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料理のとろみつけ、どうしてもうまくいかない
麻婆豆腐や中華丼など、最後にとろみをつけて仕上げる食事を作る場合、水溶き片栗粉でとろみをつけますよね。でも、とろみ付けのために水溶き片栗粉を入れたらダマになってしまい、仕上がりが悪くなる悩みを抱える人は少なくありません。どうして水溶き片栗粉がダマになってしまうのか、原因をまとめました。
水溶き片栗粉がダマになってしまう原因4選
水溶き片栗粉がダマになるのは、以下のような原因が考えられます。
1.火を止めずに水溶き片栗粉を流し込んでいる
水溶き片栗粉は、料理の仕上げに使うものです。そのため、料理をしているフライパンなどに火をつけたまま、食材がぐらぐらと熱い状態で水溶き片栗粉を流し入れてしまうのはNG。水溶き片栗粉が料理の水分の中になじむ前に加熱によって固まるので、ダマになりやすくなります。
2.一気に一か所に水溶き片栗粉を入れている
水溶き片栗粉で料理全体にとろみをつける場合、料理全体に少量ずつ回し入れるような形で水溶き片栗粉を流し入れましょう。一か所にまとめて水溶き片栗粉を流し入れると、全体に行き届く前に固まり始め、ダマになりやすいです。火を消していたとしても、一か所に水溶き片栗粉を入れるのはやめましょう。
3.水に片栗粉が溶けていない
水溶き片栗粉は、作って少し時間を置くだけで、水と片栗粉が分かれてしまいます。使う直前に再度しっかりと混ぜ合わせないと、最初に水が多く入り、あとから片栗粉が多いどろどろの液を入れることにつながり、ダマになったりとろみがつかないなど、料理の仕上がりが悪くなります。
4.料理の量に対して、水溶き片栗粉が多すぎる
料理が1人前なのに対し、大量の水溶き片栗粉を入れてしまうと、水溶き片栗粉の濃度に問題がなくてもダマができやすくなります。レシピなどに書かれている水溶き片栗粉の量が「適量」となっている場合、少量ずつ水溶き片栗粉を加えて自分好みの状態に仕上げましょう。
上手にとろみをつける方法
水溶き片栗粉を使って上手にとろみをつける方法は、以下の通りです。
- 水溶き片栗粉は、水2:片栗粉1の分量で作る
- 料理に水溶き片栗粉を入れる直前に、水溶き片栗粉をしっかり混ぜておく
- 火を切ってから水溶き片栗粉を料理に回しかけ、すぐに全体を混ぜ合わせてなじませる
- 再度加熱したとき、全体をかき混ぜつつ食材がしっかり沸騰するよう加熱する
- 様子を見つつ水溶き片栗粉の量を調整する
作った分だけ水溶き片栗粉を料理の中に流し入れてしまうと、どうしてもダマになりやすい傾向があります。あんかけなどのとろみの強さは人によって好みが異なるので、自分や家族の好みに合わせてとろみを調整しましょう。
まとめ
水溶き片栗粉を使ったとろみ付けは、ちょっとしたコツをつかむと仕上がりがよくなりますよ。注意点を把握し、料理の仕上がりをワンランクアップさせましょう!