掃除機に髪の毛が絡まる…放置すると危険?よくある原因と5つの対処法

掃除機に絡まる髪の毛の処理に困っていませんか?絡まる原因を理解すれば、髪の毛を巻きつけずに快適な掃除が可能です。掃除機を長持ちさせるためにも、正しい予防法と日頃の手入れを覚えましょう。

掃除機に髪の毛が絡まってしまう原因

掃除機で床を掃除しているところ

掃除機に髪の毛が絡まる原因を理解すると、防止策を立てやすくなります。主な原因は以下の通りです。

長い髪の毛やペットの毛が多い

髪の毛やペットの毛は細くて長いため、掃除機の回転ブラシやローラーに絡みやすくなっています。特に長い髪の毛はブラシに巻き付きやすく、一度絡まるとさらに多くの髪の毛を巻き込みやすくなります。

掃除をする頻度が少ない

掃除の頻度が低いと床に髪の毛が蓄積し、掃除機に大量に吸い込まれます。一度に吸い込む毛の量が増えるほど、掃除機のブラシやローラーに絡まりやすくなり、取り除くのも困難になります。

静電気が起きやすい環境である

冬場や乾燥した室内では静電気が発生しやすく、髪の毛が床に張り付いて吸い込みにくくなります。無理に掃除機で吸おうとするとブラシに巻き付いてしまうことがあります。

ブラシの構造が絡まりやすい形をしている

掃除機に搭載されている回転ブラシは、ゴミやホコリを掻き出す役割がありますが、同時に髪の毛も巻き取りやすい構造です。特にカバーがないタイプは、より絡まりやすくなっています。

髪の毛が絡まる原因が理解できたところで、掃除機に絡まるのを防ぐための具体的な方法を詳しく紹介します。

掃除機に髪の毛が絡まるのを防ぐ5つの方法

カーペットに掃除機をかけているところ

掃除機に髪の毛が絡まるのを防ぐには、原因にあわせた工夫が必要です。以下の方法を実践すると、掃除が楽になり掃除機も長持ちします。

①掃除機をかける前に、コロコロやほうきを使う

髪の毛は軽くて静電気の影響を受けやすいため、床に張り付いて掃除機だけでは取れにくくなっています。そこで、掃除機をかける前に粘着テープ(コロコロ)や静電気防止のフローリングシート、ほうきを使って髪の毛を先に集めておくのがおすすめです。これにより掃除機に絡まる髪の量を減らせます。

コロコロを使うときは、力を入れずに軽く転がす程度にするのがコツです。ほうきを使う場合は静電気防止タイプを選び、髪の毛を中央にゆっくり集めるように掃いてください。

②掃除の回数を増やす

掃除の頻度が少ないと髪の毛が大量に溜まり、一度に掃除機で吸うと絡まりやすくなります。これを防ぐために週に数回、短時間でも掃除機をかける習慣を作りましょう。家族が多い家庭やペットを飼っている家庭では、毎日短時間でも掃除機をかけると髪の毛の絡まりを劇的に減らせます。

掃除する時間が十分取れない人は、リビングや寝室など髪の毛が多く落ちる場所だけを毎日1分ずつ掃除するだけでも、髪の毛の蓄積を抑えることができます。

③絡まりにくい掃除機のヘッドを使う

最近では髪の毛が絡まりにくい特殊なヘッドが登場しています。例えば、ブラシの形状が円すい型になっているヘッドは、毛が中央に自然と集まり、絡まりを大きく軽減します。また、ゴム製のブラシを使った掃除機も髪の毛が絡みにくく、特にペットの毛にも有効です。

新しい掃除機を購入する場合は、こうした髪の毛が絡まりにくいヘッドを搭載したモデルを選ぶと、長期的に掃除が楽になります。

④静電気対策をする

静電気が発生すると髪の毛が床に張り付き、掃除機のブラシに絡まりやすくなります。そのため、部屋の湿度を50~60%に保つことが理想的です。加湿器を使ったり、掃除前に静電気防止スプレーや柔軟剤を薄めた液を床に軽く吹き付けるのも効果的です。

また、フローリングワイパーで静電気防止シートを使って掃除すると、床に髪の毛が付着しにくくなり、掃除機が吸いやすくなります。

⑤掃除機を定期的に手入れする

日頃の掃除機の手入れも髪の毛の絡まりを予防する重要なポイントです。掃除が終わったら掃除機のヘッドを裏返して、髪の毛が絡んでいないか確認しましょう。絡んでいる場合は、次の手順で取り除きます。

  1. 必ず電源を切り、プラグを抜く
  2. サミでブラシに絡まった髪の毛に切り込みを入れる
  3. ピンセットなどで髪の毛を引き抜く
  4. 歯ブラシなどで細かいホコリを取り除く
  5. 水洗い可能なブラシなら、丸洗いして完全に乾燥させる

日々少しずつでも手入れをすれば、掃除機の吸引力も維持でき、髪の毛が大量に絡まるのを未然に防げます。

掃除機に髪の毛が絡まったまま使い続けると起きる問題

掃除機の横で×印をしている女性

髪の毛が絡まった状態の掃除機をそのまま使用すると、次のようなトラブルが起きます。

  • ブラシが正常に回転しなくなり、掃除の効率が低下する
  • モーターが過負荷となり、故障や動作停止につながる
  • 絡まった髪の毛がダニやホコリを溜め込み、掃除機をかけるたびに汚れを床に広げてしまう
  • 掃除機の手入れをする際、刃物で指を傷つける事故が起こる可能性もある

髪の毛の絡まりは、早めに処理することが重要です。

まとめ

掃除機のダストカップのゴミ

掃除機に髪の毛が絡まるのを防ぐには、掃除前の工夫と掃除機の選び方がとても大切です。また、ブラシの定期的な手入れに加えて、部屋の換気をこまめに行うことで静電気を抑えることも効果があります。

髪の毛の絡まりは、毎日の小さな手間で大幅に軽減できます。さらに、絡まりにくいヘッドの掃除機やロボット掃除機を利用するのも賢い選択肢です。少しの工夫で掃除がもっと快適になるので、自分に合った方法をぜひ取り入れてみてください。

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