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親の老いを感じる瞬間とは
老いは、人間である以上どんな人にもやってきます。それは、自分の親であっても例外ではありません。自分の親に対して老いを感じるのは、以下のような瞬間であることが多いです。
- 何度も同じ話をする
- 親の姿が小さくなったと感じた
- 食が細くなったなど
高齢になればなるほど、さまざまな心配事が発生しやすくなります。
高齢の親が心配…同居できないときの解決策まとめ
高齢の親と同居できない場合、心配を軽減するための方法は、以下のものがあります。
1.近隣に引っ越す
結婚や就職などで長らく親と一緒に住んでいない場合、親との同居が大きなストレスになる人は決して少なくありません。それぞれ生活リズムがあるので、血のつながりがある親子でも負担だと感じやすいのです。伴侶の親となると、そのストレスは計り知れません。
同居が無理な場合、可能であれば近隣に引っ越してきてもらったり、こちらが親の近くの引っ越す選択をするのがよいでしょう。近隣に住んでいれば、お互いなにかと便利です。
2.施設に入居してもらう
親が遠くに住んでおり、同居できず近隣に引っ越すこともできない場合、有料老人ホームなどの施設入居も視野に入れておくべきといえます。有料老人ホームの種類は、以下のものがあります。
- 健康型(自立型)…健康活自立した状態が条件で、介護が必要になったら転居する
- 住宅型…施設によって入居条件が異なり、必要に応じて介護保険を使ってサービスを受ける
- 介護型(専用型・混合型)…要介護度1以上がついている人は専用型、ついていない人は混合型に入所。介護や看護の専門家が常駐し、介護サービスを受けつつ生活する
施設入所は、人によって持っている印象が異なります。そのためスムーズに入所する人もいれば、絶対に入所しないと考えている人もいるので、施設入所の話を進めるときは慎重に言葉を選びましょう。
3.サービス付き高齢者向け住宅に住んでもらう
サービス付き高齢者向け住宅とは、60歳以上などの入居条件を満たす人が対象です。
- 安否確認
- 生活相談
- 食事のサービス
- 緊急対応
- 家事代行など
自由度の高い生活を望む人に、人気の高いサービスです。健康であるものの、見守りがあった方が安心という人に向いています。
4.もともと近隣の場合、頻繁に顔を見に行く
もともと近隣に住んでいる場合、通えるのであれば家に行って元気か確認することが重要です。実際に会って顔色や声色、しゃべり方や歩き方に違和感がないかを確認し、本人に自覚がなくても異変が出ている場合は、速やかに病院に連れて行って受診を促すことができます。
同居を考える場合の注意点
年齢を重ねた親との同居を考える場合、以下のことに注意してみてください。
- それぞれ生活のリズムがあり、同居すると生活音がしてくる
- 同居する以上、ある程度足並みをそろえ、相手を気遣った生活をしなければならない
- 介護や入院、通院などの面倒を見ることになる可能性が高い
- 年齢を重ねた故に、相手の考えが頑固になっているなど、性格や考え方の多少の変化がみられることがあるなど
親と子であっても、別々の人間です。義理親の場合は他人なので、多かれ少なかれ我慢しなければならない場面は増えます。
まとめ
高齢になった親が気になる気持ちは、誰もが持つものです。そのままにせず、自分にできることなどを模索し、親の生活などをどうすべきか見極めましょう。