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家電の電源、消し忘れていませんか?
毎日使う家電だからこそ、ついうっかり電源を消し忘れてしまうことがありますよね。冷蔵庫やエアコンのように常に稼働させておくべき家電もありますが、それ以外のほとんどの家電は使用後すぐに電源を切ることが大切です。
では実際に、家電をつけっぱなしにしているとどのような問題が起きるのでしょうか。あらためてその危険性について考えてみましょう。
家電をつけっぱなしにすることのリスク
家電をつけっぱなしにすると、主に以下のようなリスクが発生します。
- 電気代が高くなる
- 発熱・過熱による火災の危険
- 子どもやペットが火傷や感電をする危険性
電気を使用して動作する家電は、電源を入れたままだと電力を消費し続けます。特に、使わずに放置することで余計な電気代が発生し、家庭の負担となってしまいます。プラグを挿したままでも待機電力がかかるため、注意が必要です。
さらに、家電が稼働した状態が続くと、内部の熱がこもりやすくなり、発熱による火災リスクが高まります。実際に、消し忘れた家電が原因で火災が発生する事故は毎年報告されています。
また、小さい子どもやペットがいる家庭では、つけっぱなしの家電に触れてしまったり、コードを噛んでしまったりすることで、火傷や感電事故につながることもあるため、特に注意が必要です。
家電の中には、短時間の消し忘れでも大きな事故を引き起こす可能性があるものがあります。ここからは特に注意したい、つけっぱなしが危険な家電を紹介していきます。
消し忘れ厳禁!特につけっぱなしが危険な家電5選
普段よく使う家電の中でも、特に消し忘れることが多く、事故につながるリスクが高いものを紹介します。なぜその家電の消し忘れが危険なのか、具体的な理由と注意点を確認しましょう。
1. ヘアアイロン
ヘアセットに使うヘアアイロンは高温になるため、消し忘れが火災につながるリスクが高い家電です。特に近くに燃えやすい布やプラスチック製品などがある場合、短時間で発火する危険性があります。使用後は電源をしっかり切り、耐熱素材の場所に置いて完全に冷ましてから収納しましょう。
2. ドライヤー
ドライヤーは音が大きいため消し忘れに気づきやすい家電ですが、「少しだけ」とつけたまま放置することが意外とあります。
しかし、コードを巻いた状態で使用したり収納したりすると、コード部分が異常加熱してしまい、発火事故につながることがあります。使用後はコードのねじれを取り除き、本体が完全に冷めるまで安全な場所に置くよう心がけましょう。
3. 衣類用アイロン
衣類のしわを伸ばすアイロンも、消し忘れが事故につながりやすい家電の一つです。アイロンは使用中に非常に高温になるため、周囲に燃えやすい布や紙類があると短時間で引火する恐れがあります。
また、電源を入れたまま放置すると、熱が蓄積しやすくなり、火災が起こる危険性が高まります。使用後は必ず電源を切り、完全に熱が冷めてから安全な場所に収納することを徹底しましょう。
4. 電気ストーブ
電気ストーブは家庭で起こる火災事故の原因として特に多く挙げられる家電です。つけっぱなしの状態では、熱が過剰に蓄積され発火する恐れがあります。
さらに、小さな子どもやペットがいる家庭では、うっかり触れてしまったり倒したりすることで火傷や火災につながるリスクもあります。使用時には周囲に可燃物を置かないように注意し、使用後は電源をしっかりと切る習慣をつけることが大切です。
5. 白熱電球
最近ではLED電球が主流になってきていますが、インテリア性を重視して白熱電球を使っている家庭もあります。白熱電球は電気をつけている間、非常に高温になるため、電源を入れっぱなしにしていると近くの紙類や布類が発火することがあります。
特に、ランプシェードや装飾用の布が接触すると危険です。白熱電球を使う場合はこまめに消灯し、消し忘れには十分注意しましょう。
安全に家電を使うための対策ポイント
ここまで紹介した家電は特に危険性が高いため注意が必要ですが、それ以外の家電についても使用後はしっかり電源を切る習慣をつけることが重要です。
電源を切るだけでなく、可能であればプラグをコンセントから抜いておくことで、待機電力による電気代の節約や事故の防止につながります。
また、プラグやコンセント部分にはほこりが溜まりやすく、そのほこりが原因で火災が起きることもあります。定期的にコンセント周りを掃除することで、ほこりによる事故を未然に防ぎましょう。さらに、延長コードやタコ足配線を使用する際は容量を超えないよう注意し、無理な使用方法を避けることも重要です。
家電の使用方法を改めて確認し、安全対策を徹底することで、家族全員が安心して暮らせる環境を整えましょう。