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後輩への叱咤激励、もしかして裏目に出てるかも
自分が新入社員だったころ、先輩はかなり厳しかったと記憶している人は多いでしょう。新入社員だった自分も経験を積み、後輩を指導する立場になったとき、先輩から受けた指導をそのまま後輩の指導に活用するのは時代に合っていないかもしれません。
昔は先輩から、「そこまで言わなくても」と思えるようなことを言われたり、場合によっては手を上げてきた先輩もいたかもしれません。今は言葉を選び、手を上げるなんてもってのほか!言葉選びを間違えると、後輩がやる気を無くすことも少なくないのです。
先輩や年配者から言われるとやる気がなくなる言葉3選
先輩や年配者から言われると、後輩がやる気を無くす言葉を集めました。
1.頼られていない・戦力として見てもらえない言葉
先輩から、一戦力として見てもらえていないのが伝わる言葉を言われると、後輩のやる気は削がれます。
- もういい
- まだ?
- やる気ないでしょ
- 他の人に頼むね
- あなたはやらなくていいよなど
まだ仕事を覚えきれていない段階で、こういった態度を取られてしまうとやる気がなくなります。自分がされて悲しい気持ちになるようなことを、後輩にするのはよくありません。上記のようなことを言われると、「すみません」と謝罪する以外の選択肢がなくなります。
2.見下しの言葉や態度
先輩からの見下し発言は、今も根付いたままです。
- そんなことも知らないの?
- 学生のころなに習ったの
- 苦労してこなかったんだろうね
- 今時の若い人って
- 顔を見ただけで、舌打ち・ため息
- 口ばっかりなど
教えてもらう必要がない、いわゆる一般常識の範疇のことまで全て先輩に聞いているとなると、あきれられてしまう可能性はあります。
3.質問したらあきれられる
仕事をするうえで、先輩に質問することは必須です。質問せずに失敗するのを避けるために質問しているのに、質問するとあきれられたとなるとやる気がなくなります。
- さっきも教えたんだけど
- 覚えてよ
- 同じこと何回も聞かないで
- 他の人は覚えたんだけどなど
教えてもらっていないことも、教えたつもりになっているということもあるでしょう。しかし、何度も同じことを質問するのもよくありません。教えてもらったことは、メモを取るなどの対策を取り徐々に覚える努力を重ねてください。
後輩のやる気を伸ばす言葉とは
後輩のやる気を伸ばす言葉は、以下のものがあります。
- 信頼できる
- 助かってるよ
- 仕事が早いね
- 期待してます
- 君がいてくれてよかったなど
自分は先輩から言われなかった言葉でも、言われると嬉しかっただろうなと感じる言葉はあるものです。人間は言葉にして伝えなければ、自分の気持ちは相手に伝わりません。ちょっと恥ずかしいと感じるかもしれませんが、後輩を伸ばすためにも、しっかりと褒めてあげましょう。
まとめ
後輩も、自分と同じ一人の人間です。先輩だから自分が正しい、絶対的にえらいと思い込まず、若い人を育てつつ寄り添う気持ちを持って接しましょう。