婦の場合、基本的には一切会話がありません。具体的には、お互いに報告する必要のある連絡事項のみ伝え、それ以外の何気ない日常会話がないのです。

子どもがいるご家庭の場合は、子どもがいるときは子どもを交えて会話することはあっても、子どもが寝た後は会話がなくなるという夫婦もあります。

3.肉体的な愛情表現はない

夫婦間で会話があまりなくとも、スキンシップや夜の営みで相手の愛情を感じているという夫婦も多いでしょう。しかし、仮面夫婦の場合、会話だけでなく、肉体的な愛情表現も一切ありません。

よく「セックスレスは夫婦関係を崩壊させる」という話がありますが、表面上は目立った喧嘩や不仲になる出来事がなくとも、目に見える愛情表現がなくなることで、相手への愛情が冷めてしまう夫婦は多いです。

4.互いに興味がなく一緒に時間を共有しない

仮面夫婦は、基本的にお互いに対する興味関心がありません。相手がどのようなことに興味を示しているのか、休日はどのように過ごしているのか、最近の健康状態など、一般的な夫婦が何気ない会話で得ている相手の情報も知らない夫婦が多いです。

また、ふたりきりでリビングにいるときも、一緒に時間を共有することはほとんどありません。同じ空間にいても会話もなく、同じテレビ番組を見たり一緒に食事したりすることもなく、常にお互いが違うことをして過ごします。

5.家庭内のことは役割分担して協力する

会話やスキンシップ、一緒に過ごす時間が一切ない仮面夫婦ですが、家庭内のことはしっかり役割分担し、協力している夫婦も多いです。

これは、外では仲の良い夫婦を演じるため、家庭内にお金を入れたり、家事を分担したり、育児は協力し合うなどの協力体制は自覚があるなしに関わらず、しっかり整っています。

したがって、外から見ると「仲が良い」「ちゃんと協力しあっている」と映るため、家庭内の実情を知られることはまずありません。

『仮面夫婦』から関係良好な夫婦へ改善する方法

すでに仮面夫婦になっていると自覚がある人だけでなく、今回、仮面夫婦の特徴を確認して「うちもそうかも」と心当たりを感じた人もいるでしょう。

このまま仮面夫婦を続けてしまうと、子どもに悪影響を及ぼしたり、夫婦関係が修復不可能なところまで行ってしまい、何らかのきっかけで離婚に至る危険もあります。

仮面夫婦から良好な夫婦関係へと改善するためには、まず日々の小さなコミュニケーションから始めてみましょう。

  • 一度、お互いに今の本音を話し合ってみる
  • 日常的に挨拶や感謝の気持ちを伝える意識を持つ
  • 何気ない出来事を相手と共有する習慣をつける
  • 夫婦水入らずで一緒に過ごす時間を作る(旅行、買い物、趣味など)
  • 記念日を夫婦で食事に行くなど対話の機会にする
  • カウンセラーを交えて話し合う

長く挨拶や感謝も気持ちを伝えることすらしなかった夫婦は、挨拶するだけでも勇気がいるかもしれません。しかし、ここは勇気を出して「おはよう」「おかえり」「ありがとう」を伝えるようにし、習慣化していきましょう。

挨拶や感謝が習慣化してきたら、少しずつ何気ない日常の出来事を相手にポロッと話してみます。最初は薄い反応が返ってきて心が折れそうになることでしょう。しかし、そこはグッと堪え、1〜2日に1回でもいいので、話しかけてください。話しかけられることが習慣化することで、相手も少しずつ自然と受け入れられるようになり、徐々に反応してくれるようになるケースが多いです。

ここまで来れば、本音でお互いに話す機会を作りやすくなります。一度、夫婦で時間を作り、現在のお互いの気持ちや今後の方向性について話し合ってみましょう。2人で難しい場合は、カウンセリングを予約して、第三者を介入しながら対話を進めるのも効果的です。

何気ない日常の挨拶や会話から関係を改善していこう

仮面夫婦の関係が続いてしまうと、そこから脱却することが難しくなっていきます。まずは日常の中で、何気ない挨拶や感謝の気持ちを伝えるところから始めて、少しずつ会話を増やしていく努力をしましょう。

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