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親子喧嘩、どうして繰り返すの?繰り返さない工夫とは
何度も親子喧嘩を繰り返してしまうと、親子各々嫌な気持ちになるものです。それぞれに言い分がありますが、喧嘩の内容が毎回似通っているとなると、やはり嫌気がさしますよね。何度も同じことで喧嘩を繰り返さないためには、以下の方法が有効です。
- 口を出す前に退室し、一呼吸置く
- 子どもに任せ、いつも言うことを言わずに観察する
- できている部分はほめる
言わなきゃやらないと思うのでつい口出ししてしまう親は多くいて、それを聞いて子どもはうっとうしがりながらも着手することもあります。黙ってできるか観察し、やらずに子どもが恥をかいたとしても、それは子どもの経験と教訓につながります。
親子喧嘩で絶対にやってはいけない『NG行為』4選
親子喧嘩で絶対にやってはいけないことは、以下のものがあります。
1.すぐに手を上げる
親子喧嘩でついカッとなって、すぐに子どもに手を出すのはNG。暴力で子どもを黙らせても、子どもの学習や教訓にはならず、親から殴られたことが強く印象に残ります。力による圧力は子どもから思考を奪うだけでなく、自分の方が力が強くなったらやり返したいという気持ちを生む原因にもなるので絶対にNG。
2.子どもの言い分を全否定
子どもには、子どもの言い分があります。たとえそれがどう聞いても言い訳だったとしても、それが子どもの言い分なのです。それを頭ごなしに全否定してしまうと、子どもが「自分の意見は親に聞いてもらえない」と思うきっかけになることがあります。
子どもの言い分を聞いたうえで親の意見を言い、子どもが親の意見を全否定した場合、子どもが言い始めたことを実行に移し成功するのか検証するのもよいでしょう。成功すれば子どもの実力であり、失敗すればそこから学べばよいのです。
3.子どもを無視
親子喧嘩をすると、親も腹が立ちますよね。もう知らないという気持ちにも、なるでしょう。だからと言って、子どものことを無視するような行動を取るのはよくありません。
- あえて子どもと身体をぶつけ、無視する
- 話しかけられても無反応
- 子どもの食事の用意だけしない
- 行先を伝えず、子どもだけを家に置いて外出するなど
子どもにとって、親は生きていくうえで欠かせない存在です。無視するような行動を取ると、親から見放されたと感じ精神的に追い詰められてしまいます。
4.以前の喧嘩を蒸し返す
前回の喧嘩の内容と今回の喧嘩の内容があまりにも酷似している場合、前回の喧嘩を引き合いに出したくなることもあるでしょう。何回言えば分かるんだろうと、そのことを知らせるために「前も言ったけど」と昔の喧嘩を蒸し返すのはNG。
またその話かと、子どもが聞く耳を持たなくなる可能性があります。
親子喧嘩をしたときの仲直りのコツ
親子喧嘩をしたときの仲直りの方法は、以下のものがあります。
- 自分が悪かった部分を素直に謝る
- できるだけその日のうちに仲直りできるよう、話し合いの場を設ける
- 子どもが話しやすいような環境を整える…明るく話しやすい雰囲気作りなど
- 日常の挨拶をきっかけに、しゃべりやすい状態を作るなど
親であっても、自分の子どもと口を利きたくないという気持ちになるものです。しかしそのまま向こうが謝ってくるのを待っていると、話しかけにくい時間が長引くため、仲直りのきっかけがないまま何日も過ごしてしまうことになるかもしれません。それを避けるためにも、子どもが話しかけやすい雰囲気作りをして、親子でしっかり話し合いを行うのがよいでしょう。
まとめ
親子喧嘩は、どんな家庭でも起きます。喧嘩の際のNG行為や仲直りの方法、繰り返さないための工夫を実行し、できるだけ喧嘩をせず良好な関係を保ちましょう。